以下の内容はhttps://analysis-nz.hatenablog.com/entry/2018/10/13/051345より取得しました。


近藤康史『分解するイギリス』(ちくま新書)

 

 

  イギリスの伝統的な安定的な政権が現在どのように変化してきたかについて記述している本。

 イギリスは伝統的に民主主義の模範として捉えられてきた。それは、議会主権、小選挙区制、二大政党制、政党の一体性、執政優位、単一国家などの諸要素から成り立つ安定政権だった。

 しかし現代では、①議会主権は国民投票大統領制化、分権化との関係で価値が問い直されており、②小選挙区制は維持されているが部分的に効果が弱まっており、③二大政党制は多党化が進んでおり、④政党の一体性については政党内対立が深まっており、⑤単一国家については分権化が進んでいる。

 本書は、ウェストミンスター・モデルとして民主主義のモデルとされてきたイギリス民主主義が、現在ではEUとの関わりの問題や自治の問題の高まりにより次第に分解してきて、EU離脱に象徴されるような不安定さを露呈している問題について記述している。イギリスの民主主義の変遷を描きながら民主主義とは何かについて学べるイギリス政治入門である。良書である。




以上の内容はhttps://analysis-nz.hatenablog.com/entry/2018/10/13/051345より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14