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兼本浩祐『普通という異常』(講談社現代新書)

 近年発達障害への関心が著しいが、発達障害ではない健常発達の人々も独特の他者加害性や生きづらさを持っているのではないか、という本。健常発達の人たちは、時としてうそをつき、社会的地位をめぐって生涯争い、他者からの承認を常に求めている。流行を模倣し、他人と同じでいなければならないという強迫観念にとらわれている。総じて「色、金、名誉」にとらわれた人生を送る。これはある意味病的であり、他人を蹴落とすために他者に加害したり、承認を得られないと過度に不安になったりするのである。

 本書は健常発達と発達障害脱構築を試みている。健常発達と発達障害は、健常発達がすぐれているといった二項対立ではなく、もっと複雑な関係性を持っていることを示している。発達障害の研究が進むにつれて見えてくる、それと比較した健常発達の人々の症候性。このような視座の転換は有益であるし、人間の本質に迫る画期的な論考だと思う。

 




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