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渡辺靖『文化と外交』(中公新書)

 

 

  政府が相手国の国民と意見、関心、文化を交換して理解すること、それを通して相手国の国民の「心と精神を勝ち取る(win hearts and minds)」ことをパブリック・ディプロマシ―という。本書はこのパブリック・ディプロマシーの入門書である。

 パブリック・ディプロマシーはハード・パワーに対するソフト・パワーとして有効な外交の手段である。古くはギリシア、ローマの時代から中世を経て、延々と行われてきた。だが、パブリック・ディプロマシーは結局は自国中心主義なのではないかといった疑念や、逆に普遍主義を夢見すぎているといった疑念が呈されている。パブリック・ディプロマシーの成功と失敗は微妙な国際事情に影響されており、数多い成功例の裏には数多い失敗例がある。

 近年ソフト・パワーとして国際関係論などでもよく論じられている文化による外交であるが、本書はその具体例を、途上国から先進国、過去から現在に至るまで豊富に取り上げ、その本質に迫ろうとする。焦点を絞った文化外交政策は成功しやすいと述べられているが、それよりも多様な主体による漠然とした文化交流こそ漸進的に世界平和を推進するのではないかと思われる。




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