
あの「十二国記」が、東宝でミュージカル化される。しかも主演が柚香光さんで。
嬉しすぎてどうしたらいいかわからずブログを書き始めてしまった。作品解禁だけで記事を書き出すっていつの何ぶり?という話である。(たぶん2019年のエリザ2020解禁以来だとおもいます。)
X(Twitter)で叫んでしまうとちょっとどうにもネタバレ配慮の要否が気になるため、それを回避できる手段としてブログを選びました!
よって以下はめっちゃ話の筋などに触れますので、原作未読の方はご注意ください!
そしてこれは別に原作こう読んだらいいよガイド系でもなんでもなく、「十二国記を好きな舞台オタクが・まさかの好きな人主演でのミュージカル化の知らせを突如浴びた」という事実のドキュメントでしかないです。
原作知らない人向けのおすすめ云々とかは得意な人たちが散々やってるのでお任せします!!とくになんの参考にもならん記事でごめん!!!同好の士に届け!!!
※このブログを書いている人は、柚香光さんの(比較的ゆるめの)ファンです。
目次
- ちょっと何いってるのかよくわからない。すべてが事件すぎるミュージカル化の報せ
- そもそも、陽子というキャラクターが大好きだということ
- そんな陽子のキャスティングが柚香光さんである件について
- 「ちょっと!誰が景麒なのよ!」→秒で納得し、着席
- なぜこんなにも「十二国記」が好きなのか
- 舞台化にあたってのハードルや懸念は?
ちょっと何いってるのかよくわからない。すべてが事件すぎるミュージカル化の報せ
十二国記がミュージカル化されてその主演がれいちゃん、という衝撃のお知らせは、イープラスのアプリ通知で知った。「柚香光」のお気に入り役者登録に反応しての通知である。
見た瞬間、ちょっと待って?何の話かわからない、となった。
いやまじでわからんすぎる。現実とは思えない文字列に感じられる。これはなにかな?夢かな???
記事もろくに読まず、とりあえず血相を変えてXを見に行くと、東宝演劇部が確かに更新を、している。
「月の影 影の海」がミュージカル化。主演は柚香光。
◆ ◆
— 東宝演劇部 (@toho_stage) February 12, 2025
ミュージカル『#十二国記 ‐月の影 影の海‐』
上演決定!
主演 #柚香光
◆ ◆
シリーズ累計1300万部突破(2025年1月現在)の大人気小説シリーズが、… pic.twitter.com/Kl5HbSpPiU
とりあえずもうこれで、一旦頭が真っ白になった。れいちゃんが陽子。陽子をれいちゃんが演じる。そんな現実があってよいのか!?
しかし、そこまで把握してハッと我に返る私!そう、あの存在は一体誰が演じるの!?
「いや待てよ、ちょっと景麒、誰よ!?!」と、もはや喧嘩腰の勢いで慌てて名前を確認すると、するとそこには相葉裕樹という名が燦然と輝いていた。
平服。絶句。脱帽。感謝。ダブルで意味がわからなくなった。一体、何が起きているんだろう。
本当に、どうしたらいいんでしょうかーーーー!!?
そもそも、陽子というキャラクターが大好きだということ
私と十二国記……みたいなテーマでそれこそ人生をかけて語れる人って本当にごまんといると思っていて、私は出会ったのも社会人になってからだし、正直そこまで超絶ディープに十二国記を語れるような人間ではない。
というのはあるんだけど、でもこの作品シリーズが大好きすぎることには変わりないので好きに書かせてもらおうと思う!
「月の影 影の海」は十二国記として刊行された中ではシリーズ一作目に属していて、主人公は女子高生の中嶋陽子。
ごく平凡な女子高生だったはずの彼女は、毎晩謎の化け物が出てくる悪夢にうなされていた。そんな彼女は、ある日突然目の前に現れた、奇妙ななりをした見知らぬ若い男から「見つけた」「私とおいでください」と告げられる。
……なんかこれだけ聞くともしかしたら「今流行りの異世界転生モノっぽいのかな?」みたいくなるんだけど、全くもってそんなはずもないのである。
読者を待ち受けているのは、まさにその真逆の世界。
そもそも現代日本から十二国の世界に移動する時点でめちゃくちゃ危険なことになるし、陽子からするとわけわからん化け物みたいな存在が急にウジャウジャ出てくるし、そもそも迎えに来たってその説明もろくに聞く暇がないうちに、陽子はその迎えに来た存在であるところの景麒とはぐれてしまう。そもそも自分が十二国の世界における王のひとりであることすらまともに知らせてもらっていないというのに……!
そこからしばらくの間、物語は「いくらなんでもそんなにしんどいことある?」の連続。
ひとりで勝手のわからない謎の古代中国風の世界へ飛ばされた陽子は、本当にとてつもない苦労を強いられる。その描写、まさに艱難辛苦。
ただ一人の助けもなく、なにも悪いことをしていないのに、行く先々で虐げられたり騙されたり、飢えを感じるまでに追い詰められていく陽子。
十代の自分が同じ目に遭ったらとてもじゃないが生きていける気がしない、と恐ろしくなるほどのあまりに過酷すぎる状況描写で、読むのがしんどくなるという話にも頷ける。
でもそれは、作者がいたずらに陽子をいたぶっているわけでは全くなくて。
小野不由美さんはいったいどんな視点でこの物語を書いたのだろう?と畏怖の念を抱きたくなる。
どんな目に遭おうとも、自分が自分であることを諦めない。
信じられるものは自分だけ、だからその尊厳を、自分の力で守り抜く。
物語を追っていくと、陽子自身が根底に持つ魂の高潔さみたいなものが、まるで青白く震える炎のように湧き上がってくる感覚になって、読んでいて本当に圧倒されてしまう。
陽子自身が自分で選び取った、その意志の結果として強い存在に変わっていく様子が、あまりにもかっこいいのだ。
そしてそこまでの経験でどんどんと頑なになっていた陽子の心は物語の後半で訪れる半獣・楽俊との出会いでようやくほぐれ、慶国の王としての運命に立ち向かっていくのであるが……
そんな陽子のキャスティングが柚香光さんである件について
……そんな陽子を、れいちゃんが演じる。
すみません、どうしたって勝ち確です。
いやほんとにまじで、こんなことある???
陽子って本当にどう表現したら良いのかわからないんだけど、とてつもなくかっこいい。
それはシンプルなヒーローのようなかっこよさという意味ではなくて、自分の責任や人間としての真っ当さを投げ出さないという意味での渋いかっこよさというか……そんな魅力を存分に持っているキャラクターだと思っている。
たかだか十代の女の子が背負わされるのはちょっと流石に不当じゃないかよと言いたくなるほどの過酷な運命を陽子はいきなり突きつけられるわけなんだけど、そこへの向き合い方とか道の切り拓き方が、好きすぎて……その道行きを、じっと熱い眼差しで懸命に見つめていたくなる。それくらい、大好きなんだ、陽子のこと。。たぶん、憧れに近い存在なのかもしれない。*1
陽子は十二国の世界の王だからって、別にそのへんの人を簡単にひれ伏させることができるようなスーパーパワーを持っているわけでもない。綺麗事ではなにひとつ乗り切れない状況の中、ただ愚直に泥臭く、信頼できる仲間を得て、自分にできることを探っては少しずつ前へと進んでいく。その歩みには、どれだけの勇気が必要なことだろう。
単に陽子が自ら剣を振るう物理的にも力強い存在だということだけじゃなくて、なんというか……そんな陽子の在り方は、れいちゃんが役者として持っている本質に対して、あまりにも見事に響く役なんじゃないかなと感じるのだ。
言語化できない、理屈ではなくて、根拠もないのになぜか確信できてしまう真実として「似合う!」と叫びたくなる感じ。
絶対に、これ以上なく素敵な陽子を見せてくれるに決まっていて、今から楽しみで心の震えが止まらない。
そして今回、主演としては明確にれいちゃん一人の名前が記されているけれど、
クレジットとしては「ヨウコ(中嶋陽子)」役がれいちゃん、そして漢字表記の「陽子(中嶋陽子)」役として加藤梨里香さんの名前が並んでいる。
恐らく、現代日本パートの陽子、もしくは日本にいる頃の内面や記憶を持つ存在としての陽子のことを加藤さんが、十二国の世界の中で見た目も赤髪に変わった状態の陽子のことをれいちゃんが演じるのかなと思っている。ひょっとしたら舞台上に同時に登場するシーンも沢山あったりするのかも。
日本と十二国とで存在する世界が変わると実際に本人の容姿も変わるという設定があるため、この作り方はすごく面白いなと思った。どんなふうに展開されるのか、ものすごく楽しみである。
「ちょっと!誰が景麒なのよ!」→秒で納得し、着席
でもって、そんなれいちゃんを「主上」ってよぶ景麒が、あいばさまですってよ。
ねえほんと、私たち騙されてない???そんなことあるーーー!?!?!?
景麒って決して悪気ないんだけど真面目すぎて堅苦しいせいで無愛想にみえてしまう口下手で、なおかつ美人っていう……なんかもう、「そうですかーー!!!」ってなるキャラクターなわけですが……私は十二国記に登場する麒麟の中では景麒がいちばん好きでして、、、
「いやいやいや。お待ちなさいよ、誰が景麒を演じるのよ。」と思わず脳内腕組みで上から目線を発動してしまったんですけど、あいばさまですって。
そうでしたか。なんの文句もございません。ありがとうございました。(おとなしく着席)
あいばっち!!!なんかこのところちょくちょくご縁がある俳優さん!!!そもそも言わずもがな私の中で明確に好きな部類・見られると嬉しい役者さんなので、もうめっちゃくちゃ嬉しい!!!
れいちゃんが!陽子で!あいばっちが!景麒!!!あのふたりで!王と麒麟!!!!!
そんなんオタクの妄想って言われたほうがまだ信じられるんだよな、大丈夫ですかね、やっぱりなんか騙されてませんか???現実なんですか?そうなんですか……ずっとオタクやってるといいこともあるもんですね……???
でもってさ、この組み合わせでさ、あれでしょう???
景麒「御前を離れず、詔命に背かず、忠誠を誓うと、誓約申しあげる」
陽子「――許す」
が、あるんですか!!??
……あッでも待って!?最後のこのシーンの景麒、麒麟の姿だったわ!!!爆笑
上記のシーンはなんとかしてなんかこう、絶対いい感じに見たいのですが、とりあえずもう興奮が止まらないです……
十二国記好きなミュージカルオタクであいばさまが景麒なことに文句ある人とかおる?おらんくない???
ちょっと本当に意味がわからなくてずっと浮足立っています。無理かも。
れいちゃんとあいばっち、この二人の組み合わせで陽子と景麒が見れる世界なんてあるんだ……。
なぜこんなにも「十二国記」が好きなのか
十二国記は、私が生きる上で愛してやまない、物語の持つ力そのものの存在だと思っている。
力のある物語、というより、その存在そのものがイコール物語の持つ力、という感じがするというか……全然うまく説明できないごめんなさい。こんなすごいものが読めるなんて生きててよかったな、ってなるやつなんだ、私にとっては。
別世界を描いたひとつのファンタジー作品として、とてつもなく上質であり巧みであり、いやなんかそういう巧拙みたいな話がしたいんじゃないんだ。なんかもう、存在が尊い。気高い。
宝物と呼びたくなるような、そっと胸にその存在を灯しておきたい、とても大切に思う作品シリーズだ。
そしてそれを生み出すのが、まぎれもなくたったひとりの人間の想像力なのだという事実の凄さに、改めて胸打たれる。
小野不由美先生があの世界を描き出してくれなかったら、私達はそもそも読むことができないのだから。
現実ではないフィクション、物語だからこそ描けること。物語だからこそ、生きている人の心を動かせるという事実。
その力にどれほど救われてきた人生だろうかと思う。
本当に、なんで急に読んだのだったか。学生時代読むタイミングがないまま来てしまった私が初めてこの作品を手に取ったのは、たしか社会人2年目だったような気がする。
当時の細かな背景は忘れてしまったが、きっかけは確実に学生時代の友人の勧めによるものだったはずなので、その友人には本当に頭が上がらない。
「月の影 影の海」を読み終えた時、「私、本を読むのが好きで良かったなぁ!」と心から思った。
人生で出会えたことに間違いなく感謝している、大切な作品。
そんな大好きな作品が舞台化され、しかも主演が大好きな人だなんて、そんなことが起きるんだな……と、今日の午後は本当に放心して過ごしていた。
長く舞台オタクやってると、まじで信じられないくらい、良いこともある。たとえようもなく、嬉しい。
れいちゃんってば、退団後舞台の第一作が劇団☆新感線での主演ってだけでも意味わからんすぎてひっくり返ってたのに、そこにこんな誰も思いつきやしない特大の爆弾まで持ってきてくれちゃって……一体どうなっていらっしゃるの???
私はれいちゃんのファンとしては本当にゆるい存在だという自認もある。
在団期間の後半は1作につき1回観に行ければ良い方だったし、今も個人的な事情でFCにすら入っていないんだけど、私が舞台に立つれいちゃんを好きになり、今も今の自分として「好きだな」という事実には変わりがないので、ものすごく嬉しい、ということは素直に書き記しておきたかった。
あのれいちゃんの素晴らしい芝居心で、生きている陽子が見られるんだなんて。こんな嬉しいことがあっていいんだろうか。
れいちゃん自身が深く物語を愛している人だと私は思っているので、本当に、楽しみです。
舞台化にあたってのハードルや懸念は?
それこそ、麒麟の獣態どうすんの?とか、楽俊のモフモフ状態どうすんの?とか、色々あるような気はするんですけど私は現段階で正直あんまり不安を感じていないかも。
なんかね、ファンタジーって「現実ではない」世界を広げるものじゃないですかそもそも。
その物語を成立させるには、読み手側の想像力がものすごく重要になってくる。
そこが、私は舞台との相性がとても良いように思うんだよなぁ。
脳内で補完するという、観客としての共同作業、それを前提とされたものでいいんじゃないかなと感じる。
それこそ裏返した跳び箱の蓋がゴンドラに見えてくる、それが生身の人間のお芝居であり舞台の魅力なわけなので。
舞台上の光景から私達が受け取るものには、各種美術や映像技術でうまい具合にきっと架け橋をかけてくれるよ、だって東宝なんだから!と信じている感じです。
もしかしてさ、楽俊はでかめのモフモフパペットみたくなったりもするんかなとか。千と千尋でやっていたような人形操演のスタイルもあり得るのかも?などなど、色々妄想しています。いや~~~楽しみ!!!
だって、小野先生自身が
制作陣と長い時間を掛けてやりとりさせていただき、些細な疑問や、失礼とも思える意見にも誠実に対応してくださったことで、不安を解消することができました。
とコメントで言ってくださっているのですよ。でしたらもう!ねえ!!ほかでもない小野主上*2がおっしゃるのでしたら!!!
www.tohostage.com
そしてちゃんと触れるのが最後になっちゃってごめんなさい、楽俊について!
もっくんとまきしまくんのWキャスト、このお二人もなんだかいろいろとご縁が深い!!
キャラクター像としてだいぶ色合いの異なる、でもどちらもすごく魅力的な楽俊になりそうだな~って思ってこれまた楽しみ。
え~~~まじでWどっちでも見たいし!!!どっちも絶対好きになる!!!
そんでもって極めつけにあれよ!!!東京公演の劇場、日生劇場だからねー!!!ばんざーーーーい!!!!!ついにガチ該当を勝ち得た!!!
現時点での唯一の懸念は私が推し掛け持ち野郎であるということだけですね!どうしようまじで!財布がしぬという話とスケジュールが怪しすぎるという問題どっちもある、ウーーン、きっとなんとかしようっと!!!(考えるのを一旦放棄)
場合によっては福岡公演も帰省がてら行きたさがあるぅ~~……!どうにかして大富豪に、なりたい。
れいちゃんを主上と呼んでも差し支えない世界線が今年の12月には来るらしいので、それまで元気に生きていけそうです!!ほんとに長年舞台オタクやってて、よかったー!!!