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加藤雅彦『ドナウ河紀行』(岩波新書)

 

 

  ドナウ河流域の、東欧・中欧の歴史・風土について簡略に書かれた本。ドナウの源流から、ドイツ、オーストリアチェコスロヴァキアハンガリーユーゴスラヴィアブルガリアルーマニアソ連に至るまで、ドナウ流域の国々の簡単な紹介が続く。

 本書はまず、あまり世界史で言及されない国にもスポットを当てている点が注目される。オーストリアハンガリー、特にブルガリアルーマニアについてはほとんど語られることがないため、本書によってそういった国々に関する知見を広げるにあたっての導入が図れる。

 それに加えて、国境やら民族やら、人々を隔てていくものをぶった切って流れていく雄渾なドナウの姿は圧巻である。やはり自然というものは人間などの小賢しい歴史とは一歩距離を置いて、どっしりとマイペースであらゆる障害をぶった切っていく。人間の民族や宗教に関する争いなどお構いなしに流れていく辺り、やはり自然は偉大だと思った。結局、歴史VS自然、といった具合で、変転する歴史に不動の自然という対立がよく見えて面白かった。




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