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モネ《オンフルールの海岸》〜空が喋り出す絵、海景画のブルース

モネ《オンフルールの海岸》

  • 原題:Le Bord de la Mer à Honfleur
  • 英題:The Beach at Honfleur
  • 別題:《オンフルールのビーチ》
  • 作者:クロード・モネ
  • 制作:1864年
  • 寸法:60 cm × 81 cm
  • 技法:油彩、カンヴァス
  • 所蔵:カウンディ美術館(ロサンゼルス)

23歳のモネは、1864年5月に修行の場だったパリを離れ、ノルマンディー海岸の港町オンフルールへ向かう。

そこで友人のバジールや師匠ブータンとともに同じ宿に泊まり、時間や構図を変えて多くの海景画を描いた。

モネ《オンフルール、船の上陸》1864年

その中には、モネが初めてサロンに入選した《オンフルールのセーヌ川口》もある。

モネ《オンフルールのセーヌ川口》1865年

ノルマンディー地方のオンフルールの海岸は「画家たちの聖地」と呼ばれ、多くの芸術家が戸外制作の拠点にしていた。

絵画レビュー:海よりも、崖よりも、空が喋っている

モネ《オンフルールの海岸》

この絵の主役は、どう見ても“空”だ。海でもない。灯台でもない。ましてや右下にぽつんと立っているおじさんでもない。画面のほとんどを占める巨大な青。そこに散らばる雲たち。23歳のモネは、すでに「空の監督」だった。海よりも、崖よりも、空が喋っている。空が、この世界を引っ張っている。

よく晴れた日。雲は軽やかに流れ、空は地球の屋根とは思えないほど広い。空気が、絵の中からそのまま出てくる。

この絵には、若いモネの息づかいが残っている。「どうしてこんなに空が好きなんだろう」と自分でも不思議に思っているような、その“好き”がそのままカンヴァスに乗っている。

画面の左から右へ、視線が自然に流れていく。この「時間の流れ」がいい。絵なのに、動いている。モネは静止画の中で“ロードムービー”を撮ってしまった。

「今日の空、ちょっとすごくない?」

そんなモネの声が、絵の向こうから聞こえてくる。

空が高く、光が強く、海がゆるやかに呼吸し、画面に風が通っている。ただ空を描いただけで、こんなにも世界が動く。

モネは知っていた。

「空を制する者が、風景画を制する」

この絵を前にすると、思わず深呼吸したくなる。モネが描いた空は、150年以上たってもまだ新鮮だ。

 

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モネの傑作絵画




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