今回はLaTeX文書の作成方法として見出しと見出しから目次を作成する方法について紹介したい。
1. LaTeXで使用可能な見出し
LaTeXで使用可能な見出しは、部: \part{}, 章: \chapter{}, 節: \section{}, 小節: \subsection{}, 小小節: \subsubsection{}がある。
なお章見出し\chapterはdocumentclassがarticle/jarticle/jsarticleには適用されない。見出しコマンドを用いると番号が自動で挿入されるが、subsubsectionはarticle/jarticle/jsarticleのみ番号が挿入される。
さらに段落は\paragraph{}, 小段落は\subparagraph{}を使用することができる。
2. 見出しの実行例
見出しはdocumentclassによって動作が若干異なるのでjreportの場合とjarticleの場合でのコードと実行例を示す。まずjreportのコードは
\documentclass{jreport} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \title{\LaTeX 数式文書入門 \\ $\displaystyle \sum_{k=0}^\infty x_k$の使い方} \author{atatat \and btbtbt \and ctctct} \date{2020年1月1日} \begin{document} \maketitle \part{部見出し} \chapter{章見出し} \section{節見出し} \subsection{小節見出し} \subsubsection{小小節の名前} \paragraph{段落} \subparagraph{小段落} 本文を挿入 \end{document}
jreportではタイトルで改ページ、部見出し\part{}で改ページが発生して、章見出し\chapter{}以下は同じページに表示される。

\documentclass{jarticle} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \title{\LaTeX 数式文書入門 \\ $\displaystyle \sum_{k=0}^\infty x_k$の使い方} \author{atatat \and btbtbt \and ctctct} \date{2020年1月1日} \begin{document} \maketitle \part{部見出し} \section{節見出し} \subsection{小節見出し} \subsubsection{小小節の名前} \paragraph{段落} \subparagraph{小段落} 本文を挿入 \end{document}
jarticleではタイトル、部見出し\part{}、章見出し\chapter{}以下はすべて同じページに表示される。なお\chapter{}を入れているとエラーになるので、削除か%\chapter{}としてコメントアウトする必要がある。

なお番号をつける深さを設定すると、小段落のsubparagraph{}まで番号を割り振ることができる。設定を行うにはプリアンブル領域に\setcounter{secnumdepth}{深さ}を記述する。
例えばjreport形式のときに\setcounter{secnumdepth}{6}とすると6段階の番号が割り振られる。

3. 目次の挿入
見出しをつけておくと、それに対応した目次を作成することができる。目次を作成するにはdocument領域にtablecontentsと記述するだけで自動で目次が作成される。
documentclassがjreportの場合は目次で改ページが発生するが、jarticleでは改ページが発生しない。以下はjarticleでのコードと実行例を示す。
\documentclass{jarticle} \setcounter{secnumdepth}{4} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \title{\LaTeX 数式文書入門 \\ $\displaystyle \sum_{k=0}^\infty x_k$の使い方} \author{atatat \and btbtbt \and ctctct} \date{2020年1月1日} \begin{document} \maketitle \tableofcontents \part{部見出し} \section{節見出し} \subsection{小節見出し} \subsubsection{小小節の名前} \paragraph{段落} \subparagraph{小段落} \section{節見出し} \section{節見出し} \subsection{小節見出し} \subsubsection{小小節の名前} 本文を挿入 \end{document}
上のコードを実行すると以下のようになる。

4. まとめ
今回はLaTeXの文書作成として見出しと目次の作成方法について紹介した。またdocumentclassによって動作が若干異なることも示した。