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横手慎二『スターリン』(中公新書)

 

 

  ソ連崩壊後明らかになった新しい資料を基に描かれたスターリンの肖像。生い立ちから運動化時代、権力の座に上り詰めるまでの軌跡が描かれる。スターリンの伝記については、ソ連情報統制や資本主義国の偏見によって過分に歪められていたが、あくまで中立な記述を目指している。

 スターリンの死後、彼の評価については擁護派と糾弾派に分かれている。彼の工業化推進を評価する立場と、集団的弾圧や粛清を糾弾する立場である。フルシチョフは明確にスターリンを批判したが、ゴルバチョフは折衷的な態度をとった。

 スターリンは、確かに晩年は老齢によって拙い政治を行ったが、独裁者として君臨するにあたって、様々な策謀をめぐらした。スターリンの直面した問題は、戦争も含むあまりにも複雑な問題で、それに対してスターリンは一貫した理論的態度を持たなかった。政治というのは、為政者が、置かれた状況を総合的に臨機応変に判断して行うものなので、その当否の判断は難しい。だが、現代の価値観からすれば彼の民衆弾圧は重大な人権侵害であることに間違いはない。




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