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富永京子『なぜ社会は変わるのか』(講談社現代新書)

 社会運動論入門。様々な社会運動の理論を丁寧に跡付けている。人々が怒り・不平・不満から立ち上がるとする集合行動論。資源と組織が運動を制するとする資源動員論。政治的な動向を重視する政治過程論・動員構造論。政治側の聞く耳を重視する政治的機械構造論。社会運動の伝え方と受け取り方を重視するフレーム分析。マイノリティによる私的領域重視の新しい社会運動論。

 社会運動についてこれほどの理論的展開があるとは知らなかった。あまり主流に出てこない論点であるが、豊富な議論の蓄積があり、このようにまとめられる豊かな領域である。このような社会運動論について初めて読むので得るものがとても大きかった。理論的理解は実践につながっていくだろう。




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