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中国・上海旅行記。今回は田子坊から、新天地にある中共一大会址(中国共産党第一次全国代表大会会址)を見て、その後いよいよ今回の旅のメインイベント、上海宣伝画芸術中心へと訪れます。なお今回は共産趣味分多めになっております。
田子坊へ

朝起きて、猫におはようのあいさつをしながらまずは地下鉄に乗り、打浦橋駅へ向かいます。駅を出ると目の前にはもうこんな門が。これが田子坊の入り口です。


いかにも「田子坊」って感じのキャラクターが出迎えてくれます。

中に入っていき、まず向かうのはKommune(公社)、まずは現代上海において共産趣味がどんな感じで消費されているかをヲチしてみましょう。
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店の中はこんな感じ。




ガチの共産主義っぽいものを持ってきたっていうよりは、やっぱりある程度小奇麗にされた、それこそゴダールの『中国女』に描かれたようなオサレmeetsマオイズムって感じですな。でもまあ、こういうのもこういうので、嫌いではない。
とりあえずコーヒーを頂く。これまたオサレだなー。

お店を出て、朝の田子坊を散策してみます。


こういうごちゃごちゃして、それでいてセンスがいい町並みって好きです。日本で言う原宿とかみたいな感じなのかしら。原宿そんなに歩いたことないけど。
変なキャラクターもいっぱいいる。





他にも変なものが色々売っている。


この化粧品はわりと上海の色んな所で見た。


いろいろ危うい。



看板もセンスがいい。
そんなわけで、一通り田子坊を堪能したのち、今度は新天地にある、中国共産党の第一回大会が開かれた場所、中共一大会址へと向かうことにします。
新天地・中共一大会址
新天地に向かう途中、地下鉄の駅で撮ったポスター。

台湾・高雄の地下鉄のポスター
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ほどではないですけど、ピンク髪のキャラクターとか、顔文字っぽいキャラクターとか、妙にネットっぽいですな。
新天地駅に着くと早速出迎えてくれるこんな看板

鎌と槌のマークがわくわくさせてくれます。
しかし駅を出てみるとこんな光景があたりには広まっていたり。

新天地は現在おしゃれなショッピング街。なんか六本木ヒルズ周辺っぽい。
しかしそんな風景の中を歩いていくと、妙に垢抜けない観光客がいっぱい居るエリアへ。きましたきました。

さっそく中に入ってみて、荷物検査を抜けると、壁には中国共産党第一次全国代表大会のメンバーの銅像が

そしてその横には中国共産党党旗。

これこれ、こーいうのがが見たかったんだなぁ。
中に入ると、中国における共産主義革命の歴史が。

れーにん!れーにん!( ゚∀゚)o彡

このデザインが良いよなぁ。

共産党宣言の翻訳。マルクスがカッコイイ。

『覚悟』ですよ『覚悟』。こんな題名付けますかあなた。右翼団体みたいだ。
……と思って調べてみたら、この『覚悟』っていう雑誌は、下記のサイトによると、共産党の創設以前の学生の団体で、周恩来とかが参加していたそうで、さらにいうと中国語で「覚悟」というのっは、日本語で言うと「自覚・覚醒」の意味らしい。
yuzitj.exblog.jp

陳独秀と李大釗。この二人が中国共産党を結成していくわけですな。

中国のロシア人コミュニティの中にも、共産主義がじわりじわりと広まっていったり。

COMMUNIST。

共産党宣言の翻訳をしたタイプライター。ちなみに中国の共産党宣言の翻訳は幸徳秋水・堺利彦が日本語に訳したものを底本にし、英訳も参照しながら書かれたものらしい*1。

中国共産党の初期メンバーたち。いかにもいいとこの坊っちゃん嬢ちゃんという感じ。

メーデー、漢字にすればそりゃ「五月一日」になりますわな。

中国共産党第一回大会の参加者。日本の大学に留学していた人も結構多い。

毛沢東たん。絶対写真修正してる。

毛沢東の描いた論文が載っている本。



その他なんかカッコよかったメンバー。大半が多分ろくな死に方してないんだろーなー。



共産党大会の様子。ここから↓までになるんだから、やっぱ中国共産党ってサクセスストーリー歩んでるよなぁ。
中国共産党第17回全国代表大会 -- pekinshuho

毛たんの書。

結成後現在まで、中国共産党のために尽力してきた人たち。

はためく五星紅旗。
というわけで、中国共産党党史を頭に叩き込んで、すっかり心は革命闘士、という感覚で外に出てみると、待ち受けるのはこんな光景なわけです。


……ま、豊かになってよかったネ。


ちなみに近くには大韓民国臨時政府の跡もあったりしました。残念ながらその日は休館日だったので入ることはできず。
毛太設計
というわけで、現代中国共産党の公式見解を見た後は、フランス租界を進みながら、共産趣味っぽいお店を目指します。
まずは常熟路駅の近くにあるという「毛太設計(Madame Mao's Dowry)」というお店へ向かってみます。調べてみると、文革グッズとかがたくさんあるらしくて、わくわく。
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旧フランス租界のオサレな町並みを歩いていくと、あったあった。


さっそく中に入ってみます。
しかし、なーんか思ってたのと違う。なんか骨董品ばっかで雑貨があまりない。お店の雰囲気もこじゃれていて、場違いな感覚がして早々に退散。ここは、共産趣味的視線からするとあんまりおもしろくないお店なのでした。
上海宣伝画芸術中心
しかーし、その次に行った場所、上海宣伝画芸術中心は、まさに共産趣味者大興奮な場所なのでした。
ただ、この場所、まず行くのが大変に難しい。とりあえずGoogleマップに「宣伝画芸術中心」と書かれた場所
Google マップ
に向かって




オサレな街を進んでいたのですがこれが全然たどり着きません。

かわいい猫の落書きはあるんだけどなー。
結論から言うと、Googleマップの場所は間違っています。本当の場所はこっち。
Google マップ
マップをみればわかりますが、団地の中にあったりします。総統公寓という看板がかかっている、華山路と武康路と鎮寧路の交差点にある、こんな感じの団地の入り口

を入り、

猫に挨拶しながら進んでいくと4号棟があるので

その中に入り、地下一階に行くと、

到着します。

ちなみに僕は分からなかったので、団地の入口にある、守衛さんに場所を聞きました。するとこんな名刺大の地図をくれた(左のは入場券)

ので、やっぱり迷う人は多いみたいですね。
さて、では中はどんな感じなのか、写真でご紹介!……と行きたかったんですが、中は残念ながら撮影禁止。まあ、色々政治的に微妙だったりもするのかもしれません。
というわけで、言葉で説明するとですね、とにかく日中戦争の頃から、改革開放の頃まで、中国で生み出されたプロパガンダポスターが、それぞれの時代ごとの壁一面に貼られています。横には英語で説明文もあって、それぞれの時代、どんな政治的状況から、どういうモチーフのポスターが多く描かれたか等が説明されていたりします。
もー共産趣味者なら興奮間違いなし。一部、複製ポスターをお土産で買ってきましたのでそれを紹介してみます。



こんな感じのポスターが所狭しと並んでいるわけです。
図録も買ってきたりしました。

中はこんな感じ。

中華人民共和国成立のときの有名な絵ですが、時代ごとに、粛清されちゃった人が描かれなくなったりしたという説明があったり。


激アツの反米ポスターが紹介されていたりします。これらも、上海宣伝画芸術中心にはきちんと原寸大の実物が展示されていたりするわけです。
これらの画像を見て、ピンときた人は是非!行くべきでしょう。
というところで今回はここまで。次回は圓苑や豫園、上海环球金融中心など、上海の定番観光地を回ります。
つづく。