
2017年 118分 アメリカ
監督:パトリック・ヒューズ
出演:ライアン・レイノルズ、 サミュエル・L・ジャクソン、 サルマ・ハエック
コメディー・タッチなアクション逃亡劇。 ★★★
ブライス(ライアン・レイノルズ)は腕利きのボディガードだったのだが、ある失敗をきっかけに第一線を退いた。
平凡な日を送っていた彼は、かつての恋人であるアメリアから助けを求められる。
インターポールの捜査官である彼女は、殺し屋キンケイド(サミュエル・L・ジャクソン)の護送をしていたのだが武装襲撃をされたのである。
インターポールには内通者がいるわ、外部者のあなたが頼りなの。助けてちょうだい。
実はキンケイドは、国際司法裁判所で裁かれる独裁者を有罪に出来るただ1人の証人だったのだ。
キンケイドを亡きものにしようとする大悪の組織が容赦なく襲ってくるのだ。
なんとしてでもキンケイドを、ロンドンからアムステルダムまで護送しなければならない。
というわけで、凄腕殺し屋とそのボディガードの、襲撃から逃げながらの旅が始まる。
ライアン・レイノルズは、なんといっても「デッド・プール」で一皮剥けたように思っている。
この作品でもそのノリで痛快に見せてくれる。
相手役もひと癖もふた癖もあるサミュエル・L・ジャクソンだから、これはノリノリになるわけだ。
基本的には善人でお人好しのプライスと、口が悪く意地悪な(でも、本質的なところでは人間味がある)キンケイドの、丁々発止のやりとりが楽しめる。
二人とも腕は立つのだから、次々と襲ってくる敵を、憎まれ口をたたき合いながらやっつけていく。
ところどころで顔を出すのがキンケイドの奥さん(サルマ・ハエック)。
彼女がまた女だてらにキンケイド以上に肝の据わった大物。
そしてキンケイドはこの奥さんにぞっこんなのだ。彼が証言台に立つことにしたのも、拘留中の彼女を釈放するとの交換条件でだったのだ。
面白かったのは、ふとした拍子にキンケイドが洩らしたこと。
それはプライスが失職した原因となった暗殺阻止失敗事件の真相。
ああ、あれは俺が撃ったんだよ。
なにぃ,お前があの暗殺事件の犯人だったのか、くそ、お前のせいで俺は・・・。
まあまあ、もういいじゃないか・・・。
アクションも、銃撃戦はあるわ、カー・チェイスはあるわで、まったく飽きさせない。
しかも、決められた時間までにキンケイドは司法裁判所にたどり着かなくてはならないというタイムリミットもあるのだ。
敵もしつこいぞ、果たして間に合うのか。
4年後に作られた続編が「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」。
この続編でも主役二人の掛け合いは面白かったのだが、それに輪を掛けてぶっ飛んでいたのがワイフ役のサルマ・ハエックだった。
二人を喰ってしまうような大暴れぶりを見せてくれた。好い続編でした。