『機動戦士ガンダム 第08MS小隊 ミラーズ・リポート』をみたので感想。
宇宙世紀0079、一年戦争の最中。地球連邦軍情報部のアリス・ミラーは、スパイ疑惑のかかった少尉、シロー・アマダを調査するため極東方面軍コジマ大隊基地を訪れる。不意に自白剤をかがされたシローは、ジオンに属する女性、アイナ・サハリンとの邂逅について口を開きはじめる…。
1998年公開の、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の劇場版。公開当時はまだ同作は未完結で、この映画の公開後に第10話「震える山(前編)」が発売されている。映画としては、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』との同時上映で、こちらの尺は50分ほど。90分の『Endless Waltz』とあわせて2時間20分の大ボリュームの興行だったようだ。
内容としては、クライマックス前のイントロダクション的な位置付けというか、「震える山」に向けてこれまでの内容を紹介し、『ガンダムW』の観客に対してこちらのクライマックスへの導線をつくっていこうという販促的な意図を感じさせる。シローとアイナのかかわりを復習する、1話、6~8話の総集編といった内容ではあるが、それを軍歴調査という設定でうまくパッケージして再提示しているところは巧み。
監督はOVAシリーズから代わって、5話、7話で演出としてクレジットされている加瀬充子。改めてみてもモビルスーツのメカニックの作画はこだわりを感じさせ、スクリーンでみても見劣りしなかっただろうなと思う。
この映画のキー・キャラクターであるアリス・ミラーに声をあてているのは高島雅羅。川元利浩のキャラクターデザインもあいまって、『カウボーイビバップ』のジュリアのことを思い出したりしたのだった。
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