テレビ朝日系『EIGHT-JAM』2024年10月9日放送回の特集は、
「昭和・平成・令和50年分総決算!音楽のプロが選んだ最強サビ名曲BEST100発表」
現在活躍中のアーティストやプロデューサーなど52名にアンケートを行い、2000年以前/2000年以降に分けて、それぞれベスト50が発表された。
その結果は下記に掲げたとおりである。
2000年以前のベスト3
1位 「ラブ・ストーリーは突然に」小田和正(1991年)
2位 「真夏の果実」サザンオールスターズ(1990年)
3位 「どんなときも。」槇原敬之(1991年)
2000年以降のベスト3
1位 「世界に一つだけの花」SMAP(2003年)
2位 「TSUNAMI」サザンオールスターズ(2000年)
3位 「Pretender」Official髭男dism(2019年)
サザンは両方でベスト3入り。
2000年以降の「世界に一つだけの花」の詞曲は槇原敬之だから、槇原敬之も両方でベスト3入りと言っていい。
これだけ長期にわたってヒットメーカーであり続けているとは、本当に見事だ。
その他にランクインした曲を見ても、それぞれの曲のサビが魅力的であることには同意する。
しかしぶっちゃけ偏っている。
これが数人のセレクトの合計であるならば、個々人の趣味が出て偏るのはわかる。
とはいえ今回は50人以上のアンケート結果である。
分散して当然のはずだが、そうなっていない。
どう考えても入るべき人(曲)が入っていないのだ。
それが誰かと言うと、タイトルに記した人たちである。
浜崎あゆみの代表曲といえば『M』『SEASONS』『A』『Boys & Girls』あたり。いずれもミリオンヒット(売上100万枚以上)である。
特に2000年前後、あゆはラジオや有線でかかりまくっていた。
安室奈美恵は『Chase the Chance』『Don't wanna cry』などミリオン5枚。
『CAN YOU CELEBRATE?』は200万枚超えのダブルミリオンである、
DREAMS COME TRUEも『決戦は金曜日』『サンキュ』などミリオン5枚。
『LOVE LOVE LOVE』はダブルミリオンである。
ZARDも『負けないで』『揺れる想い』などミリオン3曲だ。
ミリオンヒットだからといって必ずしもサビが強力だとは限らない。
しかし『LOVE LOVE LOVE』『CAN YOU CELEBRATE?』は結婚式のBGMとして頻繁に使われていたし、『負けないで』は今でもブラスバンド応援曲の定番である。
そのサビは多くの人の心に残っているはずだ。
それが50位にも入らないとは、何で??
一方で謎なのはキリンジの『エイリアンズ』である(2000年以降・23位)
この曲、なぜだか知らないが、この番組の他の投票企画でもしょっちゅうランク入りする。
サウンドデザインが洋楽ぽく洗練されていることは認めるが、決して「強力なサビ」とは思えない。
この番組の途中でも、スーパーエイトのメンバーとおぼしき出演者らの
「プロが選ぶとこの曲がねえ.....」という、少し疑問を含んだコメントが番組中に2本流れた。
出演者も「なんでこの曲が?」と不思議に思っているのだろうし、そのコメントを編集で切らなかったのだから、制作スタッフも同感なのだろう。
別にキリンジをディスろうとして、この原稿を書いているわけではない。
タイトルに挙げた通り、あゆ、アムロ、ZARD、ドリカムが「最強のサビ」ランキングに入らないのはなぜ?
言いたいのはそれだけである。

