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黒崎真『マーティン・ルーサー・キング』(岩波新書)

 

 

  アメリカの黒人の地位を改善させる運動を行ったキング牧師の評伝。

 キングはガンジーに倣い非暴力の哲学を採用して、行進する無抵抗な黒人たちに白人が危害を加える場面が報道されることにより、暴力的な白人たちへの世論による非難を利用して改革を導いていった。

 黒人の公民権を求める運動をしてワシントン行進の成功、歴史的な「I have a dream」演説などを行い、ノーベル平和賞を受賞した。だが、その後黒人側の暴力的勢力「ブラック・パワー」などの台頭により運動はうまくいかなくなる。それでもキングは目標を公民権獲得から経済的平等・平和へと移し、活動を続けるが暗殺される。

 本書はキング牧師の劇的な生涯を描いた好著である。キング牧師もまた高等教育を受けながら政治的能力に長け、行動的な人間だった。社会的不正は必ず誰かが主唱して改善されていく。主唱する人間は勇気を備え、困難にさらされるが、それによって莫大な数の人々の人権が救済されるのだ。歴史のダイナミズムを感じさせる本だった。




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