■ 大地のキャビア
ボイルイカとプレートに
既にご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが " 畑のキャビア " と呼ばれる食材がありまして、それは秋田県大館市特産の「とんぶり」のことです。ホウキグサ(ホウキギ)の実を加工したもので見た目はまるでキャビア、噛むとつぶつぶぷちぷちしていて非常に心地よい食感です。
クセのない味わいなので様々なお料理に用いられますが、酢の物にしたりネバリのある食材と組み合わせるお料理が多いようです。またその見た目のキャビア感からパスタや前菜のサラダなど洋食にも活用されることも多くなりました。

今回は旬の夏イカをボイルしたものに和え、柚子ポン酢醤油でいただくという和洋折衷スタイルのプレートです。イカに不足している栄養素のカロテンを多く含み、鉄・マグネシウム・ビタミンB群も豊富な「とんぶり」ですから栄養バランスは申し分なく、見た目とお味はさっぱりしていながらジツは夏のスタミナ食であるところが愉快じゃありませんか。
イカのむちむちうっふぅ~ん♪でぷりぷりしたクチ触りに対し「とんぶり」のつぶつぶぷちぷちした食感が重なり合い、複合ワザとなって仕掛けてくるトリッキイなプレイに思わず目が丸くなります、あぁ美味いものですねえ…井之頭五郎さんなら「俺はこの味に覚醒する…秋田の名産恐るべし」とか言いそうですよ。

オクラやアスパラそしてスイカといった旬のスターたちも迎え、ニク料理のプレートはまたひと味違った展開が楽しいものです。よく冷したスパークリングワインもよいものですが、ここはやはり日本酒がベストパートナーでしょう。
そう思って秋田の銘酒を探したのですが、残念なことに近隣の店舗には扱いがなく、いつもの灘のお酒を冷やしていただくことにしました。そう云えば秋田県産の日本酒ってあまり見かけませんね、地域的なこともあるのかな。こーゆーこともありますから、見つけたらストックしておくのが正解かも知れません、なにせ秋田県も美味しいものがたくさんありますから。
■ 葉月の庭風景 大地から飛翔する命
昔は蝉の幼虫は地中で七年ほど暮らし
地上に出てからは一週間くらいしか生きられない可哀想な生き物…
と言われておりましたが
ジツは幼虫期は2~3年で成虫になってからも一カ月くらい元気にしているそうです

まあそれでも下積み時代の長さに比べ活躍できる期間は短いですよね
やっと地中から出てきても羽化に失敗して命を失う蝉もいますし
天敵もたくさん待ち構えています
ちいとウルサい奴らですが大空に飛翔する命は応援したくなるものです
