ぷらすです。
仕事終わりで、7月25日公開の「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」を観てきました。
ううーん。個人的には正直どう判断すればいいのかちょっと悩む感じでしたが、多分これってファンタスティック4に対しての思い入れが歩かないかで評価がかなり変わる作品なんじゃないかって思いました。
というわけで、まだ公開されたばかりの作品なので出来るだけネタバレしないように感想を書いていきますが、ネタバレ絶対イヤと言う人は先に映画を観てから、この感想を読んで下さい。
画像出展元URL:https://eiga.com/
概要
宇宙でのミッション中に特殊能力を得た4人の宇宙飛行士の活躍を描いた、マーベルコミックのスーパーヒーローを原作とするヒーローアクション。体がゴムのように伸縮自在になる能力を持つリーダーをはじめとする4人がヒーローチームとして地球を脅かすヴィランとの戦いを繰り広げる。監督を務めるのはドラマ「ワンダヴィジョン」などのマット・シャックマン。メンバーをドラマシリーズ「マンダロリアン」などのペドロ・パスカルや、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラックが演じる。(シネマトゥディより引用)
感想
なぜ過去作は失敗したのか
実は僕は2005年公開「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」
その続編で2007年「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」
2015年公開の「ファンタスティック・フォー」
の3本は観ているハズなんですね。(内容はあんま覚えてないけど)
しかしこの3作、興行的にいうと2005年の作品は内容的には賛否あるけど興行的には一応成功。続く2007年の続編は興行的にも評判もイマイチ。2015年のリブート版も評価は低かったように記憶しています。
じゃぁ、なぜファンタスティック4の実写化が上手くいかないのかというと、ファンタスティック4というヒーローチームを現代的に再解釈しようという試みが失敗しているってことだと思うんですよね。
コミック版ファンタスティック4はスタン・リーと伝説的アメコミ作家ジャック・カービーによって1961年に生み出されたアメコミとしては史上初のヒーローチームだったんですね。
画像出展元URL:https://eiga.com/
で、このジャック・カービーさんの絵柄を一言で言うなら、レトロフューチャー的というか、かなり独特な世界観を持つクセの強い画風の作家。
物語的にも他のアメコミヒーローとは少し違っていて、元々宇宙飛行士だった4人が自家製ロケットによる宇宙飛行中に未知の宇宙線を浴びたことでDNAが変化。超能力を得てヒーローチームになったという出自を持ち、エリートでお金持ちで素性を隠すことなく顔出しでヒーローをやってるんですね。
つまり、ある意味で古き良きアメリカを代表するヒーローチームって感じなのです。
で、このファンタスティック4を現代的に再解釈するということは、ファンタスティック4の持つ世界観そのものを壊してしまうわけで、当然ファンからは「コレジャナイ」という評価が下されてしまうわけですね。
過去作と本作の違い
そこで、今回の「ファンタスティック4:ファーストステップ」では、このジャック・カービーの世界観をそのまま実写化してみせたんですね。
1950~60年代の黄金期のアメリカNYを思わせる舞台ながら、現代のテクノロジーをさらに超える自家用ロケットや様々なガジェット。ただしデザインはザ・レトロフューチャーで、まさにジャック・カービーが描く世界観をそのまま再現するという。
ただ、2025年の今、現実世界はそうじゃないってみんな知ってるわけじゃないですか。
そこで今回MCUがやったのが、一番最初に僕らの住む世界とは別アースの物語ですよと明示したんですね。つまり、マルチバースです。
しかも、この作品ではファンタスティック4のオリジンは冒頭のテレビ番組でサクッと語られるだけで、最初からファンタスティック4として活躍しているところから描くという、MCU版スパイダーマンや、奇しくも先日公開されたジェームズ・ガン版スーパーマンとまったく同じ手法で描かれているんですね。
なのでまぁ、基本話が早い。
前半部分で、4人の能力やキャラクター、この世界での立ち位置やこれまで戦った悪役もテレビでの振り返りと言う形でサクサク説明を終わらせ、そしていきなり紅一点のインビジブル・ウーマン(ストーム)が懐妊。チーム4人が祝福ムードに――と思ったら、突然ギャラクタスがヴィランとして登場という怒涛の展開。
その辺も、ジェームズ・ガンのスーパーマンを思わせるスピード感ですが、スーパーマンと違うのはヒーローとしての知名度じゃないかなーと。
スーパーマンやバットマン、スパイダーマンはもう何度も実写化されているので、世界的に知名度は十分。だから途中からスタートしても全然許容できると思うんですが、ぶっちゃけファンタスティック4って(少なくとも世界的には)そこまで知名度がないというか、アメコミ映画ファンなら名前や能力は大体知ってるけど、正直そこまでキャラクターに思い入れがないっていうか。
本場アメリカならファンタスティック4は知名度もあるし、思い入れのある人も多いと思うので評価も変わってくるんじゃないかと思うけど、個人的には、う、うーんまぁ…ねぇ。って感じだったし、日本の多くのファンはこんな感じの感想になるんじゃないかな。
映像的には一時期に比べるとかなりいい感じではあるんだけど、物語的に――というかファンタスティック4というチームにそこまで乗れなかったんですよね。
あと、やっぱり作劇や敵の設定にMCU臭を感じる部分も結構あったりして、そこもちょっと乗り切れないなーと思ったりしました。
あと、今回も例によってエンドロール後のオマケシーンがあるんだけど2本目に関しては「え、それいる?」って普通に思っちゃったかも。
まぁ、このファンタスティック4が今後MCUの中でどう展開していくのかは気になるところです。
興味のある方は是非!!


























