■ 冷し納豆蕎麦
産地に学ぶ食生活の知恵
納豆蕎麦を初めて食したのは日本経済が最も活気づいていたバブル時代でした。当時は機械商社の技術営業として北関東をクルマで走り回っておりまして、途中で立ち寄った東北自動車道のパーキングエリアの軽食がその出会いでした。
最初は「えっ!?お蕎麦に納豆?きも~」くらいにしか思いませんでしたが、注文する客があまりに多いので試しに食してみる気になったわけです。ところがそいつが美味いのなんの!って。以来ハマりにハマってそこを通るたびに食したものでした。

考えてもみれば納豆の名産地・茨城県も近く、また東北の入口である北関東エリアは納豆の一大消費地なわけですよ。栄養価の高い納豆とヘルシーな蕎麦を組み合わせることによって健康栄養のバランスに優れた食べ物になるのは、この産地に近い人々に昔から引き継がれてきた伝統食の技と知恵なのです。
発酵食品の良質なたんぱく質やビタミンとミネラル、ナットウキナーゼによる血栓予防や動脈硬化改善、大豆オリゴ糖による腸内環境の健全化と免疫力の向上…もう数えあげればキリがないくらい完全食に近い存在なのですね。
まあ栄養価のウンチクはそれとして、とにかく食味が素晴らしいのが何と言っても佳いわけでして、平素から食す頻度をもっと上げたほうがいいんじゃないですか…と久々に食した今回、あらためて思った次第です。

