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丸山泰弘『死刑について私たちが知っておくべきこと』(ちくまプリマー新書)

 死刑論入門。1990年代に、報道の過熱やポピュリズムにより犯罪の厳罰化が進む「刑事政策暗黒時代」があった。だが、2000年代に『獄窓記』の出版などにより、刑事罰を受けている人には福祉の手助けが必要な人が多いことがわかり、暗黒時代は緩和される。殺人罪の被害者は多くの場合家族か知人であり、ステレオタイプ的な「かわいそうの被害者」ばかりではない。死刑の抑止力にエビデンスはなく、無期刑で仮釈放されるのは稀である。世論は死刑を支持していると言われるが、日本の刑事司法の実態を知らせると、人々はそれほど死刑を支持しなくなる。

 冤罪で死刑になったら困るから死刑には反対。私は漠然とそう思っていたが、死刑をめぐる論議には複数の論点があり、それぞれについてそれぞれの考え方が錯綜している。本書はどちらかというと死刑廃止論寄りだとは思ったが、それは日本人の多くが死刑存置論を支持しているからだろう。日本人の偏りを是正するために、廃止論の根拠をより多く説明しているのだろうと思った。




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