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中谷宇吉郎『科学と社会』(岩波新書)

 戦後間もないころに書かれた日本を代表する科学者による科学エッセイ。戦前でも日本には科学技術が庶民に至るまで浸透していた、とか、でありながら日本人は科学的知識に乏しく、特に政治指導層が科学的知識を持っていなかったために戦争に負けた、とか、政治上層部の科学的無知を暴く文章とか、また科学とは不可能を可能にするのではなく可能を可能にするに過ぎない、とか、微視的視点だけでなく巨視的視点も重要、など書いている。

 昭和24年に書かれた科学者による科学エッセイである。科学的知見を書くというより、社会と科学とのかかわりについて書かれたエッセイ群である。日本社会の中で、特に政治指導層の中で、科学はどう扱われていたか、そういうものが当時の時代風景の中に浮かび上がってくる。現代では科学的知識はウェブ媒体などで誰もが容易にアクセスできるようになったので、当時のような科学的無知の問題は解消されたと思われるが、やはり専門家の知識には勝てない。貴重なエッセイである。




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