このシリーズは、次の「その3」で完結するつもりなのだが、ひとつだけ「番外編」をお届けする。
分類としては、「1. 傍線/下線が引かれている、書き込みがある」に入ると思うのだが、辞書の小口に書き込みがあるパターンだ。
買ってきた状態のままだと、辞書の小口にはいくつパターンがある。
- 何も印字されていないもの
- "爪"(インデックス)だけあるもの
- "爪"に「あいう……」や「ABC……」まで書かれたもの
何も印字されていない場合は、蛍光マーカーなどを使って自分で作ると使いやすくなる。こんな具合に。

これは、わたしが持っている『現代形容詞用法辞典』『現代副詞用法辞典』『現代擬音語擬態語用法辞典』。参考記事はこちら。
爪はあっても、「あいう……」や「ABC……」の印字がない場合は、それを書き足すといい。わたしは高校のとき、漢和辞典の小口に部首インデックスを書き込んだことがある(あんまり訳には立たなかった記憶がある)。
さて、こんな風に所有者がカスタマイズした辞書が古書市場に流れることもあるわけで――
あるとき手に入れた『ジーニアス英和辞典』初版3刷(1990年)は、

小口がこんな風にカラフルにカスタマイズされていた。しかも、小口はそれなりに汚れているので、きっとそれなりにちゃんと活用したに違いない(中身にチェックとき書き込みはなかった)。
が、実はカスタマイズは小口だけではなかったのだ。
天を見たら――

なんと、LOVELY! うん。たしかにラブリーだよw
これ、元の所有者は間違いなく女の子だったんだろうなぁ……。古書の価値としてはマイナスかもしれないが、これはつい許してしまう。