番組中の曲解説の主要な部分を書き起こしています。

1. DREAMING GIRL / 山下達郎 '96
2. COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE / THE SPINNERS '73
3. LOOK ON THE GOOD SIDE / THE INVITATIONS '74
4. LOVE AT LAST / THE MODULATIONS '75
5. IT REALLY HURTS / THE TRUE REFLECTION '73
6. CLOSER THAN CLOSE / THE STYLISTICS '81
7. OOPS IT JUST SLIPPED OUT / THE COURTSHIPS '73
8. YOU'RE MY LATEST, MY GREATEST INSPIRATION / TEDDY PENDERGRASS '81
先週に引き続き「フィリー・ソウルで棚から一つかみ」
もう、3月はフィリー・ソウル月間となってしまいました。
ですが、かけたい曲は、いくらでもありますので(笑)
本当になんて言いましょうか、リスナーの方々の反応がものすごく良いので、気を良くしてですね、ちょっと、のせられて。
そういう感じでございます。
季節がら「ドリーミング・ガール」たくさんいただいております。
まだちょっと気が早い感じもいたしますが。
『達郎さんは、嫌いな音楽のジャンルはありますか。』
こういう質問よくいただくんですけど。
ありますが、そんなことを番組で発信するだけ時間の無駄なので、好きなものだけ申し上げる番組にしております。
超常連の皆さん、いつもありがとうございます。
おなじみ「ドリーミング・ガール」
DREAMING GIRL / 山下達郎
フィラデルフィア・ソウルといってもですね、みんなネイティブ・ペンシルバニアじゃない人たちが、フィラデルフィアのスタジオに集まりまして。
ミュージシャン、シンガー、ソングライターそういうものが集合しまして。
そうした60年代から70年代の、このフィリーと言われる音を作り出しているという。
ザ・スピナーズ。
もともとはミシガンで結成されたグループでモータウンでレコーディングしたんですけども、なんかミソッカスでですね。
手柄全部フォートップスとテンプスに取られるという、そういうようなあれで。
アトランティックと契約しまして、トム・ベルがこのグループに目をつけまして、緻密な作曲とプロデュースで1973年にアルバムを発表しました。
不朽の名作でございます。
フィラデルフィアのレコーディングの最初のザ・スピナーズ。
このアルバムのB面の最後に入っております1973年全米ソウルチャートナンバーワン、全米でも4位の大ヒットナンバーであります。
ちょうど自分が20歳の時に聴いておりました。
この特にアルバムB面の流れというのは、もう本当に素晴らしい出来であります。
「Could It Be I’m Falling In Love」という、ミシンガン出身のスピナーズとジャマイカ生まれのトム・ベル。
くっつきましてフィラデルフィアでマジックが生まれたという。
COULD IT BE I'M FALLING IN LOVE / THE SPINNERS
お次は、こないだ聴いていただきましたインビテーションズ。
ニューヨークとフェラルフェア、行ったり来たりしてレコーディングしてる人達ですけれど、少ない作品だが本当に珠玉なものがたくさんあります。
これもそうした1曲。
アレンジとプロデュースがボビー・マーティン。
フィラデルフィアを代表するアレンジャーですけども、この人も元々はオハイオの出身であります。
インビテーションズもアルバムのなかったグループです。
数枚のシングル、そのうちの1974年全米ソウルチャート43位。
私この曲、本当にこのイントロの素晴らしさは何百回も聴きました。
LOOK ON THE GOOD SIDE / THE INVITATIONS
お次は私の番組でよくかけますけど、モデュレイションズというワシントンDCのボーカル・グループですけれど、フィラデルフィアにやってきまして出したアルバムが、昔はものすごく高かったんですけど、最近CDで聴けるいい時代になりました。
1975年の「IT’S ROUGH OUT HERE」というアルバムでありますが、これもいわゆるMFSBのメンバーによって演奏されております
75年のモデュレイションズのアルバム「IT’S ROUGH OUT HERE」から「 Love At Last」
LOVE AT LAST / THE MODULATIONS
先ほどのインビテーションズのリード・ボーカル、ルー・カートンっていう人で後にソロとしてかなり活躍しますけども。
このモデュレイションズのリード、ラリー・アレンという人、素晴らしいしゃがれ声であります。
みんな歌うまい。
考えたら、ここの3週間ほとんど全部ボーカル・グループばっかりです。
趣味です。すいません。
次もボーカル・グループ。
今のモデュレイションズと同じ、ワシントンDCからフィラデルフィアでレコーディングしたグループであります。
これ昔アルバムは高かったグループですけども、日本のマニアの間では、ものすごく人気の高いグループです。
トゥルー・リフレクションという4人組のボーカル・グループで、1973年に出しました「WHERE I’M COMING FROM」というアルバムがありますが。
この中からファルセット・リードの素晴らしい「It Really Hurts」という1曲。
このファルセット歌ってる人はグレン・レオナルドという人で、のちにテンプテーションズのメンバーになる人であります
IT REALLY HURTS / THE TRUE REFLECTION
どの曲もストリングスが本当にいい音をしてるんですが、当時のこのシグマサウンドというフィラデルフィアのスタジオのツー・ブロック先にですねフィラデルフィア・シンフォニーの練習場所というかリハーサル・ルームがあったそうで。
そこから、若手のフィラデルフィア交響楽団のメンバーを引っ張ってきて演奏してもらったという、そういうバックグラウンドがあるそうです。
当時の1970年代の初頭の、このフィラデルフィア・ソウルの大ブームにあやかろうとですね、いわゆる「フィリー詣で」と言いましょうか、外部、イギリスとかからですね、違う国からもフィラデルフィアに、シグマサウンドのミュージシャンに演奏してほしいという、そういうようなものが出てきまして。
ビジネスですのでですね。
もう全然関係ないところからフィラデルフィアに続々とやってくるっていう「フィリー詣で」
そういうやつで、来週は行ってみたいと思います。
「フィリー詣でで棚からひとつかみ」そんな感じでございます。
このフィリー・サウンド、70年代中期をすぎますと色々と分裂したりしましてですね、枝分かれしていくんですけれども。
でも70年代後期から80年代頭ぐらいのですね、このシグマサウンドの音も、とってもいいものが多いんですが。
そんな中またお馴染み、出てきましたスタイリスティックス。
1981年の「CLOSER THAN CLOSE」というアルバムがあります。
僕これ好きなアルバムであります。
トム・ベルの作品「Closer Than Close」
CLOSER THAN CLOSE / THE STYLISTICS
お次は、これも私の番組で時々かかりますけども、コートシップもしくはコートシップスというクレジットで数枚シングルを出してるグループであります。
ボビー・マーティンがアレンジをやってるので。
あとリリースが73年ですので、TKのサブ・レベルのグレイズから出しておりますけど、おそらくフィラデルフィアのレコーディングだと思われます。
作曲しているのはこうしたスウィート・ソールもので幾多の名曲を作っておりますゲイリー・ナイト、ジーン・アレンのコンビです。
OOPS IT JUST SLIPPED OUT / THE COURTSHIPS
今日の最後はテディ・ペンダーグラス。
テディ・ペンダーグラスの数あるアルバムの中で、何が最高かと問われましたら、私は迷うことなく、この1981年のアルバム「IT’S TIME FOR LOVE 」
を選びます。
今日はその中から1981年にシングルカットされました全米ソウルチャート4位全米でも43位まで上がりました
エンディングの長~い伸ばしがですね、これ最後まで聴かないと感動が半減しますので
最後はこの長いやつで。
YOU'RE MY LATEST, MY GREATEST INSPIRATION / TEDDY PENDERGRASS