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鈴木伸元『加害者家族』(幻冬舎新書)

 犯罪被害者やその家族が悲惨な目に遭うことはよく知られている。だが、加害者の家族も想像を絶する苦難に直面することを訴えている本である。加害者に責任があるのは当然だが、日本社会では加害者の家族もまた非難され、嫌がらせやネットでの中傷や個人情報流出などで、転居を余儀なくされたり、自殺したりすることもある。そういった加害者家族の想像を絶する苦難について豊富な具体例を交えて説明している。

 加害者としては、自らの罪を償うのは当然である。だが、加害者の家族は何の罪もないことがほとんどだ。その何の罪もない家族たちが、職を失ったり健康を害したり自殺したりするのはまったくもって理不尽だ。家族がそのような目に遭わないために、犯罪を犯さないのはもちろん、もし犯してしまっても、真摯に反省や謝罪・賠償を行い、加害者は自らの心を改めねばならない。




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