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三谷太一郎『日本の近代とは何であったか』(岩波新書)

 

 

  日本近代について論じた重厚な本。

 ウォルター・バジョットによれば、近代とは「貿易」と「植民地化」により慣習の支配を変革して「議論による統治」を生み出した時代である。

 日本の政党政治幕藩体制時代の権力均衡メカニズムに由来する。日本の資本主義は明治時代の殖産興業政策に由来する。日本の植民地帝国は日露戦争戦勝後国際社会で一等国扱いされ軍事的安全保障を企図したことに由来する。さらに、三谷は日本の近代の特徴の一つとして天皇制を挙げ、それが日本にとって宗教と同じ国の枢軸としての役割を担ったことを述べる。

 本書は日本の近代について緻密で重厚な議論を積み重ねた学術書レベルの本である。近代の定義から始まり、それを日本の特殊性に柔軟に当てはめていく様は見事である。近代については多くの本が書かれているが、バジョットの議論はあまり取り上げられることがなかったように思うので新鮮だった。




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