
レンタルチームID:8BB5KN
レギュGダブル(伝説・準伝説が一匹使用可能)で行われたPJCS2025予選第一回において使用した構築。最終152位で予選通過できました!

概要
黒馬毒寿司について



WCS2024で海外勢が使ってるのを見て興味が湧いたのが黒馬毒寿司を使うきっかけ。
下記のように黒馬・ドガス・寿司はそれぞれの組み合わせで強いシナジーがあります。
・相手の特性だけ妨害しつつ戦う黒バド+ガラルマタドガスの組み合わせ
・毒びしを撒いて寿司で時間稼ぎするガラルマタドガス+合体寿司のコンボ
・アストラルビットに対して悪テラ、ノマテラを切らせつつヘイラッシャのボディプレスで弱点を突く相性補完
ドガスにより相手の特性を、ヘイラッシャにより相手の積み技を封じられるため、インフレの極みであるレギュGのルールでも比較的遅めのテンポで戦える自分好みの構築でした。
黒馬毒寿司の主流は黒馬にメガネや珠を持たせて使い捨て、合体寿司に後を託す形です。しかしラッシャだけで相手を倒したり毒のターンを稼ぎきれるかは怪しく博打気味。それよりも黒馬を温存しつつ、合体寿司をフィニッシャーではなく相手の追い風トリル天候のターンや毒のターンを稼ぐ中継ぎとして扱い、倒されて合体解除した後に再度黒馬を降臨させて相手を倒しきる戦術の方が安定すると考えます。そこで黒馬は耐久調整して呪いの御札を持たせて大事に扱い、なおかつヘイラッシャに地ならしを持たせてS操作することで黒のいななきの餌を作りやすいようにしました。
黒馬毒寿司の弱点とその補完

黒馬毒寿司はレギュG第一期(2024年5月~8月)の終盤に現れた並びということもあり、レギュG第二期(2025年1月~)が始まるまでは認知度が低く仲間大会でも無双できました。ピヨリリィ杯でも優勝しています。ところがその後流行して対策もされやすくなります。黒馬毒寿司戦術の対策としてよくあるのは下記のポケモン達。ドガス寿司が物理偏重な耐久性能をしているため、特殊アタッカーによる対策を狙われやすいと言えます。
1,黒バドレックス![]()
ミラー戦。サイコキネシスでマタドガスをワンパンされます。黒バドミラーでは黒バドにテラスを切らないといけないため、マタドガスにテラス権は回せません。
2,ミライドン・タケルライコ![]()
![]()
ミライドンはイナズマドライブでテラスなしのヘイラッシャをワンパンでき、テラスしても天然を逆に利用されて流星群をフル火力で撃たれるため合体寿司にとって最大の天敵です。タケルライコはミライドンほどの火力はないものの同じ理由で苦手な相手といえます。
3,イーユイ![]()
レギュG第二期からザマゼンタや晴れパのお供として急増したポケモン。スカーフにより上から黒バドを縛ってくるうえ、悪テラスを切ってもバークアウトの追加効果を浴びてしまいます。寿司なら相性有利ですが合体を強制されてしまいイーユイ+特殊アタッカーの集中を受けるような状況になると苦しいです。
4,化身ランドロス![]()
マタドガスの弱点を突けるポケモン。ヘイラッシャからウェーブタックルを切っているため倒すのに時間がかかるのも厳しいところ。
5,モロバレル![]()
毒びし回収のできる毒タイプにメジャーポケモンは少ないですがモロバレルだけは例外。しかもヘイラッシャにクリスモ・胞子でちょっかいをかけられるため構築自体に刺さるポケモンといえます。
これらに対してはドガスと寿司のどちらかの選出を諦めることも視野に対応する必要があります。イッカネズミとマンムーの二匹を絡めることで下記の要領で弱点を補えると考えました。
イッカネズミ採用による弱点補完
イッカネズミ+黒バドレックスの並びは相性補完もよくサポートも噛み合っており強力です。ガラルマタドガスに代わってイッカネズミを選出した場合、黒バドレックス、タケルライコ、化身ランドロス、モロバレルに対して次のように対応できます。
・対黒バドレックス![]()
イッカネズミ+悪テラス黒バドの並びを作ることでアストラルビットを通さない布陣を作ることができ、相手の黒バドレックスに対して強くなれます。相手の黒バドレックスがノマテラ悪テラを切ったら裏のヘイラッシャのボディプレスで倒す流れで楽に戦えます。
・対タケルライコ![]()
黒バドを守らせながらイッカネズミの前歯でライコを削る→次のターン手助けアスビ、という流れで先発チョッキライコを仕留めることが可能です。タケルライコのバークアウトやエレキネットを被弾しないどころか、逆に黒の嘶きで能力を上げてしまえるため試合展開が圧倒的に優勢になります。
・対ランドロス![]()
手助けアスビでワンパンです。稀にゴーストテラバで黒バドに奇襲を仕掛けてくるものもいますが、隣にイッカネズミがいてこの指とまれのリスクがあるのにそこまで賭けてくることはないと思っています。
・対モロバレル![]()
モロバレル入りには毒びしを撒いてもすぐ消されてうまみがないのでドガス選出を控え、代わりにイッカネズミを出します。一見するとイッカネズミで有利に戦える相手ではなさそうですが、基本的にモロバレルは後発から出されるもので、イッカネズミで黒馬のサポートをしてテラス権を節約し、後発のヘイラッシャにテラス権を回す試合の流れができるとモロバレルの対応も楽になります。この構築ではヘイラッシャが鋼テラスでクリアスモッグを無効化できるようにしています。
マンムー採用による弱点補完
ミライドン、タケルライコ、イーユイ、化身ランドロス、モロバレルに対して強いマンムーの採用は黒馬毒寿司の強力な補完になります。このポケモンの欠点は使用率1位の水ウーラオスに弱いことですが、マンムーの選出対象のうち晴れパやザマゼンタは水ウーラオスを構築に入れることが少ないし、ミライドン構築や白馬構築の水ウーラオスとの戦いではイッカネズミや寿司が補ってくれます。
・対ミライドン![]()
電気技そのものを無効化できる地面タイプのため自由に電気技を撃たせません。なおかつフェアリーテラスなので流星群を無効化することもできます。ミライドン構築にはウーラオスやオーガポンのようにマンムーに強いポケモンも当然入っていますが、それらを黒バドで倒したりイッカネズミで攻撃を引き受けたりできればマンムーを暴れさせて試合を優勢に進めることができます。
・対イーユイ![]()
マンムーの厚い脂肪で炎技を弱点→等倍にできるのがポイントで、必要があればフェアリーテラスも切ってイーユイの炎悪攻撃両方に耐性をつけさせることができます。地震でイーユイはワンパン。草テラされたらつぶてで縛ることができ逃しません。イーユイとセットで入っていることの多いタケルライコ、ハバタクカミにも地震が効果的で、モロバレルやランドロスも氷技で弱点を突けます。黒馬やラッシャを隣においておくと相手側はマンムーへの単体攻撃集中を選び辛いため、守る地震でアドバンテージを取りやすいです。
このようにイッカネズミとマンムーの採用でミライドン、黒バドレックスはもちろん、モロバレル入りの白バド構築、イーユイ入りのザマゼンタ構築までカバーすることができるようになりました。その一方でカイオーガやテラパゴスは苦しいところ。これらはTier2の禁伝のため多少勝率が悪くなっても仕方ないと考え、まずはTier1のミライ黒馬白馬ザマに対する勝率を伸ばすことに注力しました。今回のマッチアップと予選結果にもそれが如実に現れています。構築の課題については記事の最後の方でも触れようと思います。

個別解説
■能力値(努力値 性格)と技・持ち物・特性
※能力値はHP-こうげき-ぼうぎょ-とくこう-とくぼう-すばやさの順
努力値はH→HP、A→攻撃、B→防御、C→特攻、D→特防、S→素早さ 未記載は無振り
バドレックス黒馬上
175-×-111-207-120-222(B84,C172,S252 おくびょう)
【アストラルビット、サイコキネシス、アンコール、まもる@のろいのおふだ/くろのいななき/テラス悪】
HB:水ウーラオス(A200)の水テラスすいりゅうれんだ急所☓3を高乱数耐え(75%)
主力となる禁伝枠。ミライドンやカイオーガに対してはガラルマタドガスで特性を抑え、黒バドレックスやザマゼンタに対してはイッカネズミの指フレガで守ってもらいながら戦います。
<技について>
主力の「アストラルビット」は必須。エスパー技は「サイコキネシス」を選択しました。状況次第ではワイドフォースやサイコショックの方がダメージを見込めることもありますが、モロバレルに対して安定して大ダメージを出してほしいのでこの技にしました。
「アンコール」は寿司、ドガスとの相性が大変優れている技です。寿司の合体に備えて守るで様子見をする相手をはめたり、毒状態の相手をハメて時間を稼いだりと様々な用途で使えます。迅雷、不意打ちをアンコールしてPPを枯渇させることでラス1バトルに勝つこともしばしばあります。
「まもる」は汎用技で、びっくりテラスや悪技ゴースト技による奇襲を受けやすいこのポケモンにとっては特に重要な技。ガラルマタドガスと並べている際は不可視の拳を無視して守れるのが偉いです。守るを押すことの裏目は相手の積み技ですが、それに対してはアンコールと天然寿司で対応できます。諸々の奇襲も考えて「とりあえず守るスタート」でも無難に強いです。
<持ち物、耐久調整について>
「のろいのおふだ」でアスビを強化しています。御札は命の珠と違ってダメージを負わないため、耐久調整もしやすく味方のサポートと合わせてこのポケモンを長持ちさせやすいです。スカーフ型の水ウーラオスは環境にも多いため水流連打耐えの調整は必須と言えるでしょう。それでも確定耐えではないし手助けが絡むと無理なのでゴツメイッカネズミやラッシャへの交代も駆使しながら対応します。
<性格、テラスタイプについて>
黒馬ミラーを意識して性格は「おくびょう」で最速。さらにテラスタイプ「あく」で弱点を補っています。テラスノーマルならアスビを無効にできますが、この構築ではフレンドガードネズミがいてアスビは痛くないし、はたき落とす・不意打ちやいたずらごころ電磁波にも耐性を持てる悪の方が汎用性で上回ると考えました。
ガラルマタドガス
172-×-154-105-120-83(H252,D236,S20 ずぶとい)
【マジカルシャイン、どくガス、どくびし、まもる@オボンのみ/かがくへんかガス/テラス水】
HB:グラードン(A222)のダブルダメージ断崖の剣を最高乱数以外耐え
HD:ミライドン(C205)の拘りメガネ+イナズマドライブを確定耐え
化学変化ガスで特性封じ、どくびしどくガスで毒撒きと他にはない仕事をこなせるポケモン。黒馬毒寿司の中核というイメージが持たれがちですが、この構築では刺さる相手にのみ選出し、それ以外には出さないスタンスです。そのためイッカネズミの方が選出は多くなり、マタドガスは見せポケとしての機能になることもあります。
<技について>
毒撒き及び毒を回す時間稼ぎのための「どくガス」「どくびし」「まもる」は必須。通常マタドガスと比べてフェアリー技が使えるため黒馬の苦手な悪タイプにも強いのがこのポケモンの長所ですが、そのフェアリー技は「マジカルシャイン」を選びました。専用技のワンダースチームは威力と追加効果がムーンフォースほど強力ではなく、毒ダメージと合わせて満遍なく削っていけるマジシャの方が使いやすいと感じたためです。ワイドガードに引っかかりますがワンダースチームがあったからワイドガードを克服できた・・という状況はそんなにないと思うので気にしていません。
<持ち物・性格・配分について>
性格「ずぶとい」で実数値を伸ばしています。グラードンに対してテラスを温存しながら断崖の剣を耐えられるのは大きいです。特殊耐久はミライドンのイナズマドライブ耐えでこれは必須。汎用性の高い持ち物「オボンのみ」でさらに耐久を増やしていますが挑発を撃たれることも増えてきたのでメンタルハーブもありだと思います。
<テラスタイプについて>
カイオーガ、水ウーラオス、ザマゼンタ、ザシアン、白バドレックスらの攻撃に耐性を持たせるためテラスタイプ「みず」を選びました。ただ、味方のヘイラッシャとタイプが被ってタケルライコに弱くなるためドラゴン辺りも視野に入りそうです。
ヘイラッシャ
235-121-183-×-86-77(H76,A4,B252,D4,S172 わんぱく)
【ボディプレス、いっちょうあがり、じならし、まもる@たべのこし/てんねん/テラスはがね】
S:合体時、準速100族(S152)抜き。じならし1回で最速黒バドレックス(S222)抜き。
天然による積み無効と合体による味方保護のおかげで時間稼ぎが得意なポケモン。毒ダメージと追い風トリル天候ターンを極力稼ぎ、倒れた後にシャリタツと黒馬で残った相手を倒していく展開を狙いたいです。
<技・性格について>
性格「わんぱく」で防御を最大化した配分で、さらに「いっちょうあがり」で補強します。実質366+の圧倒的な耐久数値によりゴリランダーや悪ウーラオスにも十分対応できます。上がった防御を活かした「ボディプレス」もタイプ不一致ながら強力で、黒馬に対してノマテラや悪テラを相手が切ってくれている場合は特に効果的です。
時間稼ぎの役目を担うポケモンなので「まもる」は必須。合体前の様子見にも使えるし、ウーラオスの攻撃だけ通して着地狩りを防ぐようなテクニカルな使い方もできます。晴れパを相手にした際、守る連打で迅雷をすかして晴れターンを稼ぐ戦術がなかなか効果的です。
最後の技として「じならし」を採用。ブーストエナジーで加速したポケモン(特にハバタクカミ・トドロクツキ)やニトロチャージ・スケイルショットで加速したコライドン、スカーフ持ちのポケモン、相手の黒バドらの素早さを抑えつつ満遍なく削ってこちらの黒バドレックスが上から制圧する状況を整えます。
<持ち物・配分について>
守ると相性の良い「たべのこし」で場持ちを良くします。あと5ポイントHPを伸ばせば回復量が増えるのですがボディプレスの威力増加に繋がる防御の方が大事なので妥協しました。
素早さは早めに設定。ウーラオスは地ならしすれば抜けるからと以前は遅めに設定していましたが、やはり素の状態で意地っ張りウーラオスを抜けると便利なことと、スカーフウーラオスも地ならしでSを落とせば抜けることが魅力だったので伸ばしました。
<テラスタイプについて>
当初はキノコの胞子対策で草テラスでしたが、今の環境ではそれよりもクリスモ対策の方が大事と感じ「はがね」にすることにしました。胞子と粉は通るのですが、いっちょうあがりで防御を極力上げておけば白バドらの攻撃がほとんど通らなくなり、起きたターンのボディプレスで大きなダメージを与えられます。クリスモ対策以外では暁ガチグマやレジドラゴの攻撃を耐えるのに役立ちます。
大抵の相手はラッシャのテラスを草と認識しています。そのためタケルライコがテラス読みで流星群を撃ってくれるなどミスリードを誘えることもしばしばです。
シャリタツ赤
143-×-81-189-115-134(B4,C252,S252 ひかえめ)
【だくりゅう、りゅうせいぐん、てだすけ、まもる@きあいのタスキ/しれいとう/テラスステラ】
基本的には合体パーツで、たれた姿のためヘイラッシャの一丁上がりで防御が上がるようになっています。命中不安な技ばかりですが基本は手助けにより黒バドの補佐をすることが多いです。
<技について>
水技は「だくりゅう」。命中不安があるので「なみのり」も検討しましたが味方を巻き込むために使える場面が限られておりやはり採用できずといったところ。ドラゴン技は「りゅうせいぐん」、このポケモンが戦うときはヘイラッシャが倒れた後の後半戦なので特攻ダウンは気にしません。
基本的には自身が殴るよりも「てだすけ」で黒バドを強化した方が命中安定だしいななきで強化もできます。ただ、ガオガエンやイーユイのようにアスビは通らないが濁流は通る、という相手も多いため濁流の火力があるのはありがたいです。
<性格・配分・持ち物・テラスタイプについて>
耐久面は「きあいのタスキ」に任せ、火力素早さに全振り、テラスタイプも「ステラ」にしたシンプルな型です。タスキがあると着地狩りで1ターンに二匹失う展開にならないのは良いですが、モロバレルの着地狩り胞子で眠らされることはかなり多いため防塵ゴーグルを持たせて耐久に振るのもありだと思いました。
イッカネズミ
180-×-132-×-95-135(H244,B236,S28 ずぶとい)
【いかりのまえば、てだすけ、このゆびとまれ、まもる@ゴツゴツメット/フレンドガード/テラス草】
HD:黒バドレックス(C217)の命の珠+サイコキネシスを確定耐え
S:味方のシャリタツ(S134)抜き
黒馬と相性補完の良いサポーター。フレンドガード、指で防御面をサポートします。ピッピと比べるとゴースト技のアストラルビットを受けない事が大きいです。
<技について>
「いかりのまえば」「てだすけ」を両立した珍しい型となっています。一見、黒馬より遅いため前歯は噛み合っていないし、手助けも前歯も火力補助のサポート技なので技の役割が被っているように見えます。とはいえ状況に応じて使い分けられるし、火力補助によって相手を倒しきり黒のいななきを発動できれば試合自体を圧倒的優勢に傾けられるため、両立する価値は十分にあります。特にチョッキライコは黒馬に守るを押させながら前歯で削る→次のターン手助けアストラルビットという流れで倒して嘶きの餌にすることが可能。この動きは他のチョッキポケモンとの対面にも応用できます。
ワイドガードの対策もできるフェイントは欲しい技の一つですが、相手側も警戒していることが多く使い方が難しいと感じたので不採用です。体感、1ターン目は警戒してワイドガード選ばず2ターン目に選んでくる人が多い印象です。
<持ち物について>
水ウーラオス悪ウーラオスのタスキを割るため「ゴツゴツメット」持ち。
<テラスタイプについて>
以前はゴーストやドラゴンなど揺れてましたが最終的には「くさ」をチョイスすることになりました。理由の第一はレジエレキ+化身ランドロスです。黒バドレックスのアストラルビットとイッカネズミの怒りの前歯でタスキレジエレキを落として寿司に繋げたいのにエレキランドからエレキネット+熱砂の嵐を撃たれるとイッカネズミが倒されてその目論見が狂ってしまいます。そのため電気と地面攻撃の両方を半減できる草テラで一回は耐えられるようにしました。もちろん、モロバレルやカイオーガの相手をする際も有用なテラスです。
マンムー
201-198-100-×-99-100(H124,A236,D148, いじっぱり)
【10まんばりき、つららおとし、じしん、こおりのつぶて@とつげきチョッキ/あついしぼう/テラスフェアリー】
HD:ミライドン(C187)の拘りメガネ+ハドロンエンジン+フェアリーテラスマジカルシャインダブルダメージを確定二発耐え
タイプ一致技で9タイプの弱点を突け、とりわけ黒馬毒寿司の苦手なイーユイ・ミライドン・タケルライコ・化身ランドロス・モロバレルの弱点を突けるのは頼りになります。攻撃面だけでなく特性の厚い脂肪を絡めた耐性面も優秀で環境に刺さるポケモンです。
<型について>
持ち物「とつげきチョッキ」、特性「あついしぼう」、テラス「フェアリー」の3つを複合させた独自の耐久面の持ち主。
フェアリーテラス+厚い脂肪によりイーユイ、パオジアンの攻撃をすべて半減可能。テラスしなくてもチョッキによりカミユイのムンフォ熱風も耐えます。この耐性によって相手の攻撃を凌いで「じしん」で返すことでイーユイを倒す、タケルライコをアスビ圏内に追い込むなどの大きなダメージを与えることができ、「こおりのつぶて」によって自身でとどめを刺しにいくことも可能です。味方には浮いているポケモンがいないので地震に巻き込まれますが、毒寿司というコンセプト上、守るの搭載率が高く無難に味方守るをしながら地震を撃てます。
フェアリーテラスには他にもコライドンの格闘技やミライドン・タケルライコのドラゴン技に耐性をつけられるメリットもあります。欠点は鋼弱点を消せないことですが、291kgのマンムーはヘビーボンバーで受けるダメージが少なく、ザマゼンタからの攻撃でも威力60となります。
マンムーとガラルマタドガスを並べると厚い脂肪が無効になってしまい炎技でマンムーがあっさりやられることもあるので注意。そもそも型破りで脂肪を無視する炎オーガポンにも注意です。
主な選出
vsバドレックス白馬上
基本は初手黒バドの圧で相手の白馬にテラスを切らせ、合体寿司でトリルターンを凌ぎ、寿司が倒されたら再度の黒馬で相手を倒していく流れになります。
- vsイーユイ入りもしくはドーブル入り


先発:黒バドレックス+マンムー 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
白馬構築のイーユイもしくはドーブルは先発に出されやすく、それらをまず倒してから寿司に繋ぎます。イーユイは地震、ドーブルはタスキを見据えて礫+サイキネの集中で倒します。相手がウーラオスを先発に出してきて出し負けたらヘイラッシャに交代して立て直したいです。
- vsトドロクツキ入り

先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
モロバレル入り白馬構築にはガラルマタドガスを出しませんが、トドロクツキが入っている場合は例外。トドロクツキのはたき落とすが寿司にとって厄介なので可能なら先発で対処しておきたいです。マタドガスのフェアリー技でトドロクツキを脅してテラスや守るを強要し、特に守るであればアンコールでハメます。オリジナルの白馬ツキ構築(リージョナル優勝準優勝)はモロバレルにクリスモを搭載していないはずなのでヘイラッシャに鋼テラを残しておく必要はないと思います。予選1週間前から台頭してきた並びなのでここへの選出はじっくり詰めきれておらず、マンムーかイッカネズミを先発させるパターンも試していいかもしれないです。
- vsレジエレキ+ランドロス入り


先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
レジエレキ+化身ランドロスを初手に出されることが多く、普通に指アスビをするだけではエレキネット熱砂の嵐にパワー負けして裏の寿司でも対応できずに負けます。イッカネズミに草テラを切って突っ張り、アストラルビット→前歯でタスキレジエレキを倒すと電気枠を失った相手を寿司で詰めることができます。
- vs毒タイプ入り

先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
前提としてモロバレルはじめ毒タイプのポケモンは毒びしを消すために後発から出てきます。黒バドをイッカネズミで大事に守りつつ戦い、後発から毒タイプが出てきたらそれを黒バドレックスで倒します。モロバレルに対してはサイキネだけでは打点が足りず、手助けサイキネやいっちょうあがりサイキネの集中を仕掛けにいきます。そこで守られるリスクも当然ありますが、「守るがある=クリアスモッグは切ってる」とほぼ断定できるので寿司側での対応ができます。
- vs上記のいずれでもない白馬構築

先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
バレルなしの白バド構築はタケルライコが寿司対策を担うケースがほとんどです。ライコに毒を入れられるよう、相手の先発にライコがいるなら毒ガス、後発にいそうならどくびしをまずは狙っていきます。
vsバドレックス黒馬上
先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
ガラルマタドガスもマンムーも相手の黒バドには分が悪いため、この出し方でほぼ決まりです。こちらの黒馬に悪テラスを切ってイッカ悪黒馬の並びを作り、アストラルビットが通らないようにします。相手の黒馬も基本的にはテラスを切ってきますが、ノマテラ・悪テラならヘイラッシャのボディプレスで後から一撃で倒せるので放置でも良いです。相手の黒バドの隣にイッカネズミやガラルマタドガスがいるならそっちに手助けサイコキネシスを撃って倒します。
唯一例外としてガラルマタドガスを出すのは、オーロンゲやピッピが入っていて瞑想ドレインキッス型だと断定できる(=サイコキネシスを持っていない)ケースです。相手の積みに毒撒きが刺さりますが毒ダメージだけだと回復が追いついてしまうこともあるので毒びしを可能なら二回撒いておきたいところ。
vsミライドン
先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:イッカネズミ+マンムー
寿司がミライドンエルフーンにカモられてしまうのでそれ以外の4匹で対応するのが原則。エルフーンミライドン先発で入ってくる相手もいれば、ウーラオスリキキリンから入ってくる相手もいます。前者はエルフーンやミライドンの特性発動を遅らせながら黒バドレックスの攻撃を通し楽に勝てます。後者はウーラオスの水流連打を黒バドで守る(ガスで拳無効)、あるいはイッカネズミ交代でゴツメに触らせるなどして時間を稼ぎその間の毒ガスやマジカルシャインも絡めてダメージを蓄積させ倒します。ウーラオス撃破に成功したら後はマンムーでエルフーンミライドンを倒していきます。
ミライドン構築にも例外的に合体寿司を選出するケースがあり、それはガチキリンを相手した時です。鋼テラヘイラッシャを駆使してトリルを凌ぎつつガチグマにボディプレスで反撃します。
vsザマゼンタ
黒馬も寿司もザマゼンタには相性有利ですが、だからこそ対策もしっかりされているので注意して立ち回る必要があります。黒い霧パオジアン、黒い霧カイリューは比較的よく見かけますし、これらやザマゼンタに対しては合体しない状態でも高い防御とボディプレスを活かして十分立ち回れるので合体を渋りながら戦うのも有効です。なおガラルマタドガスの出番はありません。ザマゼンタに毒は通用しないし、高種族値で固めるザマ構築に特性封じが刺さることはほぼないためです。
- vsイーユイ入り

先発:ヘイラッシャ+マンムー 後発:黒バドレックス+シャリタツ
合体をちらつかせながらヘイラッシャ守る、マンムー地震でイーユイやタケルライコ、ハバタクカミに大きなダメージを与え、次のターンに合体に繋げるのがベスト。マンムーが初手でフェアリーテラスを切るかどうかの判断は正解がなく難しいところですが、チョッキのおかげでオーバーヒートを絡めた集中攻撃でしか倒されない(ヘイラッシャが横にいるのに集中するのは難しい)のでカミユイやユイライコであればテラスなしで動いても良いと思います。ザマゼンタが先発にいるならフェアリーテラスを切ることになりますが、ヘビーボンバーを撃たれても威力60相当で半分程度しか削れないので鋼技の心配はありません。
- vsイーユイなし

先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
単体技をイッカネズミで吸い取りつつ、黒バドを通します。イッカネズミはザマゼンタにワンパンされますが、一度でも攻撃を吸ってゴツメのダメージを当てられるのは大きいですし、倒されるのを惜しむならヘイラッシャに交代して受けても問題ないです。
vsザシアン
先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
構築全体が単体技かつ接触技中心なのでイッカネズミの指で攻撃を吸ってゴツメダメージも与えつつ戦うのが楽です。黒馬も寿司もザシアンに対しては強いため相性有利ではありますが、パオジアンが絡むとイッカネズミを災の剣巨獣斬でワンパン→続けて噛み砕くが黒馬に通ってしまうという展開になる危険もあるので黒馬の悪テラは惜しまず切りましょう。
レジドラゴは体感選出率が低く、出てきても鋼テララッシャで対応できるためガラルマタドガスを入れる必要まではないかなと思っています。
vsコライドン
ザマゼンタと同じく格闘タイプの禁伝で黒バド、寿司の両方で有利をとれます。選出パターンの分岐も同じくイーユイ次第です。
- vsイーユイ入り

先発:ヘイラッシャ+マンムー 後発:黒バドレックス+シャリタツ
vsザマゼンタと比べ、晴れの爆発力に注意する必要があります。コライドンバックからのイーユイ晴れオバヒでマンムーが吹き飛ばされることもあるので、フェアリーテラスはなるだけ切る方向で良いと思います。
合体寿司の守るでなるだけ晴れのターンを稼いで、晴れを終わらせてから黒馬に繋ぎたいところで、不発守るの連打でタケルライコの迅雷を透かすのもターン凌ぎには有効です。ハバタクカミの古代活性及びコライドンのスケイルショット・ニトロチャージは地ならしで相殺しておけると黒馬が喜びます。
- vsイーユイなし

先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
ガラルマタドガスは天候封じだけでなくタイプでコライドンに有利。ブラッキーやハバタクカミから挑発が飛んできやすいのでガラルマタドガスは毒撒きにこだわらずマジカルシャインで攻撃を選択していっても良いと思います。
vsグラードン
予選では一回も当たりませんでした。どう組んでも命中不安を抱えるポケモンなので使用を避ける人が多いのかもしれないです。
- vsオーロンゲ入りorヤミラミ入り

先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
いたずらごころを一旦封じつつ黒バドの攻撃を通します。断崖を避けるなどして余裕があればアンコールを狙っても良いでしょう。
ヤミラミオーロンゲは一致イカサマで黒馬を倒してくることもあるため悪テラを切って動くのが無難。そうするとマタドガスがテラスできませんが、素でも断崖の剣は耐えるので問題ないです。拘りハチマキや地面テラスはちょっと厳しい。
- vsオーロンゲ・ヤミラミなし

先発:黒バドレックス+ヘイラッシャ 後発:シャリタツ+イッカネズミorガラルマタドガスorマンムー
ハバタクカミ+グラードンの初手がくることが多く、まずは黒バドラッシャで守るを使ってハバタクカミにノマテラを吐かせ、合体ボディプレスでそれを倒すのが良いかと思っています。ノマテラしてこなかった場合はタスキなので合体地ならしで削ってラッシャが倒されたら黒馬で縛りましょう。トリルされた場合は仕方がないので合体寿司でターンを稼ぎます。
vsカイオーガ
先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
最も不利な相手。たとえモロバレルやハリーマンが入っていて毒びしの通りが悪そうであっても雨降らしを封じなければ勝負にならないのでマタドガスを選出します。トルネオーガのような速攻タイプなら、ガラルマタドガスにテラスを切って潮吹きを耐えつつ毒をまいて寿司で時間を稼ぐ流れで対応したいです。
瞑想オーガにはアンコールが効果的。特防を上げ続けられるとアストラルビットでも倒せなくなりますが、そこは毒ガスによる定数ダメージ削りと合体ヘイラッシャで補えます。
vsテラパゴス
- vsドーブル入り

先発:黒バドレックス+マンムー 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
つぶてサイキネでドーブルを倒し、デコレーションを防ぐのが勝利の絶対条件となります。予選を抜けているキムさんの構築のような後発合体寿司のパターンは、ドーブルを倒して寿司バトルに持ち込めば匹数有利のTODで勝てるので粘りましょう。
- vsドーブルなし

先発:黒バドレックス+ガラルマタドガス 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
ドガスを見ると毒ガスを警戒して身代わりから入ってくることが多く、その身代わりや身代わり後の瞑想守るのアンコールを狙います。イッカネズミの前歯も一見するとテラスシェルには有効なのですが、それを警戒してテラクラスターでガンガン突っ張ってこられるとアンコールもできず厳しいので、ドガスで相手の補助技を誘う方が勝ちに近づきそうだとは思っています。
vsルナアーラ
先発:黒バドレックス+イッカネズミ 後発:ヘイラッシャ+シャリタツ
黒バドと対面したルナアーラはほぼ間違いなくテラスを切るため、イッカネズミの怒りの前歯をルナアーラ方向に撃っておくとファントムガードを効率よく剥がせます。ルナアーラは基本的に瞑想かメテオビームで先に能力を上げてから殴ろうとしてくるのでそれをアンコールできると有利に試合を進められます。
トリル型は厳し目。合体寿司でターンを稼ぐしかありませんが天然無視のシャドーレイや隣のガチグマ・タケルライコの攻撃が痛いです。
課題と改善点


予選は抜けられたものの、カイオーガ、テラパゴスに負け越す形となってしました。マンムーではなくテツノカイナを入れてオードソックスな形にしていれば多少はマシになるのですが、イーユイ・タケルライコ・ランドロス・モロバレルらにあまり強くないのがネックです。レギュGで苦手構築に勝てないのは仕方がないもので、使用率上位の黒馬白馬ミライコライザマに勝てればヨシと考えて割り切るのもありだとは思っています。
一般枠のポケモンではモロバレルがずっと増加傾向にあり、寿司にとってはやはり厳しい相手となります。対策案の一つとしてシャリタツの耐久を伸ばしてタスキを外して防塵ゴーグルをもたせるのも良いかなと考えました。ヘイラッシャがいかにモロバレルにはめられたとしても、着地狩りさえされなければシャリタツ+黒バドの並びでいくらでも捲れるからです。
メン限配信ではシャリタツをゴーグルにしてマタドガスにタスキを回した形を試してみており、下記がそのレンタルになります。

対戦動画
4/19の昼15時から上記のレンタルを使ってライブ配信を行います。
www.youtube.com
また、メンバー限定配信ではPJCS期間以前からこの構築を使っており、細かい構築の変遷を見ていくこともできます。
アーカイブを見たい方はぜひ、メンバーシップ登録をご検討ください。
メンバーシップ登録リンク
https://www.youtube.com/channel/UCkvWK0Rdshkb86MmbMWoHrA/join