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荒このみ『マルコムX』(岩波新書)

 

 

  黒人運動家でオバマにも影響を与えたマルコムXの評伝。

 マルコムXはネイション・オブ・イスラムのスポークスマンとして活躍した。キリスト教は白人の宗教であるとして黒人にイスラム教をすすめ、白人は悪魔であるなどの過激な言説で知られた。それまでに蓄積された黒人=黒=悪というイメージを逆転させ、白人こそ悪であるということを例えば戦争や暴力の観点から訴えた。非暴力を訴えたキング牧師とは異なり暴力を肯定したが、飽くまで正当防衛の範囲内だった。後半はパン・アフリカニズムを唱え、アメリカ黒人とアフリカの連帯を期した。彼の生んだブラック・パワーはのちのブラック・スタディーズの元になっている。

 マルコムXはかなり正直な人間だったと思う。正直キング牧師はどこか偽善的な匂いがするが、マルコムXは黒人の置かれている状況を直視して、白人に対して明確な憎悪を抱いていた。それが彼の言説にも表れ、多くの黒人を魅了したのだと思う。いずれにせよ、活動家に必要なのは言説の力であり、行動力であり、カリスマである。




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