こんにちは!ちょこです!
このブログでは「ゲームUIを見てみよう!」というテーマでゲームUIを紹介しています。少しでもゲームUIに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいです!
今回は「アストラルパーティー」のSteam版とiOS版の画面を比較したのでご紹介します。
Steam版とiOS版とで運営が異なっており、今のところサーバーも分かれています。
コントローラーは非対応。対応デバイスはマウスのみです。
以下、目次です。
運営違いのため除外する要素
「アストラルパーティー」はSteam版とiOS版で運営が分かれています。
情報を整理したいため、運営が違うことでUIに影響を及ぼしていると考えられる、以下の2つの要素は除外します。
- 企業ロゴが違う
- 問い合わせ先のメールアドレスが違う
では、それぞれ詳細です。
1:企業ロゴが違う
タイトル起動直後に表示される会社のロゴに違いがありました。
表示されているロゴはそれぞれ以下です。
Steam版
- STAR ENGINE
- NEVER LAND ENTERTAINMENT
iOS版
- 上海电蝉网络科技
- Shanghai Feimo Technology
| Steam版 | iOS版 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
どれも黒背景で白文字で統一されてきれいですね。
2:問い合わせ先のメールアドレスが違う
Steam版とiOS版で運営が違うためか、問い合わせ先のメールアドレスに違いがありました。
これ、今まで気にしてなかったのですが、もしかしたら国ごとに分かれてたりするんでしょうか。個人的には気になりますが、UIデザイナーが関与できる箇所ではなさそうです。
| Steam版 | iOS版 |
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|
![]() |
|
debugging_SEP@163.com |
apsupport@feimogames.com |
以上の2点の差異は今回は除外します。
それではプラットフォームによる違いを紹介します。
プラットフォーム
ここからはプラットフォームによって、UIにも違いがある要素です。
以下の4点にまとめました。
- タイトル画面の導線に違いがある
- iOS版は名前設定してからゲーム開始
- オプション項目が違う
- 有償石の取り扱い方が違う
では、それぞれ詳細です。
1:タイトル画面の導線に違いがある
タイトル画面の導線に違いがありました。
…が、いつもと様子が違っていました。
いつもはSteam版のみ「ゲームを終了する」の導線があることが多い旨を紹介させていただいているのですが、「アストラルパーティー」の場合はiOS版にも「ゲームを終了する」の導線が設置されていました。
画面左上の×マークでもゲームを終了できる上に、iOS版は左下のメニューにも導線がありました。
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Steam版 |
iOS版 |
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そもそもiOS版は「ゲームを終了する」の導線自体不要な気がするのですが、なぜかあります。
あって困るものでもないのですが、誤タップの可能性が上がりますし、おそらく使わない気がします。現時点で有効性は不明ですが、今後の対応も気になるので紹介しておきます。
2:iOS版は名前設定してからゲーム開始
iOS版は名前を設定してからチュートリアルが始まりました。
Steam版はSteamのユーザー名がそのまま名前として使用され、名前入力することなく、チュートリアルが始まりました。

▲iOS版の名前入力画面
ここの遷移がプラットフォームによって変わることがあるのは意外でした。
名前は24時間に1回変更可能になっているので、Steam版の場合、名前をデフォルトから変更したい場合は24時間待つ必要があります。何かの予防策なのでしょうか…。
名前が変更できるようになるとプロフィール画面に名前変更ボタンが表示され、変更できます。
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Steam版 |
iOS版 |
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3:オプション項目が違う
他の多くのゲーム同様、オプション項目に違いがありました。
以下、比較した表です。
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Steam版 |
iOS版 |
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各項目を細かく見てみます。
Steam版の解像度の項目は色々ありますね。
独特だと感じたのは、フルスクリーンモードで画面の解像度が変更できる点。
解像度が足らない場合、当然見た目がボケたりします。
▲Steam版の解像度の項目
iOS版のグラフィックはLow、Middle、High、Ultraの4種がありました。
「アストラルパーティー」はカジュアルなゲーム性ですが、思ったより細かく分けている印象を受けました。

▲iOS版のグラフィックの項目
画面のリフレッシュレートはiOS版の方がバリエーションが多くありました。
体感ですが、2024年頃から徐々に120FPSの設定が出てきた印象です。

▲iOS版の画面のリフレッシュレートの項目
4:有償石の取り扱い方が違う
有償石の取り扱い方にも違いがあるようです。
ただ、違いがあるのが分かるだけで…、この辺の法律の解釈に詳しくないので理由をうまく説明しにくいです。また、運営が違うことで起きてるようにも見えますし、プラットフォームが理由にも見えます。
表示する理由など、基本的な内容については別の記事にまとめました。
ソシャゲのガチャ画面に表示されている「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」についてUIデザイナーが気になったこと
以下、要素分解して説明してみます。
4-1:Steam版には「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」の表示がない
「アストラルパーティー」のショップ画面を見た感じ、Steam版もiOS版もゲーム内通貨があるので「前払式支払手段」に該当してそうなのですが、Steam版には「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」の表示はされていません。
以下は課金アイテムの画面と、購入時の画面です。
| Steam版 | iOS版 |
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「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」の表示の有無でユーザー側が気にすることのひとつとして、サービス終了時に有償石の返金保証があるのか、だと考えます。
そこでSteam版の決済画面を確認すると「これらのアイテムは返金の条件を満たしていません。」と表示されています。

他のゲームの見た目も気になったため、同じくSteam版とiOS版が存在する「レスレリアーナのアトリエ」の決済画面を確認したところ、
こちらも「これらのアイテムは返金の条件を満たしていません。」と表示されていました。
| 「アストラルパーティー」の決済画面 | 「レスレリアーナのアトリエ」の決済画面 |
![]() |
![]() |
ただ、「レスレリアーナのアトリエ」のショップ画面には「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」が表示されています。
…ということは、「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」と、Steamに表示される、返金の条件を満たしていない旨のメッセージは関係ないのかな…?それともここでは、一般的な返金対応とサービス終了時に伴う有償石の返金保証とは別の話として考えられている…?
私の知識とサンプル数が少ないので今回は結論は保留。
4-2:Steam版には有償石と無償石で区別されていない
「アストラルパーティー」のSteam版には無償石はなく、「星盤」で一括りに管理されています。以下はホーム画面で表示されるリソースの表示です。
Steam版では星盤のみ、iOS版では星盤は有償石と無償石に区別されて表示されています。
| Steam版 | iOS版 |
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![]() |
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▲ホーム画面におけるリソースの表示。IOS版は無償石、有償石で並んでいます。
有償石の説明はSteam版もiOS版も同じです。
以下は星盤の説明と見た目を比較した表です。見た目は同じでもiOS版は無償石として扱われています。
| Steam版 | iOS版 |
![]() |
![]() |
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▲星盤の説明比較。iOS版は無償石。
個人的に、有償石と無償石の違いのひとつはサービス終了時の返金対象になるかどうかが大きいと考えています。
先ほどの項目で記載した以下の2点を考慮すると、そもそもSteam版の星盤はサービス終了時にも返金対象には含まれないのでしょうか…?
- Steam版には『特定商取引法に基づく表示』と『資金決済法に基づく表示』の表示がない
- Steam版の星盤の購入画面で返金条件を満たしていない旨が表示されている
Steam版の星盤が返金対象でないなら有償石と無償石を分ける必要もない、という考え方なのかな…。
4-3:支払いに使用する通貨の表記が違う
「アストラルパーティー」では、星盤を購入する際、Steam版とiOS版とで支払いに使用する通貨が違っていました。
Steam版はUSD。iOS版はJPYでした。
| Steam版 | iOS版 |
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▲星盤を有料で購入する際の画面比較
なんとなく、これまでのデザインを見ると
- Steam版は日本語対応してプレイもできているけど、言語対応している内のひとつ、くらいな印象。
- iOS版は日本向けにがっつりリリース対応を進めている。
…という印象を受けました。
余談:結局「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」の表示は必要なの?
記事を書いている間に、結局「特定商取引法に基づく表示」と「資金決済法に基づく表示」の表示は必要なの?という疑問が浮かんできました。
結論。
条件によっては必要だし、ある程度の規模の場合はとりあえず表示させておいた方が無難、という結論に至りました。仮に条件を満たしそうになったらその時に対応すれば良さそうです。
ただ、今回の「アストラルパーティー」のSteam版の場合は以下の2つの理由で不明です。
1つ目は、条件を満たしているか分からないためです。
金融庁が海外ゲーム事業者向けに作成したパンフレットによると
「ゲーム会社が提供するゲーム内課金により発行されたゲームアイテムの未使用残高(毎年3月末又は9月末時点)の合計額が、過去一度も、1,000万円を超えたことがない場合には、届出は不要です」
https://www.s-kessai.jp/admin/member/topics_update/images/201911071355132019game.pdf(金融庁)
…とのこと。単にこの条件を満たしていない可能性が考えられます。
2つ目は、ルールの解釈で分からない部分があるためです。
「アストラルパーティ」のSteam版の状況だけ見ると、
海外の企業が海外のプラットフォームを利用し、日本円ではなく米ドルで決済しています。この場合、ルールが適用されるのか解釈が分からないためです。
仮に適用するとなった場合、何をもって「日本国内向けにゲームを配信する」と定義するかがよく分からなかったんですよね…単にダウンロード可能な状態を指すのか、日本語訳を提供しているか、とかとか。
だとしても、決済はUSDだし、これを日本国内向けと解釈できるのか、とか。
この辺り、詳しい方がいたらコメントで補足などしていただければ助かります。
以上です。
モバイルとPCのUIの違いについて知りたい方の参考になれば幸いです。
このブログではこのようにゲームUIついて簡単にまとめて紹介しています。
もし良かったら話のネタ程度に他の方に紹介していただけると嬉しいです。
権利者さまへ
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「アストラルパーティー」のガイドラインを確認したところ、以下の記載がありました。
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