
1月20日㈬。
BSでテレビ放送した大森立嗣監督の映画『日日是好日(にちにちこれこうじつ)』を録画で見る。以前映画館で一度見たが、Sさんが見ていないのでいっしょに見た。
「茶道」⋯⋯自分には縁のない世界。根っから「形式」とか「型にはまる」とかいうのは苦手。そういうものは避けて通ってきた。
なのに、映画『日日是好日』はよかった。映画に見いってしまった。
主人公の典子(黒木華)は、お茶の作法がなかなか会得できない。「茶道教室」の武田先生(樹木希林)がいうようにはうまくいかない。人より不器用なのかもしれない。
本人は真剣。本人が真剣であるほど、見る側は笑ってしまう。その不器用さがかわいい。
いとこの美智子(多部未華子)のあとについて、一時的にとおもっていたのに、美智子が結婚でやめてからも、典子は、ひとりで通いつづける。
年月が流れていく⋯⋯。
いつからか、典子は自分でもわからぬまま「茶の湯」が生活の中心になっていた。
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映画の舞台はほとんど「武田先生の茶室」。もともとわたしは限定された舞台のなかで展開する映画やドラマが好き。
笑いではじまった映画なのに、いつのまにか黒木華が演じる典子のひたむきさに感動している。見ながら応援している。
さらにすごかったのが、茶道の先生を演じた樹木希林。
ユニークな役を演じるうまさには、これまでも何度となく遭遇している。
でも、この映画の役は至極まっとうな役。変化球がきかない。
樹木希林は、「茶道教室」の武田先生をきっちり演じているが、本当に「茶道教室」の先生みたいに姿勢正しく、気品があった。
映画は2018年10月13日の公開。
樹木希林さんは、同年の9月に75歳で亡くなっている。
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樹木希林の言葉。尻切れトンボですが⋯⋯。www.youtube.com