■ カリフローレと茹で豚
鮮やかな七変化
先日行ったJAふじ伊豆のファーマーズマーケットではヒラスズキのお刺身や〆鯖を購入してきて楽しませていただきましたが、その時に「カリフローレ」というちょっと変わったヤサイも見つけてしまい、物珍しさからついついカゴに入れてしまいました。

要はカリフラワーの仲間なのですけれど、この色がなんとも言えずパッションですねえ、淡い紫色…これは挑発してきます。いろいろヘンな妄想をしてしまいますが今日はソッチの話ではなく本駄文日記のメインストリームの方ですよ。
店内POPには「生でもオッケー 甘くて美味しい」と書かれておりましたけれど、このご時勢ですから少しは加熱したほうが宜しいでしょう。と言っても沸騰した湯で瞬間湯通しする程度、このテの野菜は加熱時間が長いと汚い色になってしまう失敗を過去に犯しておりますので細心の注意を払って調理します。

あら~ちょっとビックリしちゃうじゃありませんか!湯に落とした途端に鮮やかなコバルトブルーに変化したのです…うっわ~コレはヤバいぜ、すぐさま冷水にとって色を止めます。それにしてもスゲーなあ、なんだか食べ物の色じゃないみたい。
同所で購入した「白糸ポーク」はきっちり焼き目&低温ボイルでソフトに仕上げ、スターチを効かせたコンソメスープで優しいお味になってもらいます、これは美味い。やはりファーマーズマーケットはフツーのスーパーとは違うラインで仕入れているので、このテの変りダネがあるのですね。
因みに白糸(しらいと)とはあの富士山周辺観光名所の " 白糸の滝 " で、その地区で肥育している豚さんのお肉のことです。

もうひとつ驚いたことは、そのコバルトブルーの「カリフローレ」にいつもの自家製フレンチドレッシングをかけると、再び鮮やかな紫色に変化したことです。きゃ~キレイっ!よくドリンクなどで酸性の液体を加えて色変化を楽しむことをやりますが、ソレと同じ化学反応なのでしょうね。
結局「カリフローレ」の七変化まで楽しめてリッチなプレートになりましたし、お味は謳い文句通りでほのかな甘みと爽やかな風味がカリフラワーらしく、食感もポリポリサクサクと心地よいものでしたよ。

茹で豚とヤサイのお料理ですから相棒はビールでキマリですな。今回は YEBISU の薫満つ(かおりみつ)という変わったネーミングの限定品です。その名の通りかなり奥深い薫りが鼻腔をくすぐります。ビターも重層的に何度も押し寄せてきて、満足感がこだましてくるような感覚です。
とても良質なビールだと思いますが、ただどちらかと云えば食中酒ではなく食前あるいは食後の静かなお楽しみにする方が、よりこの旨味と香りが愉しめるような気がします。
