2025年の振り返りです。
2025年新作映画ベスト10
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
- 『スーパーマン』(ジェームズ・ガン監督)
- 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(ソイ・チェン監督)
- 『F1/エフワン』(ジョセフ・コシンスキー監督)
- 『教皇選挙』(エドワード・ベルガー監督)
- 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(ジェームズ・マンゴールド監督)
- 『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』(𠮷原達矢監督)
- 『ひゃくえむ。』(岩井澤健治監督)
- 『遠い山なみの光』(石川慶監督)
- 『国宝』(李相日監督)
わたくしにとって今年ナンバーワンの映画は、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』。とにかくかっこ悪く、しかし真摯に、子と自分の命のために奔走するレオナルド・ディカプリオの姿、それを滑稽になりすぎない絶妙な距離でとらえるカメラに、わたくしは素朴に勇気づけられたのだった。
ジェームズ・ガン監督『スーパーマン』は、『エンドゲーム』以降のスーパーヒーロー映画のなかでも随一の快作。ロシアによるウクライナ侵攻、あるいはパレスチナでの蛮行が続く中で、弱者の側に立ちその希望となるのがヒーローの使命なのだと謳いあげた、まさに「いま・ここ」のスーパーヒーロー映画です。
『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は、娯楽映画に求められるハッタリと外連味をこれでもかと詰め込んだ快作。ルイス・クー兄貴のいぶし銀ぶりに惚れ惚れしたのであった。
いぶし銀といえば、『F1/エフワン』のブラッド・ピットも渋さがみなぎっていてよかった。『トップガン マーヴェリック』の換骨奪胎ともいうべき、スターがその老いから逃げることなく向き合ったドラマは、今後のニュースタンダードになるだろうという予感を感じさせる。
『教皇選挙』は、ローマカトリックの世紀のイベントを政治劇の舞台として提示し、世界宗教が世界宗教たる所以を画面に刻み付け、強く印象に残った。『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』はティモシー・シャラメの堂々たる佇まいに完敗。
今年のアニメ映画では、『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』と『ひゃくえむ。』の2本を推したい。儚いセンチメントを強烈無比のアクションでデコレートした『チェンソーマン』、リアリスティックな身体描写でアスリートをめぐる「時」を現出させた『ひゃくえむ。』、どちらも快作です。
カズオ・イシグロを原作に虚実入り混じる過去という時間の深みに触れた『遠い山なみの光』、『さらば、わが愛/覇王別姫』にオマージュをささげた堂々たる一代記『国宝』も、今年の収穫でしょう。
2025年劇場でみた映画まとめ
- 『室町無頼』(入江悠監督)
- 『劇映画 孤独のグルメ』(松重豊監督)
- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』(鶴巻和哉監督)
- 『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(ジュリアス・オナー監督)
- 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(ソイ・チェン監督)
- 『セプテンバー5』(ティム・フェールバウム監督)
- 『ブルータリスト』(ブラディ・コーベット監督)
- 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(ジェームズ・マンゴールド監督)
- 『バンパイアハンターD』(川尻善昭監督、2000年)
- 『劇場版モノノ怪 火鼠』(鈴木清崇監督)
- 『教皇選挙』(エドワード・ベルガー監督)
- 『サンダーボルツ*』(ジェイク・シュライアー監督)
- 『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(クリストファー・マッカリー監督)
- 『メガロポリス』(フランシス・フォード・コッポラ監督)
- 『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』(武本康弘シリーズ監督・石原立也監督)
- 『F1/エフワン』(ジョセフ・コシンスキー監督)
- 『国宝』(李相日監督)
- 『スーパーマン』(ジェームズ・ガン監督)
- 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(マット・シャックマン監督)
- 『劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来』(外崎春雄監督)
- 『ChaO』(青木康浩監督)
- 『近畿地方のある場所について』(白石晃士監督)
- 『バレリーナ:The World of John Wick』(レン・ワイズマン監督)
- 『大長編タローマン 万博大爆発』(藤井亮監督)
- 『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』(𠮷原達矢監督)
- 『遠い山なみの光』(石川慶監督)
- 『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』(ウェス・アンダーソン監督)
- 『ひゃくえむ。』(岩井澤健治監督)
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
- 『ハウス・オブ・ダイナマイト』(キャスリン・ビグロー監督)
- 『ホウセンカ』(木下麦監督)
- 『トロン:アレス』(ヨアヒム・ローニング監督)
- 『果てしなきスカーレット』(細田守監督)
- 『エディントンへようこそ』(アリ・アスター監督)
計34本。今年は『もののけ姫』や『エヴァ』などなどリバイバル上映がさかんだったが、残念ながら全然足を運べなかった。唯一行けた『バンパイアハンターD』は劇場で初見できたことを感謝すべき傑作でした。
自宅視聴まとめ
- 『陪審員2番』(クリント・イーストウッド監督、2024年)
- 『機動戦士ガンダム』(富野喜幸、藤原良二監督、1981年)
- 『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』(富野喜幸監督、1981年)
- 『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(富野喜幸監督、1982年)
- 『ゴールド・ボーイ』(金子修介監督、2024年)
- 『劇場版 Gのレコンギスタ I 行け!コア・ファイター』(富野由悠季監督、2019年)
- 『劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ 撃進』(富野由悠季監督、2020年)
- 『劇場版 Gのレコンギスタ Ⅲ 宇宙からの遺産』(富野由悠季監督、2021年)
- 『劇場版 Gのレコンギスタ Ⅳ 激闘に叫ぶ愛』(富野由悠季監督、2022年)
- 『劇場版 Gのレコンギスタ Ⅴ 死線を越えて』(富野由悠季監督、2022年)
- 『ザ・クリエイター/創造主』(ギャレス・エドワーズ監督、2023年)
- 『Cloud クラウド』(黒沢清監督、2024年)
- 『ある用務員』(阪元裕吾監督、2021年)
- 『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』(山本寛監督、2014年)
- 『Wake Up, Girls! 青春の影』(山本寛監督、2015年)
- 『Wake Up, Girls! Beyond the Bottom』(山本寛監督、2015年)
- 『ラブライブ!The School Idol Movie』(京極尚彦監督、2015年)
- 『ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbow』(酒井和男監督、2019年)
- 『民族の祭典』(レニ・リーフェンシュタール監督、1938年)
- 『スーパーマン』(リチャード・ドナー監督、1978年)
- 『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』(ライアン・ジョンソン監督、2025年)
- 『るろうに剣心 最終章 The Final』(大友啓史監督、2021年)
- 『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(大友啓史監督、2021年)
メモした限りでは23本。
2025年にみたアニメ
- 『火狩りの王』(西村純二監督、2023-4年)
- 『ACCA13区監察課 Regards』(夏目真悟、斎藤圭一郎監督、2020年)
- 『ぽんのみち』(南川達馬監督、2024年)
- 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(小林寛監督、2022-3年)
- 『Sonny Boy』(夏目真悟監督、2021年)
- 『ガールズバンドクライ』(酒井和男シリーズディレクター、2024年)
- 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(今西隆志監督、2015-8年)
- 『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』(柿本広大監督、2023年)
- 『ウマ娘 プリティーダービー Season 3』(及川啓監督、2023年)
- 『進撃の巨人 Season2』(肥塚正史監督、2017年)
- 『進撃の巨人 Season3』(肥塚正史監督、2018-9年)
- 『進撃の巨人 The Final Season』(林祐一郎監督、2020-22年)
- 『進撃の巨人 The Final Season 完結編』(林祐一郎監督、2023年)
- 『サマータイムレンダ』(渡辺歩監督、2022年)
- 『ダンジョン飯』(宮島善博監督、2024年)
- 『チェンソーマン』(中山竜監督、2022年)
- 『Witch Hunter ROBIN』(村瀬修功監督、2002年)
- 『Wake Up, Girls!』(山本寛監督、2014年)
- 『ラブライブ!』(京極尚彦監督、2013年)
- 『ラブライブ!』(2期)(京極尚彦監督、2014年)
- 『ラブライブ!サンシャイン!!』(酒井和男監督、2016年)
- 『ラブライブ!サンシャイン!!』(2期)(酒井和男監督、2017年)
- 『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(鶴巻和哉監督、2025年)
- 『その着せ替え人形は恋をする』(篠原啓輔監督、2022年)
- 『THEビッグオー』(first season)(片山一良監督、1999~2000年)
- 『THE ビッグオー second season』(片山一良監督、2003年)
- 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(河村智之監督、2020年)
- 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(2期)(河村智之監督、2022年)
- 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 NEXT SKY』(河村智之監督、2023年)
- 『アポカリプスホテル』(春藤佳奈監督、2025年)
- 『mono』(愛敬亮太監督、2025年)
- 『86-エイティシックス-』(石井俊匡監督、2021年)
- 『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』(亀山陽平監督、2025年)
- 『前橋ウィッチーズ』(山元隼一監督、2025年)
- 『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』(田口清隆監督、2025年)
- 『CITY THE ANIMATION』(石立太一監督、2025年)
- 『ウマ娘 シンデレラグレイ』(伊藤祐毅、みうらたけひろ監督、2025年)
- 『LAZARUS ラザロ』(渡辺信一郎監督、2025年)
38本。わたくしにしては結構2025年放映のアニメはみたな、という感じ。
2025年の10冊
- 山本周五郎『樅ノ木は残った』
- 米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』
- ピンカー,スティーブン『21世紀の啓蒙』
- 小川哲『君のクイズ』
- 松沢裕作『歴史学はこう考える』
- 浅野智彦『「若者」とは誰か アイデンティティの社会学』
- 古川隆久『昭和天皇 「理性の君主」の孤独』
- 河野啓『ヤンキー母校に恥じる ヨシイエと義家氏』
- 山形浩生『翻訳者の全技術』
- 富永京子『なぜ社会は変わるのか はじめての社会運動論』
読んだ本は116冊だったようです。
各月のまとめ
- 2025年1月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年2月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年3月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年4月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年5月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年6月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年7月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年8月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年9月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年10月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年11月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
- 2025年12月に読んだ本と近況 - 宇宙、日本、練馬
今年は身の回りで大きな変化があったわけですけど、2026年もよい年にしていきたいですね。