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episode 062 脱・コンビニ食の試み ~宮ヶ瀬ダム

★アラ還原付日記(仮)その4「カブと一緒に東へ西へ」の一部をご紹介しています★

 

2023年6月19日(月)
かねて懸案の宮ヶ瀬ダムへ。出発は昼過ぎになっちゃったんだけど、基本、一本道で迷うこともないし、道の駅清川に寄っても午後1時半には到着。

天国の日々に宮ヶ瀬を目指す

いやー。天国だわ。自分のことだけ考えればいい生活って。
いつどこへ出かけようと、何時に帰ってこようと自由。
今までが不自由だったわけではないけど、やはり同居家族がいれば、遅くなりそうな時は予め伝えておくとかの気遣いは必要じゃない? それすらしなくていいって本っっ当に気楽。

子が独立して以来、ミドリでの夜間走行がそれほど怖くなくなった。
そりゃ、危ないことは危ない。わざわざ日没後に出かけたくはない。ましてや、知らない道を走りたいとも思わない。けど、帰りが遅くなっちゃってもう真っ暗、くらいのことなら、行きよりさらに慎重に走れば何とかなる。
家族と暮らしていた頃は、無意識のうちにも、早く早く急いで帰らなきゃ、と追い立てられていたのだと思う。その焦りが事故を招きそうで怖かった。今はどんなに遅くなろうと自分がよければいいので。安全第一で走れるってもんである。

帰りが遅くなってもいいということは、出るのが遅くなってもいいということでもある。
ちょっと遠出する予定が、何だかんだで昼過ぎになっちゃった、なんていったら、今までなら今日はもうやめとくかってことになっていたと思う。目的地までの距離にもよるが、初めてのところは迷走の怖れもあるので、さほど遠くなくても油断できない。

今日の目的地は、行ったことありそうでなかった宮ヶ瀬ダム
遠足のメッカでもあり、息子も小学生の頃行っている。機会があれば私も一度行ってみたいと、ずいぶん長いこと思っていた。ミドリに乗り始めてからは特に。
ライトマップルで確認した拙宅からの道は、その大半が、これで迷走するようなら何もかも諦めたほうがいいんじゃ、というくらい単純な一本道だった。
これなら大丈夫、ということで、昼過ぎになってもあわてず騒がず、心に十分なゆとりをもって出発したのである。

脱・コンビニ食を目指し道の駅に寄る

昼食を済ませてからだとさすがに遅くなりすぎるので、食べずに出た。
今回の遠出には、1つテーマがあった。
コンビニランチはもうやめよう、だ。

おにぎりだって、サンドイッチだって、コンビニの食べ物はおいしい。
自販機には売ってない飲み物もあるし、スイーツもよりどりみどり。
トイレ休憩を兼ねて食糧調達し、目的地に着いたら良い眺めや良い空気とともにランチタイム。いつしかこれが慣れ親しんだパターンになっていた。

ただ、どこへ行ってもコンビニっていうのが、いまいち味気ないことも否定はできない。
もともと食べ物は何でもおいしくいただくのが私の信条。行く先々で名物が食べたいとか、おいしいお店を探したいとはあまり考えたことがない。今も考えていない。ただ、コンビニ以外のどこかで、コンビニ食以外の何かを調達したい。

幸いにも、宮ヶ瀬までの道のりの途中には、道の駅清川がある。
そこで何かテイクアウト用の軽食など売っていないだろうか。

寄ってみた。
道の駅清川は神奈川県に4つある(4つしかないともいう ※2023年6月)道の駅の1つ。愛甲郡清川村、小鮎川の流れにほど近い県道64号沿いに位置する。地元の採れたて野菜から近隣の名産品まで、おいしそうなものが所狭しと並んでいる。
ここへ来るのが初めてなら、道の駅というもの自体が初めて。こんな施設が全国各地に千以上もあるなんてすごい。今の今まで行ったことがなかったのは、やはりこれまでの人生、車を持たずドライブ旅行というものもしたことがないからだと思う。

ピーナッツ入り鮎もなかというのがあった。鮎の形をした最中で、餡にピーナッツが入っている、のかな? 珍しいので買うことにした。
けど、これでは昼ご飯にはならないな。

もうちょっと血となり肉となるものはないかしら。ぐるぐる歩き回ってみたが見つからない。
二階に食堂があるようだけど、ここで食べるのはまたの機会にしたい。今日は初めての宮ヶ瀬行きなのだから、湖やダムのそばで食べたい。
ネットで予習したところでは、ダムまで行けばレストランや売店があるはず。
じゃあ、行っちゃいます?

鮎もなかだけ買って道の駅を出た。
宮ヶ瀬ダムはもうすぐそこだった。
入口に守衛さんがいて、二輪駐輪場やトイレの場所などを親切に説明してくれた。教わったところにミドリを駐めると、水とエネルギー館の建物が見えた。レストランや売店があるのはあそこだ。
行ってみた。

定休日……。

飢えと迷走の果て

食糧はあるのに落ち着いて食べられる場所がないということはたまに経験する。
けど、落ち着いて食べられる眺めの良い場所はあるのに食糧がないという状況は、ちょっと記憶にない。
エメラルドグリーンの水をたたえ、初夏の緑に囲まれて静かに横たわる宮ヶ瀬湖。ダム建設によってできたダム湖とは思えない。人類より前からずっとここにあったような悠久の趣。
だが食糧はない。

ひとたび脱・コンビニ食を目指すと食糧ってこんなに入手困難なものなのね。そもそも、行けば何かあるだろうって料簡が、身にしみついたコンビニ頼みの他力本願ではなかったか。コンビニをあてにせず確実に食いっぱぐれを防ぐには、事前の情報収集をもっと熱心に行うか、究極、お弁当を作っていくほかない。そんなマメなことをする気もないくせにコンビニじゃ味気ないとかよく言えたね。

ともかく、ダム見物だ。そのために来たんだ。
展望台に上って堤体を見下ろしたり、管理事務所で展示を見学したり。ダムカードももらった。宮ヶ瀬ダムのカードと、少し下流にある石小屋ダムのカード。

エレベーターで堤体の下へ降りてみる。上(1階)標高290メートルから下(地下3階)標高170.25メートルまで。上から見下ろせば落差にくらくらするけど、下から見上げても迫力に圧倒される。今日はやっていないが観光放流が行われることでも知られていて、なかなか壮大なショーだそうである。小学校の遠足はそれに合わせて行くのだと思う。
このダムを造るため、281戸、1136名の方が移転を余儀なくされたと伝えられる。

800メートルほど下流の石小屋ダムへも行ってみた。宮ヶ瀬ダムに比べたら小さな子どもみたいな可愛いダム。だが宮ヶ瀬ダムからの観光放流を受けとめ、発電もすれば水道用水等に必要な水量を放流もしているという健気なダムでもある。
遠足の小学生はこっちも見学するのであろうか。してあげてほしい。

……にしても、お腹へった。

この時点では、まだ完全に食いっぱぐれるとまでは思っていなかった。3時のおやつより少し遅いくらいのタイミングで何か食べられるだろう、と。周辺が憩いの場としても整備されている宮ヶ瀬ダム、もう少し足をのばせば何かあるはずだ。
湖の周りをぐるっと回ってみようと、駐輪場へ戻り、ミドリに乗った。

迷走した。
湖はどっち……もうわからない。

迷走の途中でコンビニの前を通ったのを思い出した。
何とかそこまで引き返し、サンドイッチと缶コーヒーを買った。
ミドリのそばにしゃがみ込んで食べた。3時のおやつより少し遅いくらいのタイミングで何か食べられたことだけは確かだ。

宮ヶ瀬にはまた来なくちゃ。眺めの良い場所でコンビニ食以外のものを食べるのだ。どうしてもとなればコンビニ食をおいしくいただくけどね。もうちょっとエレガントに。

 




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