
(写真)長神社と梵鐘型集落マップ。
2025年(令和7年)12月、滋賀県東近江市長町(おさちょう)を訪れました。
この集落は中世から続く長村鋳物師(おさむらいもじ)の里であり、近現代には黄地佐平が当主を務める金壽堂がありました。「長村鋳物師の里を訪れる(1)」からの続きです。「金壽堂を訪れる」に続きます。
1. 東近江市長町を訪れる
1.4 長神社
長集落の中央部にあるのが長神社です。東側に鳥居があり、境内には本殿や拝殿や手水舎があります。

(写真)長神社。
1991年(平成3年)には長神社の境内北端部に梵鐘型の集落マップが設置されました。金属でできており、各施設や民家が屋号付きで紹介されています。2010年代以後の長集落における鋳造所は金壽堂のみですが、この集落マップにはそば処藤村第二駐車場の場所に「藤村鋳造所」があり、その他にも「孫兵衛鋳物工場跡」、「金右衛門鋳物工場跡」といった地点が見られます。
これまでに黄地金右衛門の梵鐘は見たことがありませんが、黄地孫兵衛(黄地孫平)の梵鐘は愛知県内でも豊田市の和徳寺、愛西市の明通寺などにあります。

(写真)梵鐘型集落マップ。

(写真)長神社と梵鐘型集落マップ。


(写真)梵鐘型集落マップ。
1.5 安楽寺(小田苅町)
長町に隣接して小田苅町(こたかりちょう)があります。寺院としては天台宗の安楽寺と真宗本願寺派の弘誓寺(ぐぜいじ)があり、神社としては長神社よりも大きな八幡神社があります。安楽寺梵鐘は1952年(昭和27年)3月に黄地佐平が鋳造したものです。

(写真)安楽寺。


(写真)安楽寺鐘楼と梵鐘。


(写真)安楽寺梵鐘。
1.6 弘誓寺(小田苅町)
弘誓寺梵鐘は1956年(昭和31年)4月に黄地孫兵衛が鋳造したものです。なお、東近江市には「弘誓寺」という寺院が6もあり、この日は五個荘金堂町の弘誓寺と建部下野町の弘誓寺も訪れています。

(写真)弘誓寺。

(写真)弘誓寺梵鐘。

(写真)弘誓寺梵鐘。

(写真)弘誓寺梵鐘。