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平体由美『病が分断するアメリカ』(ちくま新書)

 アメリカにおける公衆衛生の問題点について書いた本。公衆衛生は科学だけの話ではなく、政治や経済を巻き込んだ政策である。人々は科学知識を自らの習慣や知識に合わせて何らかの「物語」に変換して受容する。アメリカにおいては、「自分のことは自分で決める」といった習慣や、「専門家の言うことは信用ならない」といった信念によって「物語」が作られ、科学知識が素直に受容されづらいところがあった。コロナ禍においてもアメリカ人は公衆衛生を素直に受容しない場合があった。

 公衆衛生の本質について、アメリカにおける問題点を示しながら適切に解読していく本である。公衆衛生がどういうものであるかということがアメリカの事例を通して見えてくる。そこには様々な信念や力の闘争があり、単純に科学的知識が科学的知識だからということで力を持つものではない。科学的知識が力を持つためには適切なコミュニケーションやリーダーシップが必要なのだ。非常に興味深い論考だった。




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