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ソニー「WF-1000XM6」、バイオマス原料のリニューアブルプラスチック初採用

「WF-1000XM6」

ソニーは、2月13日に発表した完全ワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM6」において、製品ケースの一部にリニューアブルプラスチックを使用していることを明らかにした。

同社は三菱商事などを含む13社とともに、世界で初めて、ソニーの高機能製品向けにバイオマス原料を用いたリニューアブルプラスチックのグローバルサプライチェーンを構築。WF-1000XM6は、このリニューアブルプラスチックを使用した最初のソニー製品となる。

WF-1000XM6では、使用しているプラスチックのうち、循環材を約25%割り当てており、化石資源由来プラスチックの使用削減に貢献している。

具体的には、製品のケースの一部に、リニューアブルプラスチックを使用。マスバランス方式を用いたリニューアブルプラスチックは、バージン樹脂と同等性能のため、WF-1000XM6の小型・軽量設計を従来同様に実現できたという。

マスバランス方式は、原料から製品への流通・加工工程において、バイオ原料等の特定の特性を持った原料がそうでない原料と混合された場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて製品の一部に対してその特性を割り当てる手法。

パッケージにはオリジナルブレンドマテリアルを使用

さらにパッケージには竹、さとうきび、市場から回収したリサイクル紙を原料とする、ソニーが開発したオリジナルブレンドマテリアルを採用し、プラスチックを使用しないパッケージも実現している。

リニューアブルプラスチック導入の背景について、同社は、ソニーグループの長期環境計画『Road to Zero』に基づき、2050年までに環境負荷ゼロを目指しており、そのなかで、化石資源由来のバージンプラスチックをゼロにすることは重要な課題だと説明。

そして「ソニーがこれまで取り組んできたマテリアルリサイクルは、CO2排出削減や資源の有効利用の観点で非常に優れた手法であり、今後も積極的に拡大していく予定です。一方で、不純物の混入が許されない、光学部品や難燃性が求められる高機能部品については、マテリアルサイクルのリサイクル材の利用が難しい場合がありました」とした。

こうした高機能製品には、今回のようなリニューアブルプラスチックを活用することで、従来のバージン樹脂を使った場合と同等の性能を確保しつつ、環境負荷低減に配慮した製品を実現。また「サプライチェーンを可視化したことにより、ブランドオーナーとして、原材料の自主的な選択やCO2排出量の把握・削減など、環境対応の意思決定を支える基盤を整備しました」としている。