
(写真)境内。
2025年(令和7年)2月、愛知県名古屋市大須4丁目の大直禰子神社(おおただねこじんじゃ、おおたたねこじんじゃ)を訪れました。
1. 歴史
本社の創建年は不詳です。戦国時代には小林城主の牧長清によって再興されていますが、牧長清は現在の大須にある富士浅間神社、春日神社、三輪神社を再興・造営した人物でもあります。江戸時代の本社は於加良根子神社(おからねこ)と呼ばれ、明治中期まではネコの神社として知られますが、明治末期にはネコとは無関係として現在の大直禰子神社に改名しました。
近代社格制度においては無格社であり、1913年(大正2年)1月には春日神社の境外社となりました。旭廓の楼主である佐治儀助が寄進した常夜燈など、春日神社に石造物の寄進が相次いでいた時期です。
2. 境内
現在の境内は間口が8メートル、奥行が12メートル程度しかありません。鳥居から社殿に向かって直線的に参道が伸びており、その両脇に狛犬や常夜燈などの石造物が多数見られます。


(写真)境内。

(写真)社殿。

(写真)社殿。
3. 石造物
3.1 社号標
社号標は1915年(大正4年)9月建立。

(写真)社号標。
3.2 境内入口鳥居
境内入口の鳥居は1955年(昭和30年)6月9日建立。「御遷宮記念 大池町1 2丁目町内一同」。


(写真)境内入口の鳥居。
3.3 参道脇1989狛犬
参道脇の一対の狛犬は1989年(平成元年)2月吉日建立。寄進者はいずれも「日比野季男 妻公子」。

(写真)参道脇の狛犬。
3.4 参道脇1986常夜燈
参道脇にある一対の新しい常夜燈は1986年(昭和61年)4月建立。寄進者は左側が「大須4丁目 日比野季男」、右側が「大須4丁目 日比野公子」。

(写真)参道脇の常夜燈。
3.5 参道脇1915常夜燈
参道脇にある一対の古い常夜燈は1915年(大正4年)10月建立。寄進者は左側が「寄附人 川本〇〇郎 小原〇吉 小原〇太郎」、右側が「寄附人 木村菊次郎 横井弥一郎 水谷大次郎 〇〇善三郎」。

(写真)参道脇の常夜燈。
3.6 社殿前1915狛犬
社殿前の狛犬は1915年(大正4年)10月建立です。寄進者名は判読できず。


(写真)社殿前の狛犬。
3.7 社殿前鳥居
社殿前の鳥居は1915年(大正4年)10月建立です。寄進者は「大池町1丁目」。鳥居の直下にある石造の燭台は寄進年・寄進者ともに不明です。

(写真)社殿前の鳥居。