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千葉雅也『現代思想入門』(講談社現代新書)

 

 著者なりに解釈した現代思想を人生に接続しようとする本。デリダは「概念の脱構築」を行った。健康/病気など片方が優位にあるような対立を、劣位の方に味方するようなロジックを用いて、対立する両概念が相互依存する宙づり状態に持ち込む。ドゥルーズは「存在の脱構築」を行った。存在同士は超複雑に多方面に脱構築的に関係していくリゾームを形成する。そして、すべては関係しているだけでなく存在同士の間には多数の無関係も存在する。フーコーは「社会の脱構築」を行った。弱いものがむしろ支配されることを望んでしまうような権力の多方向的な関係性を分析していく。二項対立のどちらかに振り分けるのではなく雑多な生き方を泳がせていくところにクリエイティブなものが宿る。

 本書は現代思想のエッセンスを抽出し、それを単なる机上の理論にとどめることなく実人生の問題に対応させていく。秩序からずれる余剰にこそ創造的なエネルギーが宿るという現代思想のとらえ方はそのまま我々の人生の問題でもある。現代思想の問題を人生の問題として「世俗的に」考えるということ。それこそがまさに現代思想的な思考の展開でもある。




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