以下の内容はhttps://bakoji.hatenablog.com/entry/sunson20260215STEVE_CROPPERより取得しました。


山下達郎サンデーソングブック2026年2月15日『スティーヴ・クロッパー追悼 PART2:SONGS WRITTEN BY STEVE CROPPER』

曲紹介の一部を要約して掲載しています。YouTubeに音源があるものはリンクを張っていますが、オンエアされたものと同じヴァージョンとは限りません。


1. PAPER DOLL / 山下達郎  '78
2. IN THE MIDNIGHT HOUR / WILSON PICKETT '65
3. SEE-SAW / DON COVAY '65
4. KNOCK ON WOOD / EDDIE FLOYD '66
5. 634-5789 / WILSON PICKETT '66
6. 634-5789 / EDDIE FLOYD  '66
7. SOOKIE SOOKIE / DON COVAY '68
8. (SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY / OTIS REDDING '68
9. THE HAPPY SONG (DUM-DUM-DE-DE-DE-DUM-DUM) / OTIS REDDING '68
10. STAY BABY STAY / JOHNNY DAYE '68
11. OLE MAN TROUBLE / OTIS REDDING  '65


2月1日は「ノンストップ・スティーヴ・クロッパー」、
ギタリストとしてのスティーヴ・クロッパーの作品を色々とノンストップでお聴きいただきました。
スティーヴ・クロッパーは作曲家としても、60年代サザンソウル、きら星のごとくヒット曲がございます。
今日はソングライターとしてのスティーヴ・クロッパーを取り上げつつ、追悼特集のパート2としたいと思います。
本日はもう本当に、いわゆるベタというか、大ヒット曲がどんどん続きますので、お楽しみいただけると思います。


で、先々週も申し上げましたが、私スティーヴ・クロッパーのギターの音が好きだったので、テレキャスターに自分の楽器を選びました。
でも、テレキャスター使ってる人たくさんおりますし、70年代80年代いろんな音楽を聴きましたので、本当の意味でのスティーヴ・クロッパーのあのスタイルというのを受け継いでるわけではありません。
むしろ、例えばRCサクセションのチャボさんとか、ああいう方々の方が、全然そうした意味では近いんですけども。
でも、テレキャスターの音という意味では本当に影響を受けました。
そんな中での一曲。
1978年の私のアルバム『GO AHEAD!』から「PAPER DOLL」
PAPER DOLL / 山下達郎

 

スティーヴ・クロッパーという人はギタリストですけれども、スタックス・レーベルの専属ギタリストでありまして。
スタックス・レーベルのレコーディングを、ほとんど請け負っている。
そのメンバーがブッカー・T&ザ・MG’sという、アル・ジャクソン(ドラムス)、ドナルド・“ダック”・ダン(ベース)、途中からですけど。
それからブッカー・T・ジョーンズ(キーボード)、そしてスティーヴ・クロッパーのギターと。これにメンフィス・ホーンズというホーン・セクションが加わりまして、スタックスの60年代のレコーディングはほとんどこの人たちがやっているという。

インディー・レーベルなので、スタジオがいつも同じです。
で、アンプの置いてある位置も同じで、ほとんど動かしたことがないので、ずーっと同じ音がします。
それが素晴らしいという。
理屈はともかく。
で、スタックス・レーベルがアトランティックの配給になりましたから、ヒット曲がどんどん出てきます。
今日はそれを時系列順に、古い順から代表曲をお聴きいただきたいと思います。


まず1965年、ウィルソン・ピケット。
アラバマ出身ですけれども、デトロイトに行ってファルコンズというボーカルグループで名を成しまして。
南部に戻ってきまして、ソロシンガーとしてたくさんヒット曲が出ますが、その一番最初の出世作。
1965年、全米R&Bチャート・ナンバーワン、全米21位。
ウィルソン・ピケットとスティーヴ・クロッパーの共作。
IN THE MIDNIGHT HOUR / WILSON PICKETT 

 

お次は同じ年、1965年。
ドン・コヴェイ。サウスカロライナ生まれのR&Bシンガー。
大変有名な人ですけれども、この人は作曲の能力もありまして。
ドン・コヴェイとスティーヴ・クロッパーが共作したこの曲は、1965年R&Bチャート5位。
68年にアレサ・フランクリンがシングルカットして、これもR&Bチャート・ベストテンヒット、ミリオンセラーになりました。
アレサの方が有名ですけれども、オリジナルはこのドン・コヴェイとスティーヴ・クロッパーの共作による作品です。
SEE-SAW / DON COVAY 

 

次の曲は、本当に、スタックスといえばこの曲と言っていいほどの人気曲で、幾多のカバーバージョンもあります。
スティーヴ・クロッパーと共作して歌っておりますのが、エディ・フロイド。
アラバマ出身のサザンの南部人ですけれども。
この人もウィルソン・ピケットと同じで、ファルコンズというグループでデトロイトでやっておりましたが、また南部に下がってきまして。
66年、この曲で全米R&Bチャート・ナンバーワン。スタンダード中のスタンダード。
KNOCK ON WOOD / EDDIE FLOYD

 

エディ・フロイドは作曲家としてもたくさんヒットがあります。
この次のセカンドヒットの「Raise Your Hand」というのもたくさんカバーがありますが。
同じ66年にウィルソン・ピケットでヒットしたこのナンバー、エディ・フロイドとスティーヴ・クロッパーの共作。
全米R&Bチャート・ナンバーワン。7週間もナンバーワン。
これがウィルソン・ピケットの最大ヒットと言えます。
女の子に電話番号を教えて、俺に連絡してくれという、そう口説く歌です。
すごく人気がある曲。「634-5789」。
634の5789に電話してくれ。
中学の頃、こういうの聴いてると「何それ?なんか臭いよね?なんか油っぽいよね?」とかそういうようなことを言われましたが。
それがいいんですけどね。なかなか隔世の感があります。
今はもう本当にこういうのがラジオで平気で流れる時代になりました。
634-5789 / WILSON PICKETT

 

エディ・フロイドのバージョンもついでにかけちゃおうかな。
こういう時じゃないとかからないから。
同じ66年にですね、エディ・フロイドもこの「634-5789」、レコーディングしておりますので。
634-5789 / EDDIE FLOYD

 

もう一曲、66年の曲。
再びドン・コヴェイの登場です。
スティーヴ・クロッパー、ドン・コヴェイのコンビ。
これはドン・コヴェイもレコーディングしておりますけれども、ロイ・トンプソンというドラマーでシンガーの人がいますが、それが67年にR&Bチャート43位というチャートを記録しております。
それよりも日本では、ステッペンウルフの「Magic Carpet Ride」のB面に入っておりまして。
グループ・サウンズの皆さんやっていた、タイトルが「Sookie Sookie」という曲なんですが、「スキスキスキスキスキスキス」で日本語になんかニュアンスがあるので、とても人気のあった曲であります。
ステッペンウルフのバージョンも素晴らしいんですけども、やっぱりオリジナルで今日はお聴きをいただきます。
SOOKIE SOOKIE / DON COVAY

 

前半お聴きいただいて分かりますように、全部同じ音がしてます。
同じようにモータウンも同じ音をしております
要するにオケのメンバーは同じで歌手が違ってるだけという。
フィラデルフィアもそうですし。そういうスタジオの音というのがスタイルを作っているという、60年代ならではのインディーの世界でございます。
その中でひと際輝くスティーヴ・クロッパーの音色。

60年代スタックスの象徴するシンガーはオーティス・レディングでございます。
1968年12月に、ツアー行くときに飛行機が故障して墜落しまして、26歳ちょっとの若さで亡くなってしまいました。
亡くなる3日前に録音した曲、スティーヴ・クロッパーとの共作なんですけども、これをスティーヴ・クロッパーがトラックを完成させて、68年に発売しました。
これがオーティス・レディングの死後の作品で、全米で3週間ナンバーワン、R&Bチャートでは4週間ナンバーワン。
オーティス・レディングの代表曲になりました。
どなたもご存知の、1968年のオーティス・レディング。「(Sittin’ On) The Dock of the Bay」。
このレコーディングの3日後に亡くなってしまったということは、これ仮歌ですね。
仮歌でこのクオリティ。すごい。
(SITTIN' ON) THE DOCK OF THE BAY / OTIS REDDING

 

こんな形でスティーヴ・クロッパーはスタックスのあらゆるシンガーと一緒に仕事をして、共作をしております。
オーティス・レディングともたくさん共作をしてますが、私の大好きな一曲を。
同じ1968年、オーティス・レディングの死後に発売されました。
R&Bチャート10位。「The Happy Song」。
死後発売されました『The Immortal Otis Redding』というアルバムに入ってます。
このアルバムが一番やっぱり愛着があります、私。
オーティス・レディングは、歌にナルシシズムがないと言いましょうかですね、内気な人なので、こう、内省的と言いましょうか、抑制が効いてる。
その中でのこう力というか、そういうものを感じさせます。
THE HAPPY SONG (DUM-DUM-DE-DE-DE-DUM-DUM) / OTIS REDDING

 

私の大好きな、これはヒットしておりませんけども、歌っているのがジョニー・デイという、この人は白人シンガーなんですが、いわゆるブルー・アイド・ソウルの人です。ピッツバーグ生まれですけども、スタックスで何枚かシングルを出しております。
その中でも本当に大好きな一曲。
スティーヴ・クロッパーとの共作。
68年のジョニー・デイ、「Stay Baby Stay」。
STAY BABY STAY / JOHNNY DAYE

 

今日の最後ですが、私、中学の時、一番最初に聴いたオーティス・レディングのアルバムが『Otis Blue』という65年のアルバムなんですが、この1曲目に入っております「Ole Man Trouble」という曲がありまして。
このギターのイントロで「なんだこれは!すごいな!」、これがスティーヴ・クロッパーだったので非常に意識するようになりました。
でもその時はスティーヴ・クロッパーの名前知りませんからね。

この曲は1965年のオーティスのシングル「Respect」、アレサ・フランクリンで大ヒットした曲ですけれども、このカップリングで65年にシングルとしてリリースされました。
何しろもうこのギターのパッセージと言いましょうかですね、これが大変に特徴があります。
オーティス・レディングの自作の曲ですが、「Ole Man Trouble」。
これでスティーヴ・クロッパー追悼特集、お開きにしたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
OLE MAN TROUBLE / OTIS REDDING

 

 

 

 

 




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