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『RX-V773の評価(Visual Soft)』のクチコミ掲示板

2012年 6月下旬 発売

RX-V773(N) [ゴールド]

AirPlay対応の7.2ch AVアンプ

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価格帯:¥―〜¥― (―店舗) メーカー希望小売価格(税別):¥88,000

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再生する黄金メンバーによるE.ランデブー

その他
幻の迷作?アルディメオラのPV

その他
黄金メンバーによるE.ランデブー

おまけの動画をアップします。どちらも30年前の映像です。

 1つめのPVはMTV黎明期みたいな出来で、全編は見ない方がいいかも(笑)。
83年ころに「横浜のデパートでディメオラのプロモーションビデオが流れていた」
という極めて不確かな情報を耳にしたのですが、このPVの情報は前にも後にも
この1件。そのおよそ25年後に実物を見る幸運に恵まれました。見た最初の感想は
ただひとつ「ホントにあったのか」(笑)。
 曲は83年作品の「SENARIO」のB面の(レコード世代なもので...)1曲目「SEQENCER」
レコードにこの曲だったかA面1曲目の「マタハリ」だったかの譜面が同封されてい
たのですが、覚えている人いるかなぁ?

 2つめは結構貴重かもしれません。TOUR DE FORCE(82年発売のライブ盤で
邦題は「ライヴ・ファンタジア」)のメンバーによるライブ映像です。「クルージン」、
「ネーナ」、「アドバンテージ」なども入っているのですが、この中から「エレクト
リック・ランデブー」を。ノリノリなロケン・ロールな場面を抜粋しました。実はこ
の曲が歴代のアルの曲の中でベスト3に入れたいほど好きな曲(あとスタジオ録音版の
「エレガントジプシー組曲」とかも)で、実際に演奏している映像を見たときかなり
興奮しました。

 30年前の映像の著作権がどういう扱いになるのかわかりませんが、削除されずOK
なら、やはり80年代前半ころの「スペイン高速悪魔」(嫌いも含めて多くのギター
好きの記憶に刻まれていると思います)もアップしたいと考えてします(動画投稿は次回
で終わりにします)。著作権ほかの事情でNGの場合はご了承ください。
 ネット動画ではチェックしていませんが、ひょっとしたらYOU TUBEなどで見られる
かもしれません。続きを見たい方はまずはネットで検索してみてください。

書込番号:16259791

ナイスクチコミ!0


スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/06/16 21:26(1年以上前)

再生するスペイン高速悪魔1

再生するスペイン高速悪魔2

その他
スペイン高速悪魔1

その他
スペイン高速悪魔2

 上からの続きで「スペイン高速悪魔」です。最初の速弾き(テーマ部分)と、
後半の速弾き(エンディングの入り口)から抜粋してみました。正確にはわか
りませんが78〜80年ころにブラジルのテレビ番組で放映されたコンサート映
像のようです。

 あの後退気味(笑)の髪型、大きな眼鏡、口髭、そして黒のレスポール。
あの頃のアル・ディ・メオラの古いファンが思い浮かべるイメージそのまん
まです(笑)。
 速弾きの最中の両手の映像もまぁ見られる程度の画質です。フレットの上
の左手ってこんな動きをしてたのですね。ずーっと長らく「謎」だった人も
多いんじゃないかと思います。

 ちょっとした余興の投稿でした。しばらくはアル・ディ・メオラからは離
れてレビューの続きを書こうと思っていますのでお楽しみに。

書込番号:16261506

ナイスクチコミ!0


kika-inuさん
クチコミ投稿数:984件Goodアンサー獲得:134件

2013/06/17 07:59(1年以上前)

T-KAWAさん おはようございます。

内容とは関係ないので、気に障ったら聞き流して下さい。

アップされている写真ですが、とても見難いです。

【panasonic BZT910 BDレコーダー(下段)】の写真ですが、ブレブレで見る以前の問題で論外です。

【P42VT33 & ラック】の写真ですが機器の配置レイアウトよりも、その他の必要ないモノが写りすぎでてごちゃごちゃしています。
例えば、TVと一緒に置いてあるハンディモップや、気泡緩衝材(エアキャップ、エアクッションとも呼ぶ)に入った何かしらの物体?、右側スピーカーのバックにあるボール?らしき物体、同スピーカーの下にあるビニール袋、ごちゃごちゃした配線、その他多数要らないモノが写るこんでいます。

公の場に写真アップする時は、よく考えて写真撮って下さい。

せっかく、いい事書いていても、写真がコレでは台無しです。

以上、写真をやっていた者からの苦言でした。

書込番号:16262957

ナイスクチコミ!4


スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/06/17 20:15(1年以上前)

RX-V773(本機)

JBL 4312M コンパクトモニター(4Ω)

BDレコーダー BZT910(下段)とBZT810(上段)

VT33とラック(棚板1枚とトレー2枚追加で約11,500円)

>kika-inuさん
 レスをありがとうございます。現在デジカメのミニUSB端子が接触不良で、充電にやや
難があり、撮り直しの最中に電池が切れると充電が面倒なので、基本的に出来がいまいち
でもその写真をアップしています。

しかしながら、ご指摘の2枚はやっぱり酷いですね(苦笑)。ちょっとアングルを変えてア
ップし直します。RX-V773(アンプ)の写真はこれでも三脚を使っているのですが、なんだ
か決まった出来になりません。微妙にブレがあるのですが、現在の機材ではこれが限界
です(泣)。
 まぁ最初の写真よりもマシになったと思うので、よろしければご覧ください。

書込番号:16264852

ナイスクチコミ!2


クチコミ投稿数:3770件Goodアンサー獲得:208件

2013/06/17 21:29(1年以上前)

T-KAWAさん。再度のアップご苦労様でした。
スピーカーのポールダンスに思わず笑ってしまいました(失礼しました)
重量によっては、そんな設置ができるんですね。うまい具合に内向きを逆手に利用しておられますし。

書込番号:16265166

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スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/06/26 16:10(1年以上前)

PAT METHENY

Tonny Williams

 VISUAL SOFT版第2回はセレクトライブアンダースカイ'92です。
長らく夏のJAZZの恒例コンサートだったSLUSですが、会場だった
読売イーストの近辺から苦情が出て、92年で終了となってしまいまし
た。確か翌93年はキースジャレットのソロだったかスタンダーズトリ
オのライブが行われましたが、以降は読売イーストで夏のJAZZライブ
が無くなったと記憶しています。
 私は87-89年、91年のステージを見にいきました。よってこの92年
のステージはテレビ観賞のみでのレポートです。87年のステージでは
開場間近のゲリラ豪雨→スピーカーに落雷で開演が4時間(だったか)
遅れたのが懐かしいですね。

 テレビ放映されたものが映像ソース(もちろんSD放送)で、日テレの
テレビ放映の映像ソースはかなり綺麗だった記憶があるのですが、ビ
デオデッキが旧式なのと、CM抜き(ビデオではCMを部分削除できないの
で、赤白黄端子接続でコピー中にCM部分で録画を一時停止して抜いてい
ました→ジョグ・シャトルダイヤルがあるとこの作業がかなり楽でした)
で一回コピーしているので映像はすこぶる悪いです。
 パットメセニーグループの「サードウィンド」で評価を書こうと思
ったのですが、久しぶりに見返したらなかなか楽しかったので、何曲
か挙げて評価します。

1.Pat Metheny Group Are You Going With Me?
 「ついておいで」の邦題で有名なこの曲、リズムのアクセントとな
 るすりこぎをこするような(金属製の筒をブラシで叩いて出している)
 パーカッションの音が綺麗に聴こえるので、いかにもこの曲を聴い
 ている気になります(笑)。似た作風の曲なら Good Bye (ライブ盤
 Travels に収録)の方が断然好きなのですが、この曲は「日本で受
 ける曲」として有名なためか、こちらがチョイスされたようです。

  各楽器の音離れも思ったより良好で、ライルメイズのキーボード
 のソロ(やや中音に近い高音)もスピーカーの高いところから独立し
 て聴こえるような感覚があります。ベースはやっぱり軽い(という
 より期待した以下の存在感というか)ですが、ちゃんと聴こえるの
 で良しとしましょう。

2.Pat Metheny Group Minuano(6/8)
  83年(だったか?)に発売のアルバム Still Life の1曲目。私の
 パットメセニーの歴代一位のお気に入りは、次のミディアムスロー
 の曲 So May It Secretly Begin です。ライルメイズのピアノソロが
 奇跡的なまでの素晴らしさ(に聴こえる)で、自動車で山道を運転する
 ときによく聴いていました。一般には一番人気らしい Last Train Home
 は狙いすぎな作曲で好きになれず、よくスキップで飛ばします(笑)。

  前半はスティーブ・ロドビーのアコースティックベースによるなめ
 らかかつアップテンポなリズムで、ウーファーが13cmだからか音離れ
 するほどではありませんが、ブーン・ブブーンというベースラインが
 しっかり聴こえます。

  個人的に好きになれないベース音はエディ・ゴメスとロン・カータ
 ー(!)で、エディゴメスはベースなのに「音が軽い」印象で、ロン・カ
 ーターのボンという「一音の余韻が短くドライブ感に乏しい 」印象。
 悪い見本が耳にあるので(苦笑)、それとの比較で、まぁいい方かなと。
  終盤でマリンバ(木琴)のソロとともに転調するところはいま見ても
 カッコいいですね。

3.Pat Metheny Group Third Wind
  この曲もかなり好きな曲です。Straight On Red とか「サンバの明る
 いリズムでややシリアスめのテーマ」というのはパットの得意との印象
 があります。同じく Still Life の収録曲ですが、スタジオ録音版のギ
 ターソロが抜群にカッコよく(派手めのフレーズから始まり、サンバのリ
 ズムに乗って弾きまくり→テーマの変調フレーズでアクセント→そのあ
 との弾きまくりから突然切れ味のあるサビのフレーズで決め)、ライブ版
 のギターソロは最初から明るいアレンジでイマイチです。この曲はやっ
 ぱりCDで聴いていたい。
  音の方は中音が中心ですがこもって聴こえるわけでもなくまぁ普通か。

4.V.S.O.P〜Tribute To Miles Davis So What
  ハービーハンコックトリオ + ウェイン・ショーター + ウォレス・ルー
 ニーによるVery Special Organized Persons(の略だったと思います)なバ
 ンド。
  演奏は勢いがいいだけであんまりよろしくありません。まぁ夏フェス
 なので、アップテンポでぐいぐいなウォーキングベースで演奏されるとそ
 れだけでOK。客席も当たり前のように乗せられて大盛り上がりです。
  ロン・カーターのブツ切れベースはもとより、ウェイン・ショーター
 のソロはテキトーで最低の出来。ウェインショーターには同じく87年の
 SLUSのスペシャルバンドでの極めつけの名演があるので、こんな演奏に
 騙されてはいけません(笑)。今は亡きトニー・ウィリアムスの「ソロ盛
 り上がり→タム連打」のルーティンが懐かしいですね。
  ちなみにマイルスを演じたウォレス・ルーニーは1年ほど前にCSフジで
 放映された「マイルスバンド・卒業生ライブ・アット・ビルボードライブ
 東京」でサングラスなどかけて相変わらずマイルスを演じていました。

  音は普通です。バスドラが腹に響くでもなく、ピアノで弾かれる高音も
 中音域の音で聴こえます。So What のテーマがベースの高音で弾かれるの
 ですが、これがまた軽い(笑)。でもこの曲の定番の演奏なのでまぁいいか。

書込番号:16297809

ナイスクチコミ!1


スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/06/26 16:16(1年以上前)

Larry Coryell 熱演

David Sanborn と聞いて思い浮かぶのがこういう画

Straight To The Heart

前からの続き

5.Larry Coryell Live From Bahia Vera Cruz
  ラリーコリエルによるラテンバンドで、これを観てラリーコリエルとい
 うギターリストを見なおした人は多いのではないでしょうか?アル・ディ
 ・メオラと86年のSLUS、90年発売の Super Gutar Trio And Friends
 (浜オヤジさんご紹介のLD)で共演したときは、リズムに乗れず、音を外し
 てばかりの下手なオヤジなのですが、このバンドでは水を得た魚のように
 縦横無尽にセミアコギターを弾きまくります。サビのコードによるトレモ
 ロプレイが客席を大いに盛り上げます。

  音はサックスほか管楽器の音離れがよく、テナーサックス、トランペッ
 トの音がはっきりと聴こえます。セミアコギターは淡白なイフェクターで
 実にセミアコらしい艶っぽい音色で、ジャジーではありますがこもっては
 いない抜けのよい明るい音がします。エコーがかかっていますが、アルと
 の共演と違って(笑)一音一音の音の粒揃いがよく、聴いていてとても心地
 いいですね。こりゃ盛り上がるワ。

6.Macus Miller Pro. featruring David Sanborn In a Sentimental Mood
  意外とデキるマーカスミラーによるバスクラリネットで始まるテーマに
 続いてデビッドサンボーンの登場で一気に客席はヒートアップ。これはフ
 ァンにはたまらんでしょうな(笑)。
  ちなみに私は88年のSLUSのサンボーンのライブを最前列のど真ん中で見
 た(当時のジャズライフ誌にライブレポートが掲載されました)経験があり、
 サンボーンのライブがいかに盛り上がるかを知っております。

  音は普通です。サンボーンのサックスはもともと特色のある音なので、
 ちょっとくらい音が悪くても「あのサンボーンのサックスの音」に聴こえ
 ます。マーカスのバスクラはボブミンツァーのそれ(ジャコパストリアスの
 ライブで聴けます)と比べると、もうちょっと音の出しようがあるんじゃな
 いかとも思いますが、余興でやる分には十分な演奏か。

6.Macus Miller Pro. featruring David Sanborn Sneak
  この曲ではギターがやや後ろの方から聴こえます。ステージのスピーカー
 の音を拾っているのかな? 本業に戻った(?)マーカスのベースは地を這う
 ような低音で、サックスも含めた全体の演奏は、音離れ云々というよりは
 奥行き感のある(空間を感じさせる)音で、全バンドの演奏の中で最もライ
 ブ感を感じました。

7.Macus Miller Pro. featruring David Sanborn Straight To The Heart
  サンボーンのライブの終盤に演奏される定番曲で、アルバム As we Speak
 (邦題「ささやくシルエット」)に収録。私は同じアルバムに収録されている
 タイトル曲の As We Speak の方が断然好きで、サンボーンのソプラノサッ
 クスの音が好き(Rush Hourでは全編、Straight〜でもちょっと演奏してい
 ますよね)なのですが、前にも後にもこのアルバムでしか演奏してないみた
 いです。

  前曲に続いてライブ感のある音で、サンボーンのサックスが泣いてくれ
 ればOKみたいな感じの演奏です。音の良しあしなど二の次に思えてきます。
 レビューでこういうことを書いてはいけないのですが(苦笑)。


市販のLDやDVDソフトでは、映像が白黒のボロでも音がリマスターされていた
りして驚くような音が出たりするのですが。テレビ放映のビデオテープ映像で
はさずがに限界が(汗)。しかしながら、それでも各楽器の音離れがよく、くっ
きりした音が出たりすることがわかりちょっと発見でした。このノリで次回は
セレクトライブアンダーザスカイ'87 Tribute To John Coltrane SPバンド(市
販のLDソフト)などを考えています。物好きな方はお楽しみに(笑)。

書込番号:16297823

ナイスクチコミ!1


スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/07/28 20:36(1年以上前)

LDソフト(1)

LDソフト(2)ランスルーの風景?

トリビュートトゥジョンコルトレーンSPカルテット

Dリーブマン・Mrシーツオブサウンド!

SELECT LIVE UNDER THE SKY '87
10TH ANNIVERSARRY TRIBUTE TO JOHN COLTRANE

 SLUSの10周年記念として企画されたスペシャルライブです。87年のSLUSは
ちょっとトラブルがあって、1日目の開場前に雷を伴った大雨(今でいうゲリ
ラ豪雨)が降り、会場のスピーカーに落雷。開催が危ぶまれましたが、4時間
遅れで6時過ぎに始まったと記憶しています。私2日とも読売イーストに観に
行きましたので。開催で作曲家の武満徹のメッセージが読まれ、風船とハト
が飛び開演。1日目のお目当てはGADD GANGとMILES DAVIS BANDで、MILESの
演奏は音は外すはかすれるはで、今ビデオで見返すと「練習して出直して
こい」と言いたくなります。ウェインショーターバンドの演奏は1日目と2日
目の演奏の違いが分からないほどで、「JAZZってその都度演奏が違うんでし
ょ。」などといわれていましたが、やっぱり楽譜があってその通り演奏して
いるんですね。特にパーカッションのソロが2日ともほとんど同じ演奏だった
のには苦笑いしてしまいました。

 とまぁこんなことを書いてくると「なーにがインプロヴィゼーションだよ
JAZZなんて大したことねーじゃん」となるのですが、そうではないのです。
2日目のトリの10周年記念のスペシャルバンドがすごかったのです。私はこの
セットは客席上段にあるコンソールルームのステージ向け照明のすぐ真下で
見ていました。なのでこの1曲終わると両手を掲げて拍手している客は私であ
る可能性が非常に高いです(笑)

 テーマが「ジョン・コルトレーンに捧ぐ」とあって、コアのメンバーがコ
ルトレーン研究家として知られるデイブ・リーブマン(SAX)とリッチー・バ
イラーク(P)。この二人が演奏のコンセプトを決め、どういう基準で招集さ
れたのかは不明ですが、この2人にジャック・ディジョネット(DS)、エディ・
ゴメス(B)、ウェイン・ショーターがゲストで参加といった印象でした。
 ドラムスはエルヴィン・ジョーンズが来そうなものですが、この人って独
自にコルトレーン・トリビュート企画(88年2月だったかに来日公演を見に行
きました)を持っていたのと、スケジュールやレコード会社の絡みで参加と
ならなかったのかもしれません。エディゴメスは前日のGADD GANGでの出演
の流れと思います。
 エルヴィンのトリビュート企画は「至上の愛」に代表される「荘厳さ」を
打ち出すものであったのに対し、こちらは「ライブアットビレッジバンガー
ド」や「マイフェイバリットシングス・ライブ」といった後期コルトレーン
の「求道性」すなわち「シーツオブサウンド」を打ち出すものであり、コン
セプトが合わなかったとも考えられます。
 「求道性」感じさせる演奏とあってとても見ごたえのあるステージとなり
ました。真剣で顔をしかめながらソプラノを吹きまくるデイブ・リーブマン
の演奏は人によっては「狂気」と映るかもしれませんが、この演奏がウェイ
ンの名演を引き出すのです。

Mr.PC(ポール・チェンバース)
 アトランティック時代を代表する曲なのに、インパルス時代のスタイルで
の演奏です。テナーサックスで奏でられる穏やかなコルトレーンのテナーの
演奏しか知らない人はのっけからの力のこもりすぎの熱演(ほとんど怪演)で
奏でられるこの曲を驚きをもって聴いたと思います。
 ソロの先発はデイブ・リーブマン。カイルベルズのソプラノサックスは独
特のやわらかな音色の楽器のはずなのに、それがとても尖鋭的で求道的で挑
発的な音となり、ぐいぐいと楽曲を引っ張っていきます。あたかも最初から
そう決まっていたかのような多くの音(シーツオブサウンドのスタイル)でソ
ロを吹きまくり、ベースとドラムスのリズム隊はサックスのソロに引っ張ら
れ、それをサポートするピアノとともに煽られて盛り上がります。
 リーブマンの扇動(先導)的なソロに続いてウェインのソロとなりますが、
デイブとは対照的に、少しずつ試すように音を出してソロを組み立てていき
ます。デイブのソロを意識してか途中から音数が増えていきますが、シーツ
オブサウンドのスタイルで吹きっぱなしのデイブのそれとは違い、長いフレ
ーズを吹いたら一息つく形で、メリハリをつけながら盛り上げていくのです
が、徐々に何をしていいのか分からなくなったようで、顔をしかめながら高
い音を多く出してもまとまることなく、最後には決めとなる一音もなく中途
半端に終わってしまいます。
 ただ、顔をしかめながらの高テンション演奏かつ、高音多用で吹きまくる
ので観客は「なんだかわからないけどステージの上はすごいことになってい
る」と思いソロが終わると大歓声。ハイ、私も高揚感を感じながらソリスト
たちに拍手していまいした。やや短い、しかし激しさのあるピアノソロのあ
とにウェインとデイブのユニゾンになるテーマに戻り演奏は終了。このユニ
ゾンも正確にはユニゾンではなく低音域でテーマを吹くデイブと同じく高音
域で吹くウェインによる二人オクターブ奏法というべきものでした。1曲目
から高テンションで客席は大歓声です。まぁ夏フェスはこうでなくては(笑)。
(続く)

書込番号:16413057

ナイスクチコミ!1


スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/07/28 21:04(1年以上前)

「やるじゃん」。このあとが名演なんです

インプレッションズ、熱演は続く

Eゴメスこのあとベースをブレーク

2.AFTER THE RAIN/NEIMA
 デイブ(SAX)とリッチー(P)のデュオによるバラードなんですが、前衛的な
サックスソロに続いてピアノが入ってきます。ピアノは美しいフレーズをお
となしく弾いているのですが、サックスはシーツオブサウンドのテンション
を引きずっており、あまりおとなしい演奏ではありません。スローバラード
なのに顔をしかめて吹いているって...(苦笑)。


3.INDIA/IMPRESSIONS
 メドレー。エディゴメスによる「マイワンアンドオンリーラブ」に似せた
ソロがイントロとなり、インディアに突入。テーマの前にウェインとデイブ
による静かなインタープレイがあるのですが、ウェインは慣れてきたのか、
デイブのフレーズをフォーローしながら気のきいた音を出していきます。
 ウェインとデイブによるオクターブ奏法っぽいテーマに続いてソロの先
発はウェイン。シーツオブサウンドへの意識がまだ過剰気味で、シーツオブ
サウンドに則ったいいフレーズを出したいあまり、力みがありリズムに乗り
切れておらず、たどたどしさがあちこちで目立ちます。シーツオブサウンド
の真似ごとで「ピロピロと吹いて」力を入れて「ピー」そんな感じ。いいソ
ロではないのですがビジュアル的にはOKでソロが終わると喝采です。野外
フェスなので客席を沸かせるにはパワーが必須なのです。客も「一生懸命な
ソロ」を見れば拍手と歓声を上げたくなるもの。
 続いてのリッチーのピアノソロ。テーマの変奏を挟むなどして、どちらか
といえばつなぎというのに近いです「あくまで主役はサックスなので」みた
いな。この人の癖だと思うのですが、時折グルーヴ感をぶった切るような現
代音楽風のキメを入れたりして、最後まで盛り上げフレーズも出ずにテーマ
に戻りソロが終わります。
 それを手渡しで受け取るようにデイブのソロがスルスルッと入ってきます。
シーツオブサウンドで音数が多い多い。コードに則っているわけでもなく、
おかしな即興の音階で作られたうねうねとしたソロが続いてどうなるかと思
っているとうまいことメロディックなフレーズを入れてきれいに終了。再び
テーマに戻りますが、最後にインプレッションズのテーマのさわりの部分だ
け演奏。そのあとドラムのやや長いソロがあり、ジャックがスティックを落
としそうになりながらリズムが転調し、「インプレッションズ」に突入。

 リズミックな曲調となりウェインとデイブの2人でテーマを演奏。デイブが
このテーマ部分の終わりでかなりカッコいいフレーズを吹きます。ウェィン
が「お?やるじゃん」とばかりにそれに反応して先発のソロ。
 これで何かが吹っ切れたのか、ウェインのソロはとても流ちょうなもので、
前2曲のソロのようなたどたどしさがなく、うまくリズムに乗ってウェイン
流のシーツオブサウンドのソロが進んでいきます。圧巻なのは途中でテーマ
の変奏フレーズで盛り上げるところで、本当に即興でこのフレーズだ出たと
感じられるところです。「ピー(高音のロングトーン)ブー(低音のロングトー
ン)」という2音に続いてとてもカッコいいフレーズが出てソロ終わり。かつ
て「ジャイアント・ステップ」を演奏したコルトレーンは自分が演奏したソ
ロについて訊かれて「僕こんなソロ吹けない...。」と答えたそうですが、
なんだかウェインにも同じことがいえそうです。「神が降りた」。このソロ
とソロの終わり方は見事なもので、これを知っているので、92年のテナーソ
ロがダメソロに聴こえるのです。
 続いてリッチーのピアノソロ。さっきのようなグルーヴ感ぶった切りの現
代音楽風ソロではなく、ジャズピアノらしい流ちょうなソロを弾いていきま
す。徐々に盛上ってリッチーの足でリズムをとっている映像がちらりと入っ
てピアノソロもキメ。デイブのソロに突入。シーツオブサウンドで音数の多
いソロのあと、突然ベースが「ブン・ブーン、ブ・ブーン」と転調してドラ
ムもそれに呼応。デイブもそれに乗り、ドラムのキメに合わせるようにサッ
クスも盛り上がりのキメフレーズ。そのあと終わり方を探るようにやや多い
音数を吹いたあとメロディックなフレーズをいれて終わり。ベースのエディ
もベースプレイをブレーク。再び長いドラムソロがあり、再びテーマが演奏
されて終わり。いやーいいですわ。このインプレッションズの演奏は。
 
 「ジャズってどんな音楽?」と訊かれてこの演奏を見せることはありませ
ん。だってブルースの要素が皆無なんだもん(笑)。しかし「ジョン・コルト
レーンのジャズってどんなの?」と訊かれたらこれは必須の1枚として見せて
あげたいですね。演奏後に画面下から頭の影が出てきて拍手する画が出て
きますが、この人物、かなり高い確率で私です(笑)。LDはここで終了して
しまいますが、このあとステージではこの日の出場者によるスペシャルジャ
ムセッションで「マイ・フェイバリット・シングス」が演奏され、そのあと
のアンコールで「アフロ・ブルー」が演奏されます。これがものすごくカッ
コいい演奏で、過去に見たジャズのライブの中で最高の1曲に入れているので
すが、レコード会社の権利問題で残念ながらソフト化されていません。でも
この場で見ていた人には強く印象に残った1曲になったと思います。デイブの
サックスによるテーマで先導され、そのあと怒涛の演奏...。収録はしていた
と思うので、日テレさんいつか是非!30年目である2017年にソフト化してく
ださい。
 
 ...って、YAMAHAのRX-V773音の評価になってないですね。私はビデオテー
プからDVDに落としたものを見ていますが、ソースがLDでAV用の高級ビデオテ
ープ(FUJI-FILM AV-Pro)に落としてもらいました(87年冬)。ビデオテープ音
源でも不満のないそこそこいい音なので、市販DVDではさらにクリアーないい
音で聴けるはずですよ。

 いつになるかわかりませんが次回は三上博史音楽ドラマ「チャンス!」
(93年)と「それが答えだ!」(97年)です。物好きな人はお楽しみに(笑)。

書込番号:16413168

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スレ主 T-KAWAさん
クチコミ投稿数:1545件 RX-V773(N) [ゴールド]のオーナーRX-V773(N) [ゴールド]の満足度5

2013/07/29 12:41(1年以上前)

あらら、1つ目の投稿の写真の表題に間違いがありました。5人なのでカルテット
ではなく「クインテット」です。
従いまして「トリビュートトゥジョンコルトレーンSPクインテット」となります。

ついでに出演者のクレジットも記しておきます。
英名の綴りは1つ目の投稿の写真2でどうぞ。

S.Sax デイブ・リーブマン
S.Sax ウェイン・ショーター
Piano リッチー・バイラーク
Bass エディ・ゴメス
Drums ジャック・ディジョネット


書込番号:16415042

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クチコミ投稿数:206件Goodアンサー獲得:8件

2013/07/29 20:28(1年以上前)

後継機種が出たので、このアンプを買おうかと思っております。

ユーザー様のレビューは大変参考になりますが、音楽のレビューは要らないと思います。

音の好みは人それぞれだと思いますし、私はクラッシックからヘビーメタルまで幅広く聞いていますので、出来ればヘビーメタルのDVDなどでの視聴評価があれば嬉しいんですがwww

書込番号:16416316 スマートフォンサイトからの書き込み

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RX-V773の評価(Visual Soft) 13 2013/07/29 20:28:38
オーディオ関連の事について詳しい方、教えて下さい 3 2013/06/08 21:20:06
”ピュアダイレクト”+”CR−185”が素晴らしいです! 0 2013/06/05 10:59:01
いい音してます。 11 2013/05/28 8:46:43

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RX-V773(N) [ゴールド]
ヤマハ

RX-V773(N) [ゴールド]

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