祖母がそろそろ…というので実家に呼び戻された。母の話によると愛が歪んだ叔父が鎮静薬を断固拒否し続けたことで医者の終末医療プランが壊滅して、痛みに耐えかねた祖母が発狂して奇声を上げ続けていて、家には皮膚を突き破ったガンの腐臭が漂い、地獄の有様らしい。
丈夫だったときに「夜眠ってそのまま起きないような死に方がいいなあ」と言っていた祖母を思った。一番対極にきちゃったね。
朝イチで松本へゆき対面する。祖母はもう妹のこともおれのことも分からないようで、話しかけても意味のわからないことを口走るのみだった。
神様のカルテで終末医療の話はいくつか読んでいたけれど、うちの祖母はどんなエピソードよりも凄惨で、しかし現実的にはこういう家は多いのかもなと思った。