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サラウンドの革新、最強ヘッドフォン。山之内正×本田雅一【'18年末音響編】
2018年12月7日 07:30
間もなく終わる2018年も、様々なオーディオ&ビジュアル機器が登場した。今年のトレンドや製品選びなどについて、オーディオビジュアル評論家の山之内 正氏と本田雅一氏が語り合う対談。前回のビジュアル編(テレビやUHD BDプレーヤーなど)に続き、今回はオーディオ編としてAVアンプやピュアオーディオ、ヘッドフォンなどをテーマに、2人が注目した動向と製品をピックアップする。
AVアンプ、レコードプレーヤー注目機。復活Neo Classicoの実力は?
――AVアンプは、ヤマハから久々にセパレート型のA5200シリーズが登場しました。
山之内:AVアンプの場合、プリとパワーでモデルチェンジのサイクルが変わるのが普通だけど、今回は同時に切り替わりましたね。プリのCX-A5200、パワーのMX-A5200どちらも本質的な音質改善を狙っていて、どちらかというと地味なモデルチェンジと言えなくもない。とは言ってもCX-A5200はDACも電源も大幅に強化されたし、剛性も上がっていて、確実に音に効くアプローチで追い込んでいます。MX-A5200も堅固な作りを強化したりグラウンド見直すなど、ほとんどピュアオーディオの正統的音質改善策を柱にしてリファインしました。今回のモデルチェンジの内容はオーディオに詳しい人ほど納得する部分が多いと思いますよ。
本田:前モデルのCX-A5100は僕も使っているのですが、その際はパワーアンプが更新されずMX-A5000が継続していました。このパワーアンプの回路設計は一体型AVアンプのZ7向けに開発されたものが元になっていたのですが、今回は再設計で一新されましたね。新モデルのCX-A5200は地に足が付いた、しっかりと芯の強い音です。DACの世代が上がったことで、明らかに情報量が増え、S/Nの改善で空間の表現力が高まっています。セパレートで導入するならば、コレという決定版ですね。
山之内:SURROUND:AIの使い勝手の良さというか、モードの選択に悩まされずに作品に没頭できる良さも評価できるけど、やっぱり今回のリファインは瞬発力の強さや空間の見通しの良さなど、ストレートデコードでの音の素性の良さに注目したいですね。
本田:現世代のYPAO(音場補正)機能はとても優れているのと、内部演算精度が極めて高いこともあって個人的には音場補正をあえて入れた上でのストレートでコードを試して欲しいですね。SURROUND:AIは納得の動作なのですが、システムの完成度が高いため素の良さを感じて欲しいところです。低価格帯では、デノンのX2500Hがよくできています。X8500Hに端を発したシリーズは、どれも音が上手に作られていて、X6500H、X4500Hといずれも骨格のしっかりした音を出します。低価格モデルはコストをかけられない分、チューニングの力量が試されるジャンル。そうした意味で、これからAVアンプをと思っているならX2500Hはいい選択肢ですね。
ピックアップ製品(山之内)
ピックアップ製品(本田)
――ピュアオーディオの新製品も秋から冬にかけてたくさん出てきました。
山之内:カジュアルなものと超高級機の二極化は相変わらずですが、2018年後半、数は少ないものの中級機に良い製品が出てきましたね。マランツのSA-12、PM-12など30万円前後の製品はその代表的な例です。レコードプレーヤーではラックスマンのPD-151が同じ価格帯です。
本田:ハイエンド製品は、あまりにも価格が高い方向に行きすぎていて、真ん中がなくてカジュアルな製品という構造のため、高品位なオーディオの良さに気軽に接する機会が少なくなっていますから、国産オーディオメーカーに期待したいですね。日本の場合、ロスレス系の音楽配信が海外に比べると弱いこともあって、アナログ回帰の流れはうまくオーディオに興味を持ってくれている人たちに伝わってほしい。
――ターンテーブルは以前に比べると数が増えました。
山之内:少し増えすぎて、供給が需要を上回っているかもしれませんね。先日もイベント中に某社のブースで「普段レコード聴いている人どのぐらいいますか?」と訊ねたら数人しか手を挙げなかった。若い世代も含めて、レコードを聴く人の絶対数はそんなに多くはないんです。それだけに今後増える余地が大きいとも言えるけどね。
一方でレコードでなければ聴けない音もあるので、せっかく聴くなら良い音で楽しんで欲しいとは思います。カートリッジの使いこなしや聴き比べにも踏み込んで本格的に取り組むなら、テクニクスのSL-1200GやラックスマンのPD-151を選んでおけば間違いないでしょう。
本田:僕は今年51歳ですが、オーディオ経験をアナログでスタートさせている最初の世代だと思います。それからすぐにCDへと移り変わっていきましたが、子どもながらに”なんかちょっと違和感を覚えるな“と思っていました。そんな原体験を持つ世代ですから、アナログ回帰というのはある意味自然に受け入れられる。カルチャーやファッションでアナログ方向に向かった流れも一部にはありましたが、デジタルネイティブの世代が手軽にアナログに接する機械が増えるといいですね。そうした意味ではエリプソンのOMEGA 100シリーズはスタート地点としていいんじゃないかなぁ。カーボン素材を使ったOMEGA 100 Carbonなら、アナログの良さをしっかりと感じられる筈です。もう少し予算を出せるならテクニクスSL-1200GR。いろんな部分でコストダウンされていますが、そのやり方がとても上手。しっかりと上位モデルの魂を受け継いでいます。
山之内:ディスクプレーヤーとプリメインアンプを組み合わせたラックスマンの「ネオクラシコ(Neo Classico)」がリニューアルされたことも話題になっています。実際に聴いてみると、たんなるリバイバルではなく、10年分の進化を遂げていることがわかりました。発音とアタックがスムーズで音色になめらかさがあり、ここぞというときの押し出しの強さもあります。良質なフォノイコライザーアンプを積んでいるので、同じラックスマンのPD-151など、中級以上のターンテーブルと組み合わせてレコードを楽しむのもいいですね。
ピックアップ製品(山之内)
組み合わせの楽しみが広がるスピーカーやネットワークオーディオ
――CDプレーヤーやアンプに比べるとスピーカーは選択肢が広いですね。
山之内:特に海外ブランドはコストパフォーマンスの良い製品が多くて、2018年はB&Wの600シリーズやDALIのOBERONシリーズなど、強力な新製品が登場しました。どちらもハイファイスピーカーならではの質感の高い音が楽しめるし、価格が手頃なのでホームシアター用に複数購入する場合も有力な候補になるでしょう。
さらに予算を投じればELACのVELAシリーズやPIEGAのPremiumシリーズなど、独自方式のトゥイーターを積むグレードの高いスピーカーも選択肢に加わります。そのクラスになると音の表現に深みが出るし、デザインにもブランドの明確な個性が現れるので、選ぶのが楽しくなるでしょう。長く使うなら候補に入れておきたい製品群ですね。国内ブランドにもクリプトンのKX-3 Spiritなど優れたスピーカーが登場しましたが、デザインが面白みに欠けるのは個人的には残念に思いますね。
本田:ホームシアター用として考えると、どうしてもセンタースピーカーに悩みが出てくるものですが、サラウンド構築も意識したソナス・ファベールのSonettoシリーズが、オーディオ的なパフォーマンスと価格などの面で注目しています。センタースピーカーのパフォーマンスを試していませんが、Venereのセンターよりもボリューム感のある設計でSonetto IIIやVIIIと組み合わせても違和感なくフィットしてくれそうです。工芸品のようなデザインと仕上げは、さすがソナス・ファベールという趣ですしね。
本田:デジタル系ではリン(LINN)のSELEKT DSMシリーズに注目しています。この製品はオーディオコントローラーとネットワークオーディオプレーヤー、USB DACなどの機能を内包している上、内蔵DACを2種類から選択でき、D級アンプを内蔵することも可能など、システム構成が極めて柔軟。新世代DACモジュールのKATALYSTを搭載することもできます。アンプもプレーヤーも内蔵して、しかもあそこまで音の良いDACを積んで、フルフルのオプションでも従来のAKURATEクラスの価格。内蔵のD級アンプもかなり出来がいい。今後、リンのリファレンスとしてIC/ディスクリートのハイブリッド設計だったアナログアンプを置き換えていくのでは。
山之内:プレーヤーとアンプが入って上位のDACを積んでいることを考えたら価格にも納得がいきますね。SELEKT DSMのようなデジタルのコンポーネントにこれほど柔軟なモジュール設計を導入した例は珍しいです。DACのグレードやアンプの内蔵/非内蔵を選べるだけでなく、HDMI端子やアンプのチャンネル数まで増やすことも視野に入れています。SELEKT DSMはMAJIKとAKURATEの間を埋めるという説明があったけど、たんなるラインナップの補完以上の存在になる予感がしますね。操作系の新しい提案も便利に使えそうです。
本田:KATALYST+内蔵アンプの組み合わせだと、ちょうどAKURATE DSMと同じぐらいの価格なので”間に入る”ということでしょうが、実際には品位で言えばMAJIKよりも遙かにAKURATEに近い。将来は2チャンネルのオーディオボードを2枚足して6チャンネル構成にした上で、HDMIボードの追加でAVアンプのようにも使える。さらにはアナログ入力を用いてユニティゲインを活用すれば、手持ちのAVアンプ中心システムのオーディオ品位をアップグレードすることもできます。あるいはヘッドフォンアンプモジュールの計画もあるとのこと。AVサラウンドシステムのアップグレードを検討している人は、SELEKT DSMをベースに少しずつ建て増していくのもいいのでは。
山之内:デジタル音源を一台でこなすカクテルオーディオのマルチメディアプレーヤーも使い勝手が良いので推薦します。NASから読み出すネットワーク再生だけでなく、CDをリッピングして内蔵ストレージに保存したり、ストリーミングサービスを聴いたりと、ほぼ万能で、アンプ内蔵モデルならスピーカーつなぐだけでOKです。手頃な価格の製品からフラッグシップのX45Proまで価格レンジが広く、DACを内蔵しないトランスポート仕様やプレーヤー仕様など、機能の有無で最適な製品を選べる選択肢の広さも見逃せませんね。
ピックアップ製品(山之内)
ピックアップ製品(本田)
“最強ヘッドフォン”は? ヘッドフォンアンプやポータブルプレーヤー
――ポータブル製品のトレンドはどうみていますか?
本田:ひとつのキーワードは“ワイヤレス”ですね。Shureが自社製イヤフォンをワイヤレス化するRMCE-BT1の高品位バージョン「RMCE-BT2」を発売したように、ワイヤレス化にどう対応するかはひとつのテーマだと思います。アップルがiPhone 7以降で3.5mmのイヤフォン端子を廃止して以来、Android端末を作る各社も相次いで廃止してしまっていますからね。
そうした中で、ソニーのウォークマンが過去製品のアップデートから新しいベーシックモデルのNW-A50シリーズも含め、Bluetoothレシーバーの機能を搭載したのは注目です。ZX300は優れた製品ですが、ストリーミング系音楽サービスに対応できないのが難点でした。しかし、Bluetooth経由でスマートフォンと繋がると使い方の幅が拡がります。しかし、ソニーと言えばやはりなんといっても、WH-1000XM3の劇的な能力向上はビックリですね。
山之内:私はノイズキャンセリングヘッドフォンとしてWH-1000XM2を使っているのですが、僅か1年でここまで進化したかと、少しショックを受けています。1000XM3はこれまで取り切れなかったノイズにも効くようになりましたね。他社のノイキャン技術も進化しているけど、いまのところ最強と言っていいでしょう。
本田:人の声の帯域までしっかりとノイズを低減してくれます。先日、実家に戻って何人も人が集まっている中で仕事をしなきゃいけなかったんですが、1000XM3を使ってうっすらと静かめの音楽を流しておくと、それだけで周囲から隔絶されて仕事に集中できる。これは凄いですよ。従来のノイズキャンセリングヘッドフォンは、主に飛行機内での効果に特化している印象でしたが、この製品は電車移動、カフェなど人の声がないまぜになった空間で効果的に機能してくれます。
――ヘッドフォンはホームオーディオでも人気があります。
山之内:ホームユースのヘッドフォンにも良い製品がたくさん出ていますが、特に好印象だった製品を2つ推薦しておきましょう。まずはドイツのUltrasone(ウルトラゾーン)から登場したEdition 11。同シリーズでは珍しいオープン型で、振動板もメタル系ではなくバイオセルロースを使っていて、これまでのウルトラゾーンのヘッドフォンとは音の傾向が変わりました。低音は力強く厚みがあり、中高音には木質の柔らかさがあるので、長い時間聴いていてもストレスを感じませんね。
もう1つはスタックスのSR-009Sです。フラッグシップのSR-009をベースに固定電極など心臓部の形状や仕上げ精度を改善し、スタックスの静電型イヤースピーカーの良さをさらに洗練させることに成功しました。ドライバーユニットと併せるとかなり高価な製品とはいえ、他のヘッドフォンでは聴けない上質なサウンドが味わえます。一度でも聴くとずっと忘れられずに魅せられてしまう。そんな極上の音を経験できる数少ないヘッドフォンの一つですね。どちらも分析的でクールな音ではなく、音楽との距離感が近いことも強調しておきたいポイントです。
――ヘッドフォンアンプの注目モデルはありますか?
本田:ポータブル系ではCHORDの独壇場ですね。昨年発売されたHugo2はこのジャンルの定番でしょう。もともと優れた製品ではありましたが、アップデートでさらにアナログ的なS/N感の良さ、情感溢れる音場と躍動感溢れる瞬発力。据え置き型としても使いたいほどのポータブルアンプです。デジタルフィルタを独自にFPGAで組んで使っているのですが、近い将来、Mojoのバージョン2にも期待したいですね。
あとは春にも紹介したBrooklyn DAC+ですね。MQAデコーダも搭載でインターフェイスも豊富。単体のDACとしても優れていますが、ふたつのフォーン端子を使った完全バランス構成のヘッドフォンアンプとしても使えます。電源まわりや筐体の違いもあって、音質は上位のManhattan DAC IIには及びませんが、その差は価格差よりも遙かに小さい。お得感ありますよ。
山之内:Edition 11と組み合わせて聴いたイタリアのPATHOS(パトス)は一目置くべきブランドですよ。ヘッドフォンアンプは上位機種のInpol Earと普及クラスのAuriumどちらも真空管とトランジスターのハイブリッド式で、アンプ回路はピュアクラスA。余分な演出は加えなくても躍動感が自然に伝わるサウンドには感心させられました。このブランドはアンプ技術に優れたセンスが感じられたので、プリメインアンプをスピーカーと組み合わせてじっくり聴いてみたいですね。
山之内:ヘッドフォンアンプというよりデジタルミュージックプレーヤーですが、バッテリー駆動のメリットを追求したソニーのDMP-Z1はいろいろな意味で話題を提供する製品ですね。ソニー製品なのに独自のデジタルアンプ技術「S-Master」をあえて使わず、アナログアンプを採用したり、音の変化を楽しむバリエーションとしてLPレコード再生時の音響効果を加味するバイナルプロセッサーを積むなど、デジタル技術とアナログ技術の組み合わせ方がこれまで以上に立体的になっていることも面白い。AKMのAK4497EQをデュアル構成で使ったり、アルプス電気の最上級4連ボリュームを載せるなど、本当にコスト度外視で作ったのではと思わせる贅沢さも目を引きます。アルミ無垢材からH型シャーシを削り出すなんて、ちょっとやり過ぎかな。ヘッドフォンアンプでここまでやるのは海外のハイエンドブランドでも躊躇する(笑)。
本田:あの製品は、良い意味で“ちょっとやり過ぎ”。おもわず苦笑いしそうな、やり過ぎ感満載な製品ですが、開発者たちは嬉々として”自分が欲しい”製品として開発に取り組んでいる。今のソニーの良い側面がうまく出た製品とは言えますね。しかし、こういうやり過ぎ感、言い換えると“やり切り感”がブランドには好影響を与えていて、とりわけ中国市場ではソニーのブランドが上昇していますから、決して無駄ではない。消費者としても、こういう突きつめた製品でエンジニアが経験値を高めれば、いつか自分が買える製品の品質向上につながるとい意味で意義はあります。
山之内:メリディアンの218はプリアンプ機能を載せたD/Aコンバーターですが、MQAを聴くための製品としても重要な役割を担います。手持ちのCDプレーヤーを218にデジタルでつなぐだけでMQA-CDのフルデコード再生ができるので、ユニバーサルミュージックのハイレゾCDを手軽に楽しみたい音楽ファンから歓迎されるでしょう。Roon対応なのでもちろんネットワーク経由でMQAファイルも再生できるし、DSDも聴ける。メリディアンの製品としては価格が手頃なのも嬉しいポイントですね。
ピックアップ製品(山之内)
ピックアップ製品(本田)
――イヤフォンも数多くのモデルが登場しました
本田:イヤーモニターは、ハイエンドにはカスタムIEMの世界があって、そこは別格。さらにユニバーサルフィット(イヤーピースで装着するモデル)も数多くのブランドが群雄割拠。それぞれに個性もあって絞り込みが難しいのですが、個人的にはビクターブランドのHA-FW10000にはちょっと驚きました。木製ダイアフラム(振動板)のWOODシリーズ最新作ですが、丁寧に仕上げられた外装以上に音がいい。空間表現力の高さに驚かされました。MMCXなので好みのケーブルに交換もできますし、バランスドアーマチュアとは異なる、ワイドレンジ再生が可能なダイナミックドライバならではの音を愉しんで欲しいですね。
あとはノーブルオーディオのEDC Bell。こちらもダイナミックドライバなのですが、ドライバ径を大きくするのではなく、あえて5.8mmを採用した上で有効ストロークが長い特殊なダンパー構造を持つ専用ドライバを使っています。繊細さとエアボリュームの大きさ両方のいいとこ取り。価格も2万円台と買いやすいですね。
もう少し視野を広げると、前述したワイヤレス化の流れの中で、用途ごとに特化した製品が増えてきました。たとえばロジクールのスポーツ用イヤフォンブランドJaybirdのTarah Proですが、ランニングやトレーニングに特化していて、実際に使ってみるととても具合がいい。汗をかいても丸洗いできる防水性など、徹底したスポーツ特化モデルですが、実は音質も結構うまくまとめられていました。
同様にソニーもWF-SP900という、待望の水泳にも使える防水モデルが登場しています。左右独立型なのですが、Bluetoothでは水泳時に電波が届かないため、プレーヤー機能も内蔵しているところが大きな違い。水泳は同じ風景を見ながらひたすら往復するので、あまり長時間になると苦痛だったりしますが、音楽があればかなり負担軽減ができる。もちろんランニングでも軽量で使いやすいですよ。左右独立型の弱点にバッテリ持続時間がありますが、プレーヤーモードならば6時間稼働しますからね。