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松沢裕作『歴史学はこう考える』(ちくま新書)

 歴史学の考え方を、部外者にもわかりやすく解説した本。歴史は史料に基づいて解釈されるが、その史料というものはもともと裁判の記録であったりして、そもそも史料として用いられることを想定していないものである。そういった史料を目的外利用することで歴史学は展開する。近代歴史学の祖であるランケは、歴史を研究することは特定の目的に役に立つわけではないが、より良い政治の役に立つこともあるとした。また、歴史家は歴史を叙述するときに、それぞれの環境や置かれた立場によって様々に史料を解釈しうる。

 歴史学の基本的なスタンスを明確に書いていてとても好感が持てる本である。これから歴史書を読むときは、本書を読んだ経験がかなり効果を発揮すると思う。歴史は決して客観的なものではないし、そもそも「客観」などというものが存在すること自体が怪しいが、そういうことを如実に示してくれる本である。一つモノの見方を獲得した気がしている。




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