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ウンベルト・エーコ『永遠のファシズム』(岩波現代文庫)

 

 

  作家であるウンベルト・エーコの政治に関する論考を収めた本である。戦争について、その情報技術社会における位置づけや知識人の責任、ネットワーク的生起などについて論じた論文や、ファシズムの本質的な特徴を列挙し、ファシズムへの警鐘を鳴らした論文などを収めている。

 エーコの議論は政治学者の議論には及ばないが、文学者でありながらここまでの議論を展開できるリテラシーには敬服する。およそ知識人たるもの、文学の世界に閉じこもっていたのではその文学世界にもおのずと限界が生じる。より広い領域へと知性の探索する領域を広げることで文学のスケールも広がって行くのだろう。

 作家の政治責任などが論じられることがあるが、それは案外単純な問題であって、エーコのように政治的な論文が書ける程度に見識を深めることが最低ラインとして要求されるくらいのものではないだろうか。




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