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2025年6-8月 エンタメ記録

気づいたらもう9月も半ば。溜めに溜めてしまっていたエンタメ消費まとめをいそいそと放出します。3か月分なので長い。

 

 

 

書籍

Landreaall(30)~(43) (著)おがきちか

実は1話がゼロサム紙面で掲載された時から追いかけているランドリオール

あまりにも壮大なサーガになって、新刊を読むたびに過去の節を忘れているので腰を据えて読み返そう!と思い立ち、30巻から読み直し。改めてストーリーとキャラの練度が最高。正直どこに向かっているのかわからない感もあるのだけど、あまりにも魅力的なこのキャラクターたちの人生をずっと追いかけていたい!という気持ちにもなる。

わたしはイオンちゃんが大好きなので、ディアの騎士団設立にはブチ上がらないわけにはいかないな。男性陣は断然ライナスが好き。イオンちゃんが強いのをライナスだけが知らないのがあまりにも最高すぎる…結婚してくれ…!

 

プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)(下) (著)アンディ・ウィアー(訳)小野田和子

読もう読もうと思いつつ、あまりにもどこでも評判がいいので逆に「別に今買わなくてもいいか」という坂張り精神がはたらき手が伸びなかったが映画化宣伝が本格化する前に見なければ、となりやっと読破。

そして前評判に偽りなさの面白さだった!過去と現在が行き来する中で、少しずつプロジェクトの詳細が見えてくる過程も、数多の困難をトライ&エラーでクリアしていく様も、ハラハラするのにストレスなく読み進められてすごい。科学のことはようわからんが、わからん読者も置いていかず、かつしっかり楽しませられるのってすごい。読後感も良い。映画も楽しみ!

 

ペッパーズ・ゴースト (著)伊坂幸太郎

伊坂作品の良いところ全部盛りさせつつ、熟練の手腕で楽しませてくれる安心感のあるエンタメ作品。全編を通してカギとなるニーチェの「永劫回帰」の概念、伊坂節で語られるとこんなにも清々しいものになるんだなぁ。

人生はままならない、不幸と不運は善き人にもふいに襲い掛かる。それでも人生は生きるに足るものなんだよ、というメッセージがとっても好ましい。伊坂作品のこういう善性がすごく好きだし、安心して読める。

 

ももこの宝石物語 (著)さくらももこ

さくらももこが宝石の魅力について語ったエッセイ本。

それぞれの章ごとに一つの宝石について語っていくのだけど、石の知識が全然なくても素直に「へ~素敵だな」とおもえるというか、変な盛りや知識のひけらかしがないので読んでいてストレスが無くてとても良かった。挟まれる家族や友人とのエピソードも味があって、トホホなオチをつけているからこそいやらしさもない。しかし冷静に考えるとこの本一冊でもすごい数の宝石を買っているわけで、改めて国民的大ベストセラー作家の財力のすごさを感じさせる一冊でもある。

私は自らの才覚で稼いだお金を楽しく使っている女を見るのが大好きなので、そういう意味でも楽しい読書体験だった。

 

 

氷 (著)アンナ・カヴァン

9年近く積んでいた熟成積読本をやっと読破。

世界観の説明がほぼなくて、展開も整合性が無いところもあって物語のテンポになれるまで時間がかかったし、最後までイマイチぴんと来なかった感は否めない。もともと自分が終末モノとの親和性が薄いので、それもありそう。

しかし幻想のような物語の中で、気候変動による世界の荒廃の様子は物語の中とは思えないリアルさがあって、それこそ氷を首にあてられたような冷えた恐怖を感じた。

 

わたしとあなた 小さな光のための対話集 (著)me and you

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Webメディアを主宰する二人が、日本やアジア諸国の様々な人との対話をまとめた本。

これもかれこれ3年は積んでしまっていた。刊行が2022年なので、まだまだコロナの陰りも色濃い。あの当時の「これからどうなるんだろう」という閉塞感と、同時にすべてが変わっていくのだろうというソワソワ感が対話の中から漏れ出ていて、当時を思い出して胸がきゅっとしてしまう。

個人的なことを起点にしつつ、自分を取り巻く社会現象やヘイト・戦争などのままならなさ、恐ろしさをみんな率直に語っている様がいい。安全な場所で気の置けない仲間とそっと打ち明け話をしているような、そういう打ち解けた内省を促されるような読書ができる。

帰る家もなく (著)与那原恵

沖縄旅行帰りの那覇空港の本屋で見つけて何の気なしに手に取ったエッセイだったけど、とても心に残るよい作品だった。

早くに亡くした父母のことを語る章は、決して感情的な筆致ではないのに作者にどれだけの影響を与えたのかが自然に染み入ってくるようで、喪失と寂寥感が印象的。

沖縄や台湾、韓国の済州島など、島という場所が歴史上でどれだけ苦難の歴史を歩んできたのかというのもうかがい知れて、観光に行く身だからこそ、自分はこういう歴史の背景をちゃんと理解していなければいけないよな、と背筋が伸びるような気持にもなった。

南洋標本館 (著)葉山博子

植民地支配の差別や欺瞞や戦争の暴力と非人間性により、痛めつけられ翻弄されていく青年の姿が長い物語の中で余すことなく描かれていてすごかった。

戦争って、人間を「一個人」として尊重してくれなくなる暴力行為だよなとつくづく感じるな。

 

本が読めない33歳が国語の教科書を読む (著)かまど、みくのしん

本が読めない33歳が国語の教科書を読む やまなし・少年の日の思い出・山月記・枕草子

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第一弾のはちゃめちゃなパワーがやや落ち着いたことにより、みくのしんの持つ空恐ろしいほどの洞察力・共感力・情景描写力が際立つようで、今回もすごかった。

枕草子を読んで終わるっていうのも良かったな。読者(みくのしん)の感性と作品の持つ魅力が幸福につながる、読書賛歌になっていたと思う。

 

オモコロチャンネル完全読本

モカスとしては読まねばなるまい。インタビューに用語集など読み応えたっぷり、そして何よりこのチャームあふれるグラビア写真よ。

「一生ふざけて、やがて死ぬ」というキャッチコピーの鋭さもすごい。好きな人が、好きな人に向けて作ったものが持つ熱さが満ちていて読んでいて楽しかった。

 

少年が来る (著)ハン・ガン (訳)井出俊作

少年が来る 新しい韓国の文学

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「別れを告げない」にも圧倒されたけど、こちらもまた読者をひるませるほどの迫力を持った物語ですごかった。抑制のきいた文の端々に、事実の持つ逃げ場のなさがある。

人間の根源的な暴力性を突きつけられて、「わかるか?人間っつうのはこんな愚かなんだからな?」と言い聞かされているようだ…。

それと同時に、犠牲者を悼むことはまた生き残った人間にしかできないんだという事実もそっと差し出されるようで、絶望と希望を同時に提示されているような気持になった。

 

希望荘 (著)宮部みゆき

誠実に生きる人間と、その誠実な毎日。それと紙一重に存在する暗い部分からの手招きみたいなものを、丁寧に描いていてゾクっとしつつままならない寂寥感もあり、すごく面白かった。このシリーズ大好き!

どの事件も名探偵による爽快解決!みたいなところがないのも良くて、人間の不完全性をじっと見つめ、それを飲み下し、それでも愛する。そういう感じ(どういう感じ?)

 

映像

 

ドラマ「海に眠るダイヤモンド」

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1月の長崎旅行で行った軍艦島がとても興味深かったので、評判もいいしドラマみるか~という軽い気持ちで見たらとっても面白くて2日間ぐらいでバーッと完走。

改めて昭和って戦中から戦後、焦土から高度経済復興とカオスの時代だなと圧倒されてしまう。炭鉱が舞台なので、その激動っぷりがより引き立つ。昭和と平成が連環してポジティブなバトンがつながるのも爽やかでよかった。

キャストがみんな演技が達者で、後半の展開には泣かされてばかりだった。鉄平…いじらしすぎる…。

 

映画「国宝」

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大歓声を浴びるアーティストを見ると「こんなの経験したら一生やめられないだろうな」と思うのだけど、そういう芸道が与えるアドレナリンのすごさみたいなものを一千倍濃縮したような、芸道畜生一代記といった趣があった。

はじめ、血筋を持つゆえに狂えない横浜流星と、持たないゆえに狂える吉沢亮の対比なのかなと思ってみていたら、普通に流星の方も狂っていて「いやお前も狂うんかい!」とウケてしまった。

歌舞伎シーンは美しく華やかで、展開も飽きさせず3時間あっという間だったけど総じて「着いていけない世界だ…勝手にやっててくれや…」という気持ちになってしまう。人間性を失うことで人間の性をどこまでも奥深く表現できるって皮肉だな。

 

Netflix水曜どうでしょう 懐かしの西表島

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水どう大好きなんですが、なんとなく見逃していた最新作をやっとのこと見ました。安定の面白さだった。

今回はあの西表島に再訪!というテーマからして実に内輪向けだったけど、内輪向けを極めたゆえの密接な面白さというか「待ってました!」が心地よいノリというか、そういうホーム感があるのがよかった。

どうでしょう軍団も、ロビンソンも、ずっと元気でいてね…という気持ちになる。

それはそうと鎌倉殿インスパイアのED画像には、自分でもどうかと思うほど笑ってしまった。

 

映画「教皇選挙」

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ANA国内線のエンタメに入っており、往復で分割して鑑賞。

おじさん同士が難しい顔をしながらずーっとウダウダ密談をするという映画であるにも関わらず、ハッとするほどに美しい画作りと飽きさせない展開であっという間の2時間だった。

カトリックの教義に明るくないゆえに、大オチの衝撃度はそれほどなかったけど、宗教がいかに政治的なものなのかというのをど真ん中で突きつけてきて「今」の映画だぜ…と思いながら楽しく見れた。

 

映画「ラブ・イン・ザ・ビックシティ」

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軽快でキュートで爽快なバディムービー!

テンポよく進む展開の中で、生きづらさを抱えながらそれでも自分の軸を手放さずに生きていくことへのエールがちりばめられていて、見ながら何度も「最高…っ」となってしまった。

「お前らしさは弱点にならない」全編通してこのメッセージが貫かれていることの眩い輝きよ…!しかし主人公2人のチャーミングさがすごい。最後のダンスシーン、良すぎて泣いた。原作も読んでみたいな。

 

映画「ジュラシック・ワールド 復活の大地」

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ジュラシックシリーズ、かなり久々に見たけど面白かった!

なんか過去シリーズよりずっと怖いというか、パニック・ムービー力が上がっていないか?終始ハラハラしながら手に汗握る2時間で大満足!映画館で見てこそだな。

ほとんどのメイン登場人物たちの行動原理がシンプルな「金目当て」なのに、それはそうとして部外者の子供は保護せねばならん。というマインドがあるところがとても良かった。ひ弱なナードに書かれがちな博士枠が足手まといじゃないのも今っぽくていいよね。マハーシャラ・アリが好きなので、良い役どころで活躍したのもうれしかった。

 

 

展示

彼女たちのアポリジナル・アート オーストラリア現代美術展@アーティゾン美術館

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あとりさん(id:aatorii)と一緒に鑑賞。

面白そうだなと思ってはいたけど、実際とても興味深くて素敵な展示だった。

家父長制下でも、女性作家たちが自分たちのルーツや物語を芸術として昇華させる覇気が満ちた作品ばかりで、とてもエネルギッシュだった。アートとは手仕事で、手仕事というのは文化だな、としみじみ感じた。

そして「帝国主義ってほんといやね~」という気持ちも新たになった。

 

ルイジ・ギッリ 終わらない風景@東京都写真美術館

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夏は写真作品が見たくなる。

ルイジ・ギッリのこの展示は、この季節に見るのにぴったりの風情があってとても楽しめた。物静かだけどものすごく雰囲気のある人みたいな、そういう静かな強さを感じさせる作品の数々。すごく気に入ったので図録も買いました。写真作品はポートレート派だったけど、こうやって見ると静物写真も素敵だな。

 

トランスフィジカル@東京都写真美術館
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コレクション展も見ごたえがある。

特に撮影者本人による現像と、別の人の現像を並べて見せているコーナーが興味深かった。ちょっとした陰影の出方の違いでも全然印象が違う。この変化の面白さは写真芸術独自だな~と思ったり。何度来ても飽きさせない切り口が素敵だ。

 

6-8月を振り返って

異動に伴うバタバタで、読書も展示鑑賞もすべてがストップした瞬間がありつつも、少しずつリズムを取り戻してきた3か月だった。

やっぱり本を読むのも、展示を見るのも、映画を見るのも楽しいな~と再確認した。

これからも自分のテンポで無理なく摂取していきたいし、細々と記録も続けていこうと思いつつ、3か月も溜めるとほんと書いても書いても終わらなくて、途中書きながら飽きてきた。まじで貯めるのはよくない。取って出し、それを心掛けたい。

 

 

🍉おわり🍉

 

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