■ 黒鯛の塩焼
春の香りがいっぱい詰まったひと皿
晩秋から真冬にかけてが黒鯛の旬と言われております。まあ見た目がアレな魚だものですからスーパーなどの一般小売店ではあまり見かけない魚種ですけれども、食してみれば非常に美味しい魚でありまして、殊に塩焼やポワレなどの調理方法にヨロコビを感ずる方も多いのではないでしょうか。

そんな黒鯛がいつもの山梨県系スーパー某OGに並んでおりまして、尾頭付きの丸ごと一尾もあれば切身にしたものまで数種類あるわけですよ。都合の宜しいことに体長25cmほどの中サイズのものが " 二枚おろし " になったパックもあり、塩焼にして一杯の肴にしようと思っていたエロおやぢは即ソレに決定するわけです。
表面をサッと洗い流したらキッチンペーパーで水気をふき取り、パパっと振り塩を施してドロワロースターを点火…キッチンには魚の焼ける佳い香りが漂い晩酌のキブンが盛り上がってゆくのですな。

あ~やっぱり美味いです。亡き父が「黒鯛は塩焼が一番美味い」と言っていたことを思い出しますよ。清水で生まれ育った父は魚のそんな特徴をよく心得ていて、こんな料理を食べさせてやりたかったなあ…なんて今ごろになって思ってみたりもするバカ息子であります。
そしてこのような二枚おろしパックを購入していった方々は、いったいどんな調理方法で召し上がっているのだろうかなどと考えてみるのですが、やっぱり塩焼しかないよね~と自らを納得させるのです。

骨がスルドく硬い魚なので食す時は注意が必要ですが、小骨は多くはなくザックリ割れて身肉を取り出すことが出来ますから比較的ラクなほうかと思いますよ。脂のりもよく適度な弾力を有する身肉はほっくりとした旨味に満ちていて食べ飽きしません。
折しも本県特産の芽キャベツが出荷の最盛期を迎えておりまして、半割りにしてフライパンで焼いたものを添えヤサイとしていただきました。春の香りがいっぱい詰まったひと皿になりましたよ。
