■ 豚肉とタケノコの炒めもの
新物が出回るまでは
場所によっては早採りのものもありますけれど、もうあとひと月もすれば春の山菜の王者であるタケノコが市場に出回るようになります。もちろんハシリは高価なのでなかなかテを出せませんけれど、卯月も半ばごろになれば庶民の台所からタケノコを湯がいたり煮たりするいい香りが漂ってくるようになりますね。

そんなワケで昨年に収穫されたタケノコは水煮パックとなって販売されておりますが、新タケノコが安価に登場するようになると、どうも先のものは分が悪いわけですよ。そこで小売業をなさっておられる方々はその前に売り切ってしまいたいのですな。
オカゲ様で好物のタケノコが半額になっているなど、たっぷり食べたい向きには有難い廉売が用意されているのです。うふふ、こりゃ平素はなかなか踏み切れない食材も、そのお値段ならたっぷり食べられるじゃんねえ。フォトのタケノコも京都府産のもので、しかも穂先の柔らかな部分がチョイスされているので早速飛びついたエロおやぢであります。

そうした嬉しいスペックを余すところなく味わうためにも、調味はシンプルな塩とコショウだけで中華風の炒めものにしてみるのです。まあ塩コショウとは云っても若干のお砂糖や酒そして風味付け程度のお醤油やオイスターソースなどを加え、フィニッシュは水溶き片栗粉のトロミと香味油でばっちり仕上げます。
あぁ美味いですねえ…水煮パックにされてから一年近く経過しているのにタケノコの風味と食感は殆ど失われてはおらず、まるで茹でたてのもののように楽しむことが出来ます。まあ厳密に申し上げますと、そりゃ掘りたて茹でたて切りたてのものには敵いませんけれど、平素のお惣菜には充分なものです。

寒の戻りなどもありますが、それでも日一日と春の兆しも強くなり始め、その自然の恵みを享受できる日が近づいていることが実感できるようになりました。
昨年はとうとういただくことのなかったハチクやマダケのタケノコも今年はぜひ買い求めに出かけたいと思います。夫々に違う香りや旨味そして食感があって、それはそれは楽しいものです。
あぁ、新物が出回るまではもうちょっとだねえ…とビールをぐびりと飲りながら、夢に見るタケノコシーズンであります。
■ 如月の庭風景 リュウキンカ咲き進む
先日ひとつだけポツリと咲いたリュウキンカですが
ここにきて開花の数がぼつぼつ増えてきました
日の出前は閉じていますが明るくなると俄然元気な姿に
陽の光を反射してプラスティッキイに輝くこの花弁が好きです
