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「アンチヴァイラル」 (2012年) 悪夢を見せられている?

2012年 108分 カナダ・アメリカ合作
監督:ブランドン・クローネンバーグ
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、 サラ・ガドン

奇怪な設定のサスペンス。 ★★★

 

監督は、あのデビッド・クローネンバーグの長男である。これが長編映画の第1作とのこと。
蛙の子は蛙と言わんばかりに、父親譲りのどこか薄気味悪い雰囲気を映画全体に全体に漂わせている。
才能だなあ。

 

設定からしてぶっ飛んでいる。
憧れのセレブが罹患したウイルスに自分も感染してみたい、そんな偏執的なマニアが沢山いるのだ。
主人公はそんなウィルスを注射する専門の青年技師シド(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)。
さらに彼は、希少価値の高いウイルスを闇マーケットに横流ししたりもしているのだ。

 

一貫して白を基調とした画面は、無機質感のある近未来の雰囲気を出していた。
艶然と微笑む美しい女性のパネルやモニター画像をいたるところに映し出して、お洒落でもある。
大変に映像に凝っており、それは悪夢のような物語ともよく合っていた。

 

中世的な顔立ちのシドは、顔面から身体にまでいたるところにそばかす(?)がある。
美しい顔立ちと相まってそれが一種不気味な効果を出している。

 

ある日、絶対的な美の持ち主だったハンナ(サラ・ガドン)が原因不明の病で死亡する。
実はシドは生前のハンナからウイルスを採取していたのだ。そしてそのウィルスを自らに注射したシドも幻覚症状に襲われるようになっていく。
画面は夢と現の狭間をさまようような映像となっていく。これは悪夢か・・・?

 

ハンナが感染したウィルスを持つシドは、それを狙う何者かに追われはじめる。
もはや杖にすがらなくては歩けなくなっているシドは、ふらふらと逃れる。
どこまでがシドの幻覚で、どれは実際の物語なのだ?

 

設定からして病的な物語だが、映像も病的。
大きなパネルの中で艶然と微笑むハンナの顔に、シドが自分の喀血を塗りたくる映像などは、なかなかに好かった。

 

ブランドン・クローネンバーグは2020年に「ポゼッサー」という映画を撮っている。
これは他人の脳と体に入り込んで殺人を犯すという物語のようだ。
やはりぶっ飛んだ設定である。
観なくては・・・。

 

さてこの映画、父クローネンバーグの映画が好きな人だったら、観ておいて損はないです。

 




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