響け!ユーフォニアムは武田綾乃の小説シリーズ(宝島社文庫)です。
小説の他にも主人公・黄前久美子の1年生編を描いたコミック版、
TVアニメ、劇場版シリーズがあります。
あらすじ
この物語は京都宇治市の北宇治高校吹奏楽部を舞台にした群像劇です。
主人公「黄前久美子」は、ありがちな天才的な能力者や
すでに圧倒的な技能を持った者、熱い情熱を持った者ではなく、
ごく平凡な吹奏楽・ユーフォニアムの経験者。
北宇治高校を選んだのは、制服が可愛かったから。
今までの自分をリセットしたかったから。
今度は吹奏楽部以外の部活をしようと思いつつ、
新しい友人たち加藤葉月、川島緑輝の流れに身をまかせて結局、吹奏楽部へ入部。
幼馴染の塚本秀一も入部していた。
そして、ユーフォニアムを担当することに。
そこで見かけたのは、同学年で同じ中学の吹奏楽部だった高坂麗奈。
成績優秀でトランペット演奏は並外れた実力の持ち主。
「ど、どうして高坂さんが北宇治に?」
昔は吹奏楽の強豪校だった北宇治は10年前から附大会銀賞どまりの弱小校なのだ。
そして、黄前久美子と高坂麗奈には因縁があった。
中学3年生最後の京都附吹奏楽コンクール。
結果は関西大会には進めないダメ金だった。
それでも満足だった黄前久美子は、悔し涙を流す高坂麗奈に
「泣くほど嬉しかったの?」
「悔しい。悔しくって死にそう。全国目指していたのに」
「……本気で全国行けると思っていたの?」
つい本音が漏れてしまったと気づく久美子に
「あんたは悔しくないわけ? あたしは悔しい。とっても悔しい」
北宇治高校吹奏楽部には新学期から新しい顧問が就任した。
音楽教師の滝昇。後に粘着イケメン悪魔とあだ名される。
「全国大会出場!」
部員たちに今年1年の目標を決めさせると
それを元に厳しい指導をはじめる。
色々ありながらも部員たちは力をつけていくのであった。
アニメ・劇場版シリーズ
物語の時系列順にあらすじを原作小説とあわせて紹介します。
紹介している順番で、アニメや劇場版、小説を読めばより楽しめます。
特に、黄前久美子の2年生編は
小説を読むことをオススメします。
劇場版にはないストーリーもありますよ。
そして、次期部長を黄前久美子した理由も明らかに。
1. 響け!ユーフォニアム 2015年4月O.A

原作小説は
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2013年12月発行)
黄前久美子1年生編
4月にはとても下手くそな演奏だった吹奏楽部は、
新任の顧問・滝昇の厳しい指導のもと、実力を伸ばしていった。
最初は反抗的な態度をする部員も多かったが、明らかに上達を実感するにつれ真面目に練習をするようになった。
サンフェスでの演奏も終わり、
六月のあがた祭りは誰と行くかで校内は浮足立っていた。
葉月は秀一を誘おうと思っていると、久美子たちに話す。
久美子は部活の休憩時間に秀一にお祭りに誘われる。
こちらに向かって歩いてくる葉月の姿を見かけた久美子は動揺して、
たまたま近くを歩いていた人の手首をつかみ、
「私、この子と行くことにしてるから」と断る。
掴まれたのは高坂麗奈だった。
こうして、葉月は秀一と久美子は麗奈とお祭りへ行くことになった。
コンクール出場のAメンバーを決めるオーディションが始まった。
トランペットのソロオーディションでは
3年生の中世古香織と1年生の高坂麗奈が競いあう。
麗奈に決まったのは、滝先生の知り合いだからという噂が流れ
部内は不穏な空気になり大会どころではない。
副顧問の「音は嘘をつかない」というさり気ないアドバイスを受けて
滝は部員たちの投票で決める再オーディションを行うのだった。
2. 響け!ユーフォニアム2 2016年10月O.A

原作小説は
響け!ユーフォニアム 2 北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏(2015年3月発行)
響け!ユーフォニアム 3 北宇治高校吹奏楽部、最大の危機 (2015年4月発行)
前シリーズの続編
小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」は完結していましたが、アニメ化に伴いぜひ続編をと創られました。
「北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏」では、
二年生の二人、傘木希美と鎧塚みぞれが鍵となり中川夏紀と吉川優子の話も描かれます。
「北宇治高校吹奏楽部、最大の危機」は、部活を辞めようとする田中あすかが話のキーになります。
「北宇治高校吹奏楽部のいちばん熱い夏」編
Aチームは関西大会出場を決め、副顧問の松本先生率いるBチームは京都府大会金賞を獲った北宇治吹奏楽部。
夏休みも日々練習に励む部員たち。
そこへ、去年当時の3年生達ともめて大勢の部員が退部をした時の一人、
2年生の傘木希美が復部を願い出た。
副部長・田中あすかは、「Aのコンクールが終わるまでは入部を認められん。それでも入部したいなら、滝先生の許可を」と言うが、
どうしても、田中先輩の許しが欲しいと、
同級生の中川夏紀が間に入り田中あすかに頭を下げる。
だが、あすかは「全国が終わるまでは諦めてほしい。その後なら戻ってきてもええよ」と許可しない。
毎日頼みに来るが、断られてしまう。
希美の大の仲良しだった北宇治唯一のオーボエ奏者・鎧塚みぞれは、ある日、屋上で彼女のフルート演奏を聴いて気分を悪くする。
久美子たち低音パートの1年生の間では、先輩達は誰も話したがらない、去年の新入生の集団退部が関係しているのではと推測していた。
2日間のお盆休み。
久美子たち低音パートの一年生と麗奈は太陽公園のプールに遊びに来ていた。
あすか、香織、優子、みぞれをはじめ吹部の先輩たちの姿もあった。
久美子は自販機コーナーで希美とバッタリ出会い、ベンチで話をした。
そこで、去年の一年生集団退部の真相を聞かされる。
退部の時に、みぞれに声をかけなかった事も。
あすかに退部を引き止められた事も。
復帰をしたい理由も。
そして、久美子は希美が復帰できるように協力する事にした。
合宿練習。
木管楽器の指導にあたる新山聡美先生が登場し、
麗奈は滝先生と恋人同士なのではと激しく動揺する。
真夜中に目が覚めた久美子は自販機コーナーへ向かう。
そこで、鎧塚みぞれに出会う。
八月から麗奈が電車通学になったのをきっかけに、一緒に早朝の自主練に行くことにした久美子。毎朝部室に一番乗りしている鎧塚みぞれとは たまに会話をしていた。
みぞれと話し込む久美子。
みぞれが希美に誘われて吹奏楽を始めたこと、コンクールが大嫌いな事、
部活を続けてる理由がわからないことを知った。
二日目の練習が終わり、
あすかは、希美の復部を許可しない理由をどうしても知りたいという久美子の質問に答える。
「みぞれちゃんが嫌がってんねん。希美ちゃんのことトラウマらしくて。
希美ちゃんは仲良しの幼馴染みと思っているのに、のぞみちゃんに避けられている。耐えられない。それを希美ちゃんに伝えるのは酷やねんか」
その日の深夜、久美子はみぞれにもう一度話を聞こうと自販機コーナーへ向かう。
今度は吉川優子と出会った。
そこで優子は、どうして香織先輩信者になったのか、コンクールについてどう思うのか、
去年の吹部の様子を語った。
優子と朝まで話し込んだ久美子は、広場でユーフォを吹いているあすかと出会う。
どうしたらこんなに綺麗な音が出せるのか不思議に思った。
部活が終わり、夏紀と一緒に帰る久美子は
夏紀に希美について話を聞いた。
そこで、希美は自分の憧れだったこと、希美に誘われて北宇治の吹部に入ったこと、
一年生集団退部のこと、
希美が苦しんでいる時に何もできなかったから、
今度は罪滅ぼしで復帰に協力していること。
そして、関西大会前日。最悪の事態がおきてしまったのだった。
「みぞれ、待って!」
立ち尽くす希美、駆けて去っていくみぞれ、舌打ちするあすか。
そこへ優子が現れ、希美の胸ぐらを掴み「どういうつもりなん!」と怒りの声を上げる。
そして、夏紀が駆け寄ってきて、「優子何やってんの!」と優子をにらみつける。
何かに気がついた優子は、久美子とみぞれを探しに行くのであった。
雨降って地固まる。
関西大会で北宇治高校吹奏楽部はゴールド金賞を受賞、
念願の全国大会への代表校となった。
「北宇治高校吹奏楽部、最大の危機」編
9月。文化祭で吹奏楽部の発表会は好評に終わり、音楽室では今後の予定が伝えられた。
久美子が家に帰ると、帰省していた東京の大学に通う姉・麻美子が
両親と揉めていた。中学から勉強一筋だった姉が大学を辞めて美容師になると言うのだ。
楽しい学園祭の次の日は台風で休校になった。
姉と口喧嘩をし憂鬱な気分の久美子は、商店街の花屋で滝先生と出会う。
家まで車で送ってもらう中、滝は自分の妻が5年前に亡くなったこと。
そして北宇治高校吹奏楽部出身で、
彼女は指導者になって北宇治が全国大会で金賞を取るのが目標だった事を話す。
次の日、緑から滝が買った花束イタリアンホワイトの花言葉が「あなたを想い続けます」と知って、滝先生LOVEな麗奈には、このことを話すのを躊躇する久美子だった。
全国大会出場を決め、9月の駅ビルのイベントで立華高校と福岡の超強豪校・清良女子校との演奏が決まり練習に熱が入る北宇治吹奏楽部。
そんなある日、
職員室で偶然にもあすかと母親、教頭と滝先生の言い争いを一部始終を目撃した久美子。
あすか本人が退部を望まない以上、退部届は受理しないと滝先生。
「私辞めたくない」と言うやいなや、母はあすかの顔にビンタ。
あすかは床に倒れ込む。
久美子はパート練習の教室に戻ると、
すでに副部長の田中あすかが退部するという噂が流れていた。
受験勉強のためにあすかの母は退部をさせるというのだ。
教室には続々と部員が集まり疑問が渦巻き大騒ぎに。
あすかは否定するが、次の日から部活を休む事が多くなった。
北宇治の柱というべき存在のあすかが退部するのは大問題。部員たちに衝撃が走る。
休日の合奏練習も空回りで滝先生は中断し、パート練習に切り替えるほどだった。
部員たちは、今度は私たちがあすかを支えようと一致団結をした。
駅ビルコンサートの日。
あすかは本番が終わるとすぐに帰った。母親に内緒で出場しているらしい。
立華高校の次に北宇治の演奏。最後は清良女子高校。
清良女子の全国の金賞レベルの演奏をまざまざと見せつけられた、麗奈、久美子、葉月。
緑輝は大興奮をしていた。
この清良女子のメンバーの1人が2年後、北宇治高校吹奏楽の一員になるとは誰も予想だにしていなかった。作者でさえも。
練習の最後に滝先生から、
「今週末までに田中さんが部活を続けていく確証が得られなければ、
全国大会は2年生の中川さんに出てもらいます」と発表、部員は困惑する。
次の日の合同練習から夏紀が加わった。
夏紀は早い段階から指示が出て練習をしていたのだった。
あすかの家で数学を教えてもらう約束をしていた久美子に、
2年生の夏紀と3年生の香織から、あすかの母を説得するように頼まれる。
あすかの母の好物、幸富堂の栗まんじゅうをお土産にと、香織から手渡された。
だが、母は不在で説得はできず失敗に終わる。
あすかは久美子に、ユーフォニアムを吹き始めたきっかけと、
今までコンクールに興味がなかったのに全国大会へ出場したくなったのか、
その理由を話した。
あすかの父はプロのユーフォニアム奏者の進藤正和。
あすかが小さい頃に離婚をして会うことさえも母が許してくれなかった。
はじめたのは小1の夏休み。
父からユーフォが送られてきて楽器店の店員に教わって中学から吹部に入った。
今までは、自分がユーフォを吹ければそれでよかった。
だが、今年の全国大会の審査員が進藤正和というのを知り、どうしても自分の演奏を聴いて欲しくなった。
でも、それは諦めるしかなくなったと。
久美子は夏合宿であすかが吹いていた曲、父が高校生の時に作ったという曲を
吹いてほしいとリクエストをする。
二人は堤防へ向かった。
2日後の昼休み。
久美子はあすかにコンクールの本番に出てほしいと頼みに行った。
このまま引退するのがベストだと断るあすか。
逆にあすかに言いこまれて返す言葉も出ない久美子。
そして、久美子は必死に思いの丈をあすかにぶつけた。
「諦めないでくださいよ。後悔するような選択を自分から選ばないで。あのホールで先輩の音を聞きたいんです!」
その言葉はあすかに響いたようだ。
そこに、3年の斎藤葵があすかを探してやってきた。
「担任があすかのことを呼んでるよ。昨日の模試の結果についてらしいけど」
あすかは、何かを思いつき不敵な微笑みを浮かべた。
そして週末の練習に、あすかは戻ってきた。
目前に迫る全国大会。
そして、色々な想いをのせて全国大会が始まる。
短編小説
響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話 2015年5月発行
ユーフォニアム初の短編集。
久美子達が北宇治高校へ入学した年の出来事。
◯低音パート、あすかや新入生の久美子、葉月、緑輝の練習風景。
◯科学準備室に幽霊が出ると聞いて、探検に行く久美子、葉月、緑輝。
◯斎藤葵が部活をやめた本当の理由。
◯壁ドンを試す低音パートの部員たち。
◯葉月が秀一を好きになったきっかけとその後。
◯中川夏紀と吉川優子が初めて出会った時の話。
◯吹奏楽部の男子はモテないと愚痴る秀一と先輩たち。
◯休日に遊びに行く葉月と緑輝の話。
◯吹奏楽部から傘木希美がいなくなって動揺する鎧塚みぞれと、吉川優子の話。
◯北宇治高校文化祭の話。
◯新三年生会議。
◯小学生の頃の高坂麗奈と滝昇先生との出会いの話。
◯長瀬梨子先輩に恋愛相談をする秀一と、久美子に告白をする秀一の話。
響け!ユーフォニアム 北宇治高校の吹奏楽部日誌 2016年10月発行
あすか達3年生が卒部した後のストーリー。
●冬色ラプソディー~北宇治高校 定期演奏会
部長・吉川優子、副部長・中川夏紀の新体制になった吹奏楽部。
この二人から指名され、2月に開催する定期演奏会係の鎧塚みぞれの補佐をすることになった久美子。
加藤葉月は「久美子とみぞれ先輩って仲いいしちょうどええやん」
と声をかける。
過去の演奏会の映像をみたり、部員にアンケートを取ったり、二年生会議をするも
選曲に苦労する久美子とみぞれ。
そこへ、卒部をした田中あすかと小笠原晴香、中世古香織が
「先輩からのありがたーい助言を授けに来た」とひょっこり顔を出す。
●星彩セレナーデ~北宇治高校&立華高校 合同演奏会
3月中旬に遊園地で開催されるイベントに出演する北宇治高校と立華高校。
合同演奏会ということで気合が入る部員たち。
卒部した3年生も、進路が決まった生徒は久々に顔を出すようになったが、国立大受験組のあすかは姿を見せていない。
卒業式が終わり、体育館裏の桜の樹の下であすかと涙のお別れをした久美子。
「私、寂しいです。先輩とお別れするの。さよならって言いたくないです」
「じゃあ、言わんとくな。またね!」
合同練習。
久美子の中学生の同級生で、立華高校に通っている佐々木梓のトロンボーンの演奏に衝撃を受ける久美子と塚本、麗奈。
春休みの練習中に、夏紀から「夜の学校にヒトダマが出るらしいで。調査は頼んだ」と任された久美子。
葉月と久美子、緑輝は裏庭へ向かった。
はたしてヒトダマの正体とは……。
後半は公式ガイドブックです。
劇場版
劇場版 響け!ユーフォニアム〜北宇治高校吹奏楽部へようこそ〜
TVシリーズ第1期の総集編 2016年4月劇場公開
劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜
TVシリーズ第2期の総集編 2017年9月劇場公開
3. 劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜 2019年4月19日劇場公開

原作小説は
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編・後編(2017年8月・12月発行)
黄前久美子2年生編
交際をはじめた久美子と塚本秀一。
部長・吉川優子、副部長・中川夏紀になった吹奏楽部。
3年生が卒業して部員もずいぶん少なくなったが、
全国大会出場と滝先生の効果で新入部員が大勢入り、
全国大会金賞を目指して厳しい練習がはじまった。
3年生の加部友恵と共に1年生の指導係になった久美子は苦労していた。
特に低音パートの新入生は曲者揃いだった。
その中の鈴木美玲が部に馴染めなくて、心配する久美子。
サンフェス本番直前で、美玲が突然退部すると言って走り去ってしまう。
後を追いかける久美子と奏だが……。
ユーフォニアム担当の1年久石奏は自分より演奏が下手な
ユーフォニアムの3年中川夏紀を認めていなかった。
コンクールメンバーオーディションで
わざと下手に演奏する1年生の久石奏。
その音を聴いて審査を中断させる夏紀と久美子。
先輩の夏紀にメンバーの席を譲ろうとする奏に
久美子は必死で頑張る意味を伝える。
そして夏合宿を経て
関西大会がはじまるのであった。
4. リズと青い鳥 2018年4月劇場公開
原作小説の
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編の
劇場版~誓いのフィナーレ~では映像化されなかったエピソード。
3年生のオーボエ担当の鎧塚みぞれとフルート担当の傘木希美を主人公にした映画。
二人の関係を、コンクールの自由曲「リズと青い鳥」の登場人物とリンクさせながら話は進んでいく。
去年和解したみぞれと希美だが、ぎこちなさが残っていた。
大会でそれぞれソロを担当することになった二人。
コンクール自由曲「リズと青い鳥」の掛け合いが上手くいかず滝からも注意されていた。二人のソロがこの曲の重要な部分である。
麗奈はみぞれの演奏は「こんなものじゃない」と物足りなさと、
希美はみぞれに無意識に嫉妬していると感じていた。
原作小説
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編・後編 (2017年8月・12月発行)
トランペット担当の1年生小日向夢と3年生のマネージャー加部友恵、
3年生4人の吉川優子・中川夏紀・鎧塚みぞれ・傘木希美の関係、コンクール演奏自由曲「リズと青い鳥」、8月関西大会終了後の植物園での演奏会、部長の優子と副部長の夏紀から、次の部長は久美子に指名された話、など映画化されなかったストーリーを含む、黄前久美子2年生編・完全版。
詳しくは下記のページへどうぞ
5. 特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜 2023年8月劇場公開

原作小説は
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のホントの話より
アンサンブルコンテスト
黄前久美子2年生編 誓いのフィナーレの続編
12月に開催のアンサンブルコンテストに初参加することになった北宇治吹奏楽部。
新部長になったばかりの黄前久美子の初の大仕事。
部員全員が関わるようにという滝先生の意見があり、
代表チームは演奏会式オーディションで決定することに。
久美子は高坂麗奈、塚本秀一、加藤葉月、釜屋つばめ、
井上順菜、森本美千代、小日向夢の8人でチームを組む。
練習中は高坂麗奈の厳しい指摘がつばめと葉月に集中し、
すっかり自信をなくすつばめ。
そんなつばめに一緒に休日練習をしようと持ちかける久美子だった。
北宇治高校吹奏楽部のホントの話 ほかの収録短編は
◯飛び立つ君の背を見上げる~fine,D.C
◯緑輝の家に集まり夏休みの宿題をする、緑輝と葉月と麗奈と久美子
◯あすかとの思い出。中世古香織
◯大学での新生活。斎藤葵
◯梨々花と奏の休日
◯クラスメイトが語る、久美子と葉月と緑輝
◯卒業旅行~あすかと香織と晴香
◯大学時代の話~新山聡美と千尋
◯みんなでツインテール~さつきと梨々花と奏と美玲と緑輝と葉月と久美子と麗奈と梨子と夏紀と
◯クリスマスが近づいたある日~希美と夏紀
◯旅立ちの日~卓也と梨子
飛び立つ君の背を見上げる 2021年2月発売・単行本
2023年6月発売・文庫版「記憶のイルミネーション」収録
吹奏楽部引退式で引退した3年生の中川夏紀が振り返る
北宇治吹奏楽部の出来事。
3年生との対立により1年時の南中出身の大量退部について。
傘木希美について。鎧塚みぞれについて。
そして吉川優子について。
本編では語られなかった4人の関係のエピソード。
卒業記念イベントに前座として演奏することになった夏紀と優子のツービースバンドの話などを収録。
これを読むと、みぞれと希美の関係がよくわかる。
6. 響け!ユーフォニアム3 2024年4月O.A

原作小説は
響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編・後編
2019年4月・6月発行
黄前久美子3年生編
部長・黄前久美子、副部長・塚本秀一 ドラムメジャー・高坂麗奈の新体制になった吹奏楽部。
吹奏楽全国大会超常連校、福岡の清良女子高校からの転校生・ユーフォニアム担当の黒江真由が部員に加わる。
「私が入部しても大丈夫?」と真由は久美子に尋ねるが、「大丈夫。皆喜ぶよ」と答えたものの、久美子はユーフォのソロパートの座が奪われるのではと内心不安に感じていた。
低音パートに新入生は三名が加わった。針谷佳穂、上石弥生、釜屋すずめ。
クラリネットの新入生、義井沙里とあわせて四人組はとても仲が良い。
新入生の指導係は3年の加藤葉月と2年の剣崎梨々花が担当していた。
全国大会金賞の目標を掲げ、ドラムメジャー・麗奈の厳しい指導のもと、サンフェスの練習が行われていたある日。
佳穂、弥生、すずめの三人と沙里が部活を欠席した。
「ボイコットじゃないですか」と月永求の発言に額を押さえる久美子。
結局、梨々花と葉月、久美子の三人が沙里の様子を見に行く事に。
沙里の家(お寺)に着くと、そこには、なぜか巫女の姿をした佳穂がいるのだった。
今年から大会ごとにオーディションをしてメンバーを決めることにした。
コンクールオーディションが近づいてくると、
真由は久美子に「私、オーディションを辞退しようか?ソロは久美子ちゃんが吹けばいいと思うの」と話す。
久美子は「北宇治は完全実力主義だよ。上手い人が吹くべき」
後輩の久石奏も「久美子先輩は手を抜く事をとっても嫌がりますよ」と答える。
京都府大会、Aメンバー入は、ユーフォは久美子、真由、奏での三人だったが、
チューバは葉月、美玲、そして1年のすずめで、2年のさつきは落選してしまった。
ユーフォのソリは久美子。
見事、関西大会に進出した北宇治。
関西大会のAメンバーオーディションは夏合宿の1日目の夜に行われた。
真由は久美子に、「今日のソリのオーディション、私辞退しようか」と話しかける。
「そういう遠慮はしなくていいんだよ。全力を出したほうが北宇治のためになる」
果たして、オーディションの結果はいかに!
久美子たち3年生の最後の大会が、今始まる。
小説の前編のプロローグと後編のエピローグを続けて読むと驚きの発見がありますよ。
この仕掛けは そうは気が付きません。
7. 響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のみんなの話 2024年6月発行

久美子たち3年生編を描いた短編集。
◯久石奏にとっての黒江真由
◯低音パートのたこ焼き親睦会
◯男子部員の会話「黒江真由」
◯緑輝のカチューシャと麗奈と真由
◯低音パートの仲良し一年生四人組
◯優子と夏紀と希美とみぞれのドライブ旅行
◯文化祭での月永求と樋口
◯黒江真由の小学生の頃の話
◯全国大会金賞受賞後の、飲み会~滝・美智恵、橋本、聡美
◯次の幹部に指名される梨々花と奏と美玲
◯次の幹部誰にしようか~久美子と麗奈と秀一
◯未来への約束~部の卒業旅行を兼ねた沖縄テーマパークのオープン記念演奏会
二月上旬。大学に合格した久美子は放課後の空き教室で、
進路が決まっていた麗奈と緑輝と葉月と吹奏楽部の卒業旅行について話し合っていた。
そこへ、部長の梨々花と副部長の奏が訪ねてきた。
「先輩~卒業旅行、沖縄なんてどうですか?」橋本先生経由で出演依頼が来た。
三月に沖縄にアクアラークというテーマパークがオープンするので、そのイベントに出演して欲しいというのだ。
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こうして、三泊四日、演奏は三月一五日の卒業旅行を兼ねた演奏会が決まった。
久美子と麗奈で演目を決定。
進路が決まった三年生部員たちが部活に復帰、練習を初めた。
本番では同時刻に、三年生は座奏、一・二年生はパレード演奏するため様子がみられないのは残念だが、共に頑張ろうと低音パートの部員たちは誓い合うのだった。