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内山節『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』(講談社現代新書)

 

 

  かつて日本の山村では人々は事実としてキツネに騙されていた。その現象がなくなったのは1965年ごろである。その理由を探る中で日本社会の変遷を追っている本。

 人々がキツネに騙されなくなった理由として、①高度経済成長期の経済発展により人々が経済的人間になったこと、②科学技術の普及により人々が物事を科学的に見るようになったこと、③情報技術の発展により人々とキツネとの伝統的なコミュニケーションが消えたこと、④進学率が高くなり村の伝統的な教育が崩れたこと、⑤死生観の変化により土地とともにあった信仰が消えたこと、⑥自然観の変化により人間と自然が切り離されたこと、が挙げられている。

 本書は実証的なデータに基づいて書かれた社会科学の本ではないが、日本の一つの時代の変遷を丁寧に追っていて、日本の歴史に対する興味深い考察となっている。現代、この変わりゆく世相において、同じように消えていく「事実」がいろいろあるのだろう。




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