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平内町小湊の映画館

(写真)青い森鉄道線小湊駅

2025年(令和7年)7月、青森県東津軽郡平内町小湊を訪れました。かつて平内町小湊には映画館「小湊劇場」がありました。

 

1. 平内町小湊を訪れる

1.1 駅前通

青森市の北側には津軽湾が広がっていますが、津軽湾の中央部に突き出す夏泊半島にあるのが平内町(ひらないまち)です。小泊駅に掲げられている看板によると、アイヌ語で「崖(ピラ)の下の川(ナイ)」を意味す「ピラナイ」(pira-nay)が由来だそうです。

2021年(令和3年)には「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されているように、青森-岩手-秋田の北東北3県には北海道とのかかわりが深いのですね。かつて青函連絡船の補助航路として小湊町と北海道函館市を結ぶ定期船が運航されていた時代もあったようです。

(写真)平内町の案内。

 

小湊駅から市街地に向かって2本の通りが延びていますが、西側の通り沿いには平内町立図書館や平内町歴史民俗資料館があり、緑も多くひっそりしています。通りの中央には樹齢約400年のご家中のマツがあり、通りの脇のには樹齢約520年の浄尊寺のケヤキがあります。

(左)ご家中のマツ。(右)浄尊寺のケヤキ

(写真)ご家中のマツと浄尊寺のケヤキの説明看板。

 

ご家中のマツに近い平内町小湊小湊79-23には飲食店「芝居小屋」があったようで、居酒屋やスナックに近い飲食店だったのではないかと思いますが、詳細は不明です。

(写真)飲食店「芝居小屋」があったと思われる建物。

 

1.2 川原町通り

小湊市街地における東西方向のメインストリートは川原町通りです。青森みちのく銀行平内支店を西端、小湊川に架かる大橋を東端とし、大橋より東側は勝田町に続きます。

『平内町史 続上巻1』には小湊市街地にある通りや商店街の歴史が記されています。かつて映画館の小湊劇場があったのも川原町通りでした。

(写真)川原町通り。

(写真)円平呉服店の廃墟。

(写真)円平呉服店の廃墟。

(写真)昭和30~40年代の川原町通り。左下から右上に続く。『平内町史 続下巻1』平内町、2005年。

 

カメラの八重樫のはす向かいには円平呉服店の廃墟があり、その脇からは田中通りが北に向かって伸びています。創業80年を超える割烹料理店のさん平などがありますが、かつてはもっとにぎやかな飲食店街だったようです。

(写真)田中町

 

1.3 本町

平内町役場を中心として南北に延びているのが本町(内町-本町-平中-亀田町)です。本町の西側の通りは寺町であり、東福寺、浄林寺、泉流寺、照護寺などの寺が並んでいます。本町の東側の通りは下町です。

(写真)本町。

 

1927年(昭和2年)から1928年(昭和3年)頃には本町に錦里館という映画館が建ちましたが、1930年(昭和5年)5月16日にフィルムから出火して小湊大火の原因となりました。その後、錦里館は再建されず、1932年(昭和7年)には川原町通りに小湊劇場が建てられています。

(写真)本町にあった錦里館の広告。『小湊町案内』1928年。

 

2. 平内町小湊の映画館

2.1 小湊劇場(1932年-1966年頃)

所在地 : 青森県東津軽郡平内町(1966年)
開館年 : 1932年 
閉館年 : 1966年頃
跡地は「平内歯科クリニック」東50mの敷地。

青森県津軽地方を中心とした祭礼の類型として「ねぶた」がありますが、東津軽郡に属する平内町もねぶた文化圏に含まれており、平内町では「ねんぷた」と発音するようです。

『写真アルバム 青森・東津軽の昭和』には小湊劇場前で撮られた昭和初期のねぶたの写真が掲載されており、小湊劇場の建物は写っていないと思われますが、「〇湊劇場」と書かれたのぼりも見えます。

(写真)昭和初期の小湊劇場前を練り歩くねぶた。『写真アルバム 青森・東津軽の昭和』いき出版、2015年。

 

カメラの八重樫の方は小湊劇場のことをご存じではありませんでしたが、遠島魚菜店の方は「2軒隣に映画館があった」ことを記憶されていました。通りからはやや奥まった場所にあったとのことです。

(写真)小湊劇場が掲載されている『映画便覧 1966』時事通信社、1966年。

(写真)小湊劇場の跡地付近。中央の白色の建物やその背後。

 

平内町小湊にあった映画館について調べたことは「青森県の映画館 - 消えた映画館の記憶」に掲載しており、その所在地については「消えた映画館の記憶地図(青森県版)」にマッピングしています。

hekikaicinema.memo.wiki

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