
2024年 109分 韓国
監督:ホ・ミョンヘン
出演:マ・ドンソク
「犯罪都市」シリーズ第4弾。 ★★
単純明快、勧善懲悪、問答無用の無双主人公。
これですべてを言い表しているようなこのシリーズも4作目。
知らない間に第3作もあったようだが、気にせずに鑑賞。
おなじみ鉄拳無双の刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)が、例によって麻薬捜査をしていると、手配中のアプリ開発者が殺された。
お、この背後には巨悪が潜んでいるな。
ということで、マ・ドンソクは今回はオンライン・カジノの悪人をやっつける。
このシリーズの売りはなんと言ってもマ・ドンソクの無双ぶり。
相手が何人いようが、刃物を振り回そうが、この野郎!と鉄拳を振るえば、ばったばったと敵は倒れていく。
映画によっては主人公が悪党に捕まって痛い目に遭わされて、などというハラハラ展開もあるが、マ・ドンソクに限ってはそんなことはあり得ないのだ。
徹頭徹尾、無双無敵。
鉄格子は力任せに壊してしまう、原付チャリなんか力任せで停めてしまう。
な、すごいだろ。
そんなに主人公が強くてはかえって映画がつまらないのでは、というところだが、これがちゃんと面白い。
真面目一徹の硬派人間のマ・ドンソクが、それゆえの周りとは少しずれたようなところもコミカルな味を出している。
それに、マブリーの愛称をもらうほど、武闘派なのに純情派というキャラなのだ。
今回の悪役は元傭兵の、冷静で非情なメチャクチャ強い奴。
雇い主である悪のIT組織のオーナーまで、平気な顔で殺してしまおうとする、組織をのっとろうとする。
そのIT組織が差し向けた殺し屋集団と元傭兵2人組との戦いの場面がある。
悪人同士の戦いなのだが、ここはすごいよ。
ナイフでグサグサと刺して相手の動きを止めていく。痛そう。
脇役で、ITに詳しいということでマ・ドンソクに無理矢理手伝いをさせられるチンピラがいる。
このチンピラが実に好い役どころ。
薄っぺらで、女の前では虚勢を張ってのええ格好しいのへたれ。
前作でも出ていたようなのだが、人気キャラなのだろう。
もう何も難しいことを考える必要はない。
ただ、ただマ・ドンソクの豪腕ぶりを楽しんで、その合間にときおり見せる愛嬌ある表情を楽しむ。
それだけでもとは取った気になれる映画です。