■ ローストビーフのサラダ仕立て
盛夏にぴったりのスタミナ料理
本来ローストビーフはそれをメインにした皿盛りにし、ガロニ(ガルニチュール)と共にいただくお料理なのですけれども、近年はヘルシーなお料理がモテ囃される世の中となるに従って、サラダ料理の一環或いはサラダの構成要素の一つとして扱われることも多くなっています。

かつてはエロおやぢも前述のような古典的な食べ方をしていたものですが、やはりフレッシュなヤサイを多く摂取できるニク料理としては後者のようなサラダ系に仕立てることが殆どになり、ローストビーフの概念がすっかり変わってしまいました。
焼き上がったばかりの温かなローストビーフを、やや薄切りに近いステーキのようなスタイルでいただくお料理はジツにエクセレントで品の佳いものなのですけれど、ニッポンの高温多湿な夏にはヒンヤリ冷やした極薄切りスタイルの方が向いているのかも知れません。

パリパリシャッキリとした食感はレタスや胡瓜に任せ、風味と旨味は玉葱に担ってもらいましょう。あとは手近にある香味野菜やハーブ類に手助けしてもらいながら、しっとりと旨味の深いローストビーフをいただく快感は盛夏にぴったりのスタミナ料理でもありますね。
前回はヨーグルトにパルミジャーノレッジャーノを加えたチーズ系のソースでいただきましたけれど、さっぱりスッキリを欲していた今回は自家製柚子ポン酢醤油に刻みワサビと練りワサビの両方を加えた " わさびドレッシング " でいただきました。レホールを使ったものよりもパンチと香りに優れ、正に夏向きのソースですね。
因みに全体に散らしてある黒い粒は胡椒ではなく、庭で採れたビルベリーの実であります。
■ 葉月の庭風景 新しいエネルギー そして消えゆく命
檀の樹にしっかりと脚を踏ん張っているクマゼミは
未だ羽化したばかりのようでボ~っとしているのか
近づいても逃げもせず旅立ちの時に備えている様でもありました
新しいエネルギーの発露ですね

いっぽうヨタヨタと飛来しては梔子の葉にしがみついたのは
その翅もすっかりボロボロになっているアカボシゴマダラです
暑い夏の間あちこちを飛び回り疲れ果てているようですね
息も絶え絶えな感じでその終焉と消えゆく命を感じます
